若畑 健

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若畑 健
@WakahataK
»Mais rassurons-nous ! Il est trop tard, maintenant, il sera toujours trop tard. Heureusement !« (Albert Camus "La Chute")

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私は1996年4月から1998年9月まで防衛庁(当時)に国家I種試験合格者、つまり官僚の卵として勤務していた。随分と昔の話であり、また非常に短い期間の話ではあるが、もしかして今の人にも参考になることがあるかもしれないと思い、当時の話を共有してみたいと思った。
私は大学に入りたてのとき(1990年)、統一教会の洗脳セミナーに知らずに行ったことがある。同じような経験をした人は多いと思うが、私も覚えているかぎりのことを書き留めておこうと思う。
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それはサークルの新入生歓迎の時期だった。私は何かのサークルに入りたいとは思っていたが特に希望があったわけでもなかった。そんなときに原理研究会(CARPと名乗っていたと思う)の人たちに声をかけられた。大阪の田舎の高校を卒業したばかりで世間知らずだった私は統一教会のことは全く知らなかった
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勧誘してきたのは男の人と女の人の二人連れだったと思う。イベント企画のサークルだと言っていたように思う(当時はバブル期でそういうイベントサークルが多かった。田舎から出てきた学生にはそういうサークルは非常に華やかに映っていたものなので、そういう心理を利用していたと思う)。
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ただ、不思議だったのは誘ってきた二人とも地味な服装で「イベントサークル」というイメージには全くそぐわなかったことだった。また、具体的な活動内容についても話すことはなく、ただ色々やっている、とだけ言うだけだった。
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それでも彼らについていったのは、女性が小ざっぱりとしていて若い私には魅力的に映ったからに他ならない。怪しげなサークルであっても綺麗な女性から声をかけられたというだけでついていくのも奇妙なものだが、それだけ何かのサークルに入って面白いことをしてみたいという好奇心もあったのだろう。
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現実の歴史は統一教会の信者だけのものではない。その文化世界に住む全員のものである。自分たちの思うように歴史を動かそう(修正しよう)とする傲慢さは犯罪性を帯びているし当然罰せられなければいけない(もちろんこれは他の歴史修正主義者にもいえることである)。
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連れて行かれたのは、今から思えば洗脳セミナーの合宿所みたいなところだった。サークルの詳しい説明をするということで最初はそんなに疑ってもいなかったと思う。はじめに見せられたのはゴルバチョフとダライラマの写真だったように思う。これだけ世界的な規模のサークルなんだという触れ込みであった
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その反応に相手は「岸信介を知っているんだ!?」という、彼の名前を知っていることが意外でありつつも、知っているんだったら話が早いという食いつき方をしてきた。私はそれに対し若干戸惑いつつも「岸信介ですよね、佐藤栄作のお兄さんの。有名じゃないんですか?」という答え方をしたと思う。
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この岸信介についてのやり取りについては非常に印象に残っている。大学に入ったばかりの若い私の知的自尊心がくすぐられるような相手側の反応だったことがそれの主な原因だと思う。ただ、今から思うと非常に不思議な反応ではあった。
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当時の私は、まだ18歳で(幸い体罰とは無縁の学校生活を送ったこともあり)赤の他人に暴力に近いようなものを受けた経験はなかった。私の手を掴む人の必死の形相を見て、純粋の悪意というものを他人から感じたのは初めてのことであった。
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私はただ話を合わせることに集中して、ふんふんと聞いているだけであったが、ダライラマなどの名前を出しても私が驚かなかったことに若干不満だったのか、相手は今度は岸信介の名前を出してきた。私はそこで「へぇ岸信介も」という反応をしたのだが→
