“200万円分”の「タンス預金」、不慮の火災で一部焼失…。銀行で交換できる!? これからは素直に「口座入金」すべきでしょうか?
ある調査によると、およそ4割の人がタンス預金をしているようです。しかし、火災や盗難、さらには税務調査のリスクを考えると、ただ家に置いておくだけでは安心できません。また、タンス預金の紙幣が破損した場合、銀行などで交換することはできるのでしょうか。 この記事では、破損した場合の紙幣の交換基準や、タンス預金ではなく銀行口座に入金するべきなのかを解説します。 ▼タンス預金していた現金を銀行に預ける場合、「税金」の支払いは発生するの?
「タンス預金」をしている人の割合は4割程度
株式会社スガワラくん「タンス預金と新紙幣についてのアンケート調査」(脱・税理士スガワラくん 調べ)によると、「タンス預金がある」と答えた人は300人中125人で、全体の41.7%を占めました。回答者は35歳以上65歳未満の全国の男女で、自宅に現金を保管している人が一定数いることが分かります。 タンス預金の総額を尋ねたところ、「10万円未満」が27.2%と最も多く、次いで「10万円~30万円未満」(25.6%)、「50万円~100万円未満」(16.8%)、「30万円~50万円未満」(12.0%)と続いています。結果として、8割超(81.6%)が「100万円未満」と回答しています。 そのため、今回のように200万円もの金額をタンス預金している方は少数派と思われます。火災や盗難のリスクを考えると、安全とは言い切れないでしょう。
日本銀行券は一定条件の下「汚損・損傷時」の交換が可能
紙幣が破れたり汚れたりして使用することが困難になった場合でも、日本銀行の本支店で新しい紙幣と交換してもらえる可能性はあります。財務省によれば、日本銀行法施行規則第8条において、交換できるかどうかの基準が明確に定められています。交換の基準について、表1にまとめました。 表1
出典:財務省「誤って紙幣を破ってしまった時は、どうすればいいですか」を基に筆者作成 したがって、火災などで一部分だけが焼け落ちた紙幣であっても、残りの部分が基準を満たしていれば新しい紙幣と交換できるケースがあります。判断が難しい場合は、破損した紙幣をそのまま捨てず、日本銀行に相談するとよいでしょう。 なお、日本銀行によれば、「銀行券は、燃えて灰になってしまっても、ある程度までは、紙やインクの質から本物であることが特定」できるとしています。紙幣が燃えて灰になってしまった場合は、できるだけ原型を崩さないよう細かい部分も集めて、適当な容器などに入れて持ち込むようにしましょう。
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