昨年玉電と世田谷線をモチーフにしたミニレイアウトを応募し努力賞を頂いた、㈱機芸出版社様発行の鉄道模型趣味主催、TMSレイアウトコンペに本年も応募をしておりました。先ごろ発売された同誌8月号にて結果発表だったのですが・・・。
なんと機芸出版社様より献本を頂き、結果を確認したところ「努力賞」に入賞しておりました!本当にありがとうございます!
さて今回はどんな作品を応募していたのか?また懲りずに玉電が走る昭和の世田谷の風景を題材にしました。中でも野川に架かる吉沢橋を再現したいと思い、砧線をモチーフに致しました。
こちらが現在の吉沢橋。当時の玉電砧線は支線として、二子玉川-砧本村間を結んでいた単線路線。しかし玉川線とは異なり、専用軌道を走行する鉄道線という扱いでした。吉沢橋は1969年に玉電全線が廃止された後も車道に転用され、現在は橋桁が架け替えられてしまったものの、当時の面影を色濃く残していると思います。ここに玉電が走っていたなんて・・・
こちらが現在の吉沢橋に刻まれている当時の様子を伝えるモニュメント。この路面電車が橋梁を渡る姿を模型で再現したい!と思ったのが最大のテーマです。
保管スペース等の都合で、今回もA3サイズのミニレイアウトとします。TOMIXのスーパーミニカーブレールと、同社のガーダー橋の軌道部分を使用。手前側を野川&吉沢橋、奥側を吉沢駅(電停)エリアという構成に。
続いて50mm厚のスタイロを用いて地形づくり。スチレンボードで地表や橋脚を制作。
形状を整えた後、マットメディウムやクレオスのアクリジョン・ベースグレーで下地を作りました。その後河川部分はKATOのリアリスティックウォーターを流し込み。
護岸や草、石を配置してご覧の通り。川に人がいますが、これは織物職人が布を晒している姿。当時の野川は清流で、このような光景がよく見られたそうです。
電停はこのような形に。ホーム屋根は既存製品を加工し、玉電ならではの形状に。末期の頃の写真を見ると、廃止に反対する看板が目立っていたためそれも再現。電停には廃止の話題で盛り上がる住民たち?
当時は遮断機は無く、踏切保安員が見張りをしていたそう。
現代からは想像もつかない長閑な世田谷の風景。草木は全体的に晩秋をイメージした色調に。どこか寂しさを感じる景色の中にある、当時の人々のおおらかさや温かさをご想像頂ければと思います。
コンペ的には特段ご評価を頂けるような革新的な技法や、画期的なプランではありません。そのような中で今回の受賞は大変ありがたいことです。
そして残る作業は「受賞記念プレート」の貼り付け。また記念品の到着を楽しみに待ちます(^^)/
~2025年11月2日追記~
記念品を送付頂きました。改めまして、ありがとうございました!