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そのときはじめて、自分が勧誘された「CARP」というサークルが原理研究会、つまり統一教会に他ならないことを知った。そのあと、統一教会について書かれた単行本も読み、どれだけ危険なものに自分が近づいたのか恐怖を新たにした。
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その日、やっとのことで下宿に帰り、短い睡眠をとったのだが、そのときはじめて悪夢というのをみた(それから30年以上たったが、そのときのような悪夢はこれまでもみたことがない)。それからしばらくして、大学の講義室で原理研究会についての注意喚起のビラを手にすることになる。
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彼らが普段勧誘している人たちは主に京大生だっただろうし、そこまで平均的な京大生が政治的に無知だったとも思えない(それとも当時の京大生は政治に絶望的に無関心だったのだろうか?)。いずれにしても何となく引っかかりのあるやりとりであった。
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岸信介の晩年は政治の表舞台に出てくることはなかったとはいえ、当時全く忘れ去られた存在とはいえなかったと思う(調べると死んだのは1987年なのでそのときまだ3年しか経っていない)。また私の「え、知ってますよね?」という反応に「いや、知っている人は珍しいから」という相手の答えであったが→
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岸信介の次には安倍晋太郎の名前も出たと思う。彼については、当時次期首相候補として常に取りざたされていたので、誰でも知っていて当然の名前だった。さらに岸信介の娘婿として名前が出てきて自然の流れだったと思う。
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しかし、冷戦が終わってもう30年以上経っているのだ。統一教会の存在自体が私には壮大な時代錯誤のように思えた。しかし、一方でこういうチンケな詐欺に騙される人たちがいるのも事実である。
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そういうわけで、この「CARP」なる自称サークルと関連ある人物として安倍晋太郎の名前が本当に挙げられたのか、100パーセントの確信はない。もしかしたら私の記憶が後に再構成されただけかもしれない。ただ岸の名前が出されたのは確実だし、その流れで安倍(父)の名前も出されたような覚えはある。
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しかし、報道によると犯人が安倍と統一教会のつながりを知ったのは、母親からではなかったとのことである。そうして色々と情報を追っていくうちに、勝共連合がいまだに存在しているのを知り、それどころか統一教会が政界に侵食しているということがわかって、陳腐な表現ではあるが、非常に唖然とした。
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どんな無茶苦茶な説明のしかたであっても、歴史に一定の「流れ」みたいなものがあるという考えは魅力的に映るんだと思う。当時の私は全くの無知で、歴史の「流れ」という考えに免疫があったわけではないが、歴史がこのCARPの人たちが語るような法則に則っているはずがないという確信めいたものはあった
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どうやったらこの場を穏便に去ることができるかだけを考えていた。一方で、こんな荒唐無稽な話を面白いと思う人も中にはいるんだろうな、と思いつつ原理の人たちが喋るのを聞いている自分もいた。結局、受験勉強で、様々なデータを歴史的事実として詰め込んできた頭には→
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なんだかんだという理由をつけて、一人で部屋に置かれたまま、最終的に合宿所を出ることができたのは、真夜中を大分過ぎた頃だったと思う。さらに、いざ出るというときには手を引っ張られて、暴力まではいかなかったもののかなりの恐怖を感じた。
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その後、その合宿所でどういう説明を受けたのか、なにぶん昔のことでほとんど覚えていない。記憶にあるのは、統一教会の「教義」、いわゆる原理講論のさわりみないものを延々聞かされたということぐらいである。そのときには私はこれがイベントサークルではないということを悟って→
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そういうわけで、無駄な時間を過ごしているということはわかりながらも、へーえ歴史はこういうふうに解釈もできるんだ、と半ば心の中で茶化しつつ話が終わるのを待っていた。そうして夜が更ける前に合宿所から出ようと、その旨を伝えたのだが、それからが非常に長かった記憶である。
