被爆から再起 「広島生まれ」のボールが世界のプレーヤーをつなぐ

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上山浩也 金子智彦
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 自動車や造船など多くの産業を抱える広島には、他にも世界的な製品がある。バレーボールや、バスケットボールだ。原爆で大きな被害を受けた地から生まれたボールが、世界中のプレーヤーをつなぐ。

ボールづくりの背景に「針」

 広島は大正時代、ゴム産業が盛んになった。1917年創業のミカサ(広島市安佐北区)も、ゴムスリッパの製造から始まり、ボール作りへと軸足を移す。その背景には、江戸時代からの地場産業だった高品質な針の存在があった。

 「海外に針を輸出すると、帰りの便が空になる。そこにゴムの材料を乗せてきたと聞きました」。こう話すのはミカサの佐伯祐二社長(55)。複数競技のボールを製造し、特にバレーボールで名をはせる。

 1964年東京五輪で初めて…

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この記事を書いた人
金子智彦
スポーツ部
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スポーツ、スポーツビジネス
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