ルーブル美術館 欧州以外の観光客の入館料を45%値上げへ 来年1月から
フランス・パリのルーブル美術館の入館料が来年1月から、ヨーロッパ以外の訪問客に対し、45%値上げされることが分かりました。
ルーブル美術館によりますと、EU=ヨーロッパ連合の加盟国にノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインを加えた「欧州経済領域」以外から訪れる人たちの入館料を来年1月14日から、値上げするということです。
入館料は22ユーロから32ユーロに変更され、日本円でおよそ4000円から5800円に45%値上げされます。
この値上げにより年間1500万~2000万ユーロの増収を見込んでおり、増収分は、来年1月からの美術館の老朽化に伴う大規模改修「新ルネサンス計画」に主に充てられるということです。
ルーブル美術館の入館料は、2024年1月から、全訪問者に対して、3割値上げされたばかりでした。
「欧州経済領域」以外の訪問者に対する値上げは、ベルサイユ宮殿やパリのオペラ座など複数の文化施設も対象になるということです。