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いまだに反共を唱えているひとたちがこんなにたくさんいるということを私は全く知らなかったのだ。この人たちはいったい何時代を生きているんだ?という疑問が湧くと同時に、いままで政治に全く関心を払っていなかった自分を恥ずかしくも思った。
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私が最初に思ったのは、信者である母親が犯人に対して常々安倍と統一教会とのつながりを仄めかしていたのではないかということである。私が原理の勧誘を受けたときに岸信介の名前を持ち出されたのと同様に、彼の孫である安倍の名前を出すのが統一教会の常套手段であると思っていたからである。
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ただ、この本については、自分自身で買った記憶はないので、おそらく大学の教室に誰かが置いていったものを拾ったとかなにかだったような気がする。本のタイトルも忘れてしまった。そこには勝共連合のことも触れられてあった。
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しかし、そこでの勝共連合の扱いは非常に簡単なもので、さらに現在(90年代以降)は影響力を弱めているとの話であった。さらに合同結婚式のことが社会的問題になって、統一教会自体の力が弱まったというふうに勝手に思い込んでいた。
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それでも、ときどき統一教会の名前をネットで見かけることはあったが、統一教会の力はもうなくなったというバイアスに囚われすぎて、なにかの陰謀論としか思えなくなっていた。そういうときに安倍の銃殺事件が起こった。
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また、文鮮明が北朝鮮を訪問したという事実も大きかった。当時のマスコミでそれほど大きく取り上げられた記憶はないが、統一教会について少なからず敏感であった私はそれについての記事を見つけて、統一教会の反共の姿勢が変わったんだと勘違いをした。
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それ以降は、統一教会についての関心は薄れていった。オウム事件がおこり、新興宗教そのものに対する目が厳しくなっていくことを期待していたこともある(実際、新興宗教が以前ほどもてはやされることは一時期少なくなったように思う)。
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一報をドイツで知って驚き、日本のツイッターを調べていた際に、犯人が統一教会の信者の子供であるという情報に出会った。これについては、個人的に全く驚きはなかった。ただ、最初に私が想像していたのは、巷間言われているところの犯行動機と少し違っていた。
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結局、統一教会の悪の核心は、彼らにとっての「救済史」を現実の歴史とリンクさせることによって信者を獲得しようとする姿勢にあるように思う。実在の人物(岸信介、安倍晋三など)が彼らの「救済史」に登場することが、彼らの「教義」の信用性に直結するのである。
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もちろん、現実の歴史は彼らの「救済史」とは違う。全く別の流れを持っており、それがどのような法則性を持っているのかなんか誰にもわからない。問題は、そのようにして現実の歴史と統一教会の「救済史」にずれが生じたときに、現実の歴史に介入しようとする統一教会の姿勢である。
モンゴルが今年から公文書でモンゴル文字を復活させたとの報道を以前目にした。私はモンゴルに関しては全くの門外漢であるが、文明史的な観点からは、かなり重大な出来事であるように個人的に思っている。というのも、これまで或る言語がそれまで使っていた文字体系を別の文字体系に切り替えると→
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宇宙の父さん、こんにちは。私が防衛庁内局にいたとき、石破さんの印象はかなり悪かったですね。おそらくですがレクに行った人があまり石破さんにいい扱いを受けていなくて、その印象が庁内で共有されていたんじゃないかと思っています。内局には意識して軍事オタクが採用されないようになっていて→
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本来上に立つべき人じゃないんですよね…世襲の弊害だと思います。プラモデルが好きでもいいんです。その趣味が十分に生かせる職業につけばいいだけで。親がやっていたからといって政治家になるべきではない。人の命を預かる職業なんだから。
軍事オタクの政治家とは相性が悪かったのです(当時の自民党の国防族は戦前・戦中派の人が上にいたこともあって軍事オタクが大きな顔をすることはなかった記憶です。当時はまだ新鋭だった石破さんが防衛大臣、はては総理大臣になれるなんて私は想像していませんでした。下に嫌われるような政治家が→
明の初代皇帝である洪武帝が生前に子孫に訓戒を与える目的で制定した『皇明祖訓』の中で、日本や朝鮮、ベトナム、タイなどを含む十五の国々を、侵略してはならない「不征之國」としたことは多くの人に知られていいことのように思う。恥ずかしながら私は最近になって知った。これでも世界史については→
ドイツ語で有限会社と株式会社のことをそれぞれ短縮形でGmbH、AGという。ドイツに来て驚いたのは、かなり規模の大きな会社でもGmbH、つまり有限会社のことが多いことだった。特にそのことについて最近まで考えることはなかったが、ドイツの株式市場がイギリスや日本と比べて非常に小さいということを→
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中野先生、こんにちは。仰ること全く賛同しますが、個人的には教育基本法の改正も巻き戻して欲しいと思っています(もっともあれも第一次安倍のときでしたが)。欲を言えば国家国旗法もなくしてほしい。日本が変な方向に行っていると最初に思ったのが、この法が成立したときです。
去年2月に独で「タウルス漏洩事件」というスキャンダルが起きた。その後何週間も独政界を揺るがしたので恐らく日本でも報道されたと思う。しかしこれをシビリアンコントロールの観点から取り上げたものがあったのかわからない。私はこの事件は日本にも教訓を与えるものだと思っており以下で論じたい。
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いうことはよく起こっていたが、それらはすべて、帝国主義国の文字体系(すなわちラテン文字及びキリル文字)に合わせるという類型(パターン)であり、伝統的な文字体系を復活させるというのは、私の知る限り、モンゴルが初めてであるような気がするからだ。旧ソ連構成国ではキリル文字から→
2003年のイラク戦争のとき私はドイツにいたのだが、アメリカが戦争を始めることに対して積極的に反対ではなかった。別に私が賛成していようが反対していようが現実世界には全く何の影響はなかったし、これからも全くないわけだが、あの戦争に反対でなかったことに自分で自分を赦せない部分があり→
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宇宙の父さん、こんにちは。これは本当にそう思います。90年代後半の防衛庁(当時)でも少なくとも内局では、共産党の議員に一定の敬意を払う人が多かったように思います。矢張り彼らは勉強しているので。官僚も人間ですから質問まで官僚に考えさせる議員(自民党に多い)よりよほどましなんですよね…
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復活させるという実験的な試みが成功することを個人的に祈っている。そして、この試みが弾みとなって、他の国(例えばトルコ、マレーシア、インドネシア、ベトナムなど)でも似たような言語政策が行われることを密かに願っている。
中野先生、こんにちは。正直私も石破さんを見直しつつあります。ただ本当に良心のある人なら自民党にいるわけもなく(あるいは解党を進めているはず)また核武装論や東アジア版NATO、改憲賛成など箸にも棒にもかからない考えを持っている点でまともには見えつつ根本的にずれていると思っています。
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ラテン文字への切り替えが行われたが(すべての国ではない)それも一つの帝国主義文字体系から別の帝国主義文字体系への移行にすぎず「帝国主義からの決別」には至っていないと個人的には思っている。文字体系というのは文化帝国主義の(目立たないが)最大の発現であると私は思っており、だからこそ→
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様々な(偽りの)理由(便利だから、「世界」に合わせる必要がある、等)を撥ね退けて、伝統的な文字体系を守るべきであると私は考える。モンゴルは当面キリル文字とモンゴル文字を併用するようであり、モンゴル文字への全面移行が将来的に行われるのかどうか私は知らないが、伝統的文字体系を→
これから長い自省の時間がヨーロッパに訪れるのだろう。自分達が世界の中心でなく、大陸の西端の半島に過ぎないと理解するのは傍目で見るほど簡単なことではない。そして今まで教わってきた歴史が自分達の栄光の歴史でなく、ただの帝国主義の歴史であったこと→
「死の商人」という言葉があるが、最近では「死の学者(もどき)」や「死の報道関係者」といった言葉がぴったりくる人たちが多くなったものだなとシンガポールで開かれているシャングリラダイアローグの報道を見ながら思う。帝国主義の過去を全く反省していない国のシンクタンクが主催している→
「冷戦」という言葉は、私にとっていまだに奇妙な響きがある。防衛庁(当時)に勤務していた時期、つまり90年代半ばごろ、「ヨーロッパでは冷戦が終わったが、我が国周辺では依然として冷戦が続いている」というような文章を嫌と言うほど目にする機会があった。
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中野先生、こんにちは。安倍が殺されたとき、統一教会に関しての報道が独で非常に少なかったことが思い出されます(そもそも殺害自体の報道も少なかった)。独を含む西側諸国で反共カルトの危険性が過小評価されているのを感じました。恐らくウクライナでも反共カルトの浸透が見過ごされているのでは?
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それは、お前らの都合のいいように冷戦を終わらせたり、始めたりするな、という怒りに近い感情だった。やっぱり冷戦は終わってなかったんじゃないか、お前らが勝手に終わったつもりでいただけで、という気持ちもあった。そして、この遣る瀬無い気持ちを私は「冷戦」という言葉に対して今も抱いている。
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そもそも尖閣問題で自衛隊が関係するっていうことは憲法上ありえないんですよね。憲法で禁じられている国際紛争の武力解決になってしまうわけですから。だから海保が担当しているわけで。みんながわかっていることを無知のふりをして執拗に聞いて現実を捻じ曲げようとするなんて狂信者ですよ。
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最近知り、道理で有限会社が多いわけだと合点がいった。それと同時に、ドイツは勿論経済大国であるわけで、株式市場の大きさと経済制度の発展は特に関連しているわけではないのだろうと思った(これについては専門の研究は勿論あるのだろう)。そもそも株式会社というのも銀行制度がまだ未熟だった→
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世界観に染まっている人には理解しにくいことなのかもしれないが、日本を始め中国の隣国は、それぞれ中国と付き合ってきた長い歴史があるのであり、「拡張主義」などといった根拠の乏しい主張に耳を傾ける必要は全くないと私は思っている。
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一言で言えば、このアカウントで発信することは私なりの懺悔である。そして、その懺悔が終わったときに、プロフィールにある文章を呟きながら、このアカウントを閉じたいと思っている。
私がドイツに来た世紀の変わり目ごろ、日本に興味を持つドイツ人と話すと谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」を話題に出されることが多かった。その頃、日本の文化といえばアニメ・漫画でなく、禅、能、茶道、黒澤映画といったようなものだったと思う。私自身はそれらすべてにほとんど興味がなく(禅に関しては→
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隠されていたかもしれない。そういう意味で、国会・国民に対して説明責任を持つ官僚が防衛大臣を補佐することは民主主義にとって非常に重要で、国民に対して直接の責任を負わない自衛官に防衛大臣を補佐させようとするのは間違っていると私は思っている。それは文民統制の問題を超えて→
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宇宙の父さん、こんにちは。これは本当にそう思います。そもそも自分の国を守ることに対して恥じるところなど何一つないはずなので「安全保障」を隠れ蓑に何かを企むのでなければ本来隠すものはないはずなんですよね…私が防衛庁(当時)につとめていたとき、こんなに知られて都合の悪いことが→
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私は、大学時代は哲学を専攻していた。そして、今も哲学をしている。今になって気づいたことだが、哲学を勉強していた人が国の官僚になるのは世界的にみても珍しいことのようである。例えば、ドイツでは制度的に法学部卒業者しか官僚になれない。
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これまで幾度となく侵略戦争を繰り返しながら全く反省をしていないアメリカの制度など見習う必要はこれっぽちもない。ドイツも同じ敗戦国とはいえ、日本ほど徹底した制度を作ることには成功しなかった。欧米がすべて優れているわけではない。日本の文民統制は誇れるものであるということを自覚すべき。
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主張に対して格好の反論材料となると考えるからだ。また、なぜ日本などをの国を侵略してはならないかという理由についても、その地を支配しようにも補給が続かず、支配地の住民を使役することもできないという、おそらく多くの日本人にとって理解しやすい内容ではないかと思う。そして、これは→
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中野先生、こんにちは。最近日本で使われている「右翼」「保守」というのは単なる「反動」なんじゃないですかね?もしくは「前近代への回帰」とか。戦前の皇国日本は前近代要素を多く残した擬似近代国家だと私は思っているので「右翼」がそこを目指すのは単に前近代に戻りたいだけのように思えます。→
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私のプロフィールに引用しているのは、カミュの小説「転落(La Chute)」の最後の文章である。実を言うと、このアカウントによるツイートは少しこの小説をなぞらえてみようと思っている。この小説を知っている人は、そういうわけで私の意図を予想できるかもしれない。
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中野先生、こんにちは。ここらへんの個別的自衛権が憲法に抵触しないということを知らない人が多いことには日本の教育の敗北を感じますね…しかも自分たちの無知を棚上げにして(詭弁を弄して)被害者の立場をとるのは非常に悪質だと思っています。
2012年に自民党が再び政権に就いたときの絶望感はすごかった。その前の民主党の内部での足の引っ張り合いを見て日本の将来をほぼ諦めつつあったが、実際に自民党が選挙を制し、これから悪い方向にしかいかないと確定したときはさすがに心に堪えた。そのとき私は日本にいたのだが→