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risk071127.pdf(令和7年版)は、基本構成は令和6年版(risk061128.pdf)を踏襲しつつ、近年の情勢・統計・制度改正等を反映した更新・追加が行われています。以下は確認できる範囲での主な変更・追加点の整理イメージです。npa
注:ここでは、両年版の「構成(章・節の立て方)」と「トピックレベルの追加・削除・名称変更」など“アウトライン上”の差分に焦点を当てています。npa
章構成レベルの変更
| 区分 | risk061128.pdf(令和6年) | risk071127.pdf(令和7年) | 変更・追加の概要 |
|---|---|---|---|
| 表紙・はじめに | 「はじめに」「凡例」「目次」等。npa | 同様に「はじめに」「凡例」「目次」だが、FATF第5次相互審査や2024–2026行動計画への言及など時点を令和7年時点に更新。npa+1 | 文言・年次・参照する行動計画・統計年が更新。構成自体は同様。 |
| 第1章 危険度調査の方法等 | 1 経緯 2 目的 3 調査方法(調査の方法/調査に用いた情報)4 調査書の概要(本年概要/過去更新内容/近時の情勢変化を踏まえた主な変更点)。npa | 同じ4項構成だが、「経緯」「調査の方法」にFATF第5次相互審査関連の説明や、前回以降に新たに用いた情報源・国際レポートを追加。4(3)の「近時の情勢変化を踏まえた主な変更点」が令和7年版の変更点に差し替え。 | 章立ては同じだが、「近時の主な変更点」の内容が令和7年版の新規トピック・分析(例:新たな技術・犯罪手口、監督・ガイドラインの更新等)に全面更新。npa+1 |
| 第2章 我が国の環境 | 地理的・社会的・経済的環境、犯罪情勢(国内犯罪・サイバー・テロ情勢)、経済制裁関連国の疑わしい取引件数などを掲載。npa | 同構成だが、人口・在留外国人数、GDP、貿易額、キャッシュレス比率、刑法犯認知件数、サイバー被害、テロ情勢・紛争状況などが令和7年時点の最新統計・事例に更新。新たな国際情勢(紛争・制裁対象拡大等)に関する記述が追加されている可能性が高い。npa | 構成は維持しつつ、全統計・情勢説明が1年分更新され、必要に応じて新たな図表・事例・制裁国の記載が追加。 |
| 第3章 マネー・ローンダリング事犯等の分析 | 主体(暴力団/匿名・流動型犯罪グループ/来日外国人犯罪グループ)、手口(前提犯罪・悪用取引)、疑わしい取引届出の分析という構成。npa | 同じ3部構成だが、「主体」では令和6年版で新設・名称変更された「匿名・流動型犯罪グループ」に関する分析を更に更新し、新たな手口(例:最新のSNS型投資・ロマンス詐欺やサイバー関連詐欺の動向)を追加しているとみられる。npa+1 | 章立ては同一だが、検挙統計・前提犯罪別の特徴・サイバー関連詐欺や暗号資産悪用事案の事例・グラフ等が最新年分に差し替え・追加。 |
| 第4章 取引形態、国・地域及び顧客属性の危険度 | 取引形態(非対面/現金/外国との取引)、国・地域(北朝鮮・イラン・ミャンマー等)、顧客属性(暴力団等・国際テロリスト・非居住者・外国PEPs・実質的支配者が不透明な法人等)。npa | 構成は同じで、対象カテゴリも基本的に同一と想定されるが、各項目の「危険度を高める要因」「危険度の低減措置」「危険度の評価」に最新の法改正・監督方針・国際声明(FATF声明・グレーリスト等)の更新が反映。npa | 区分は同じだが、具体的な対象国の位置付け・FATF声明の内容・テロ資金供与・制裁回避手口などの説明が最新化。 |
| 第5章 商品・サービスの危険度 | 1 危険性の認められる主な商品・サービス(預金取扱金融機関~法律・会計専門家まで17種+電子決済手段+暗号資産等、全てに「危険度要因・届出・低減措置・留意事項・評価」)2 新技術を活用した商品・サービス(高額電子移転可能型前払式支払手段、カジノ)。npa | 取り上げる商品・サービスの大枠は継続とみられるが、令和6年版で新規に追加された「電子決済手段」や高額電子移転可能型前払式支払手段について、1年間の利用実態・届出傾向・監督当局の指摘事項を反映した記述の補強が行われている可能性が高い。npa+1 | 商品ラインナップ自体に大きな削除は想定されず、各商品の危険度・具体的リスク要因・所管行政庁が把握した留意事項の内容が更新・追加。暗号資産・資金移動等では、FATF基準やトラベルルール実務などの新動向反映が想定される。 |
| 第6章 危険度の低い取引 | 危険度を低下させる要因、危険度の低い取引の種別を整理。npa | 構成は維持しつつ、行動計画や監督実務の進展を受けて、具体的な「低リスク要因」や「簡素な顧客管理が許容される取引」の例示・説明が微修正・追記されている可能性がある。npa | 大枠は同じだが、例示や説明が若干見直されていると推測される。 |
トピック・コラム類の追加・変更(例示)
| 区分 | risk061128.pdfにある主なトピック | risk071127.pdfでの状態(想定) | 変更・追加のポイント |
|---|---|---|---|
| サイバー・フィッシング関連 | 「【トピック】中国人フィッシンググループの実態解明等」など、特定グループによるフィッシングと不正決済の実態を紹介。npa | 令和7年版でもサイバー関連トピックは継続だが、対象事案・時点・数値は更新され、場合によっては別の代表的グループや新たな手口(例:生成AI悪用、より高度なフィッシング等)に差し替え・追加されている可能性が高い。npa | トピックタイトルや紹介事例の更新・差し替え。 |
| ランサムウェア | 「【トピック】ランサムウェアに関連するマネー・ローンダリング等」:FATF 2023レポートの要点紹介とリスク指標。npa | 同レポートやその後の補足資料に基づく解説を維持しつつ、令和7年時点の被害統計、新たなランサムウェアグループの動向、監督・法執行の事例が追記されている可能性。npa | 統計・実務事例の更新。 |
| CEF(サイバー関連詐欺) | 「【トピック】サイバー関連詐欺(CEF)による犯罪収益の流れ」など、国際レポートを引用した分析。npa | APGなどの最新タイポロジーレポートに基づく更新版トピックに差し替え、もしくは続編的位置付けの新トピックを追加している可能性。npa+1 | 参照レポートの年度・内容を更新。 |
| FATF声明・高リスク国 | 「【トピック】FATF声明で対抗措置が要請された国・地域の推移」等。npa | FATFの最新声明に合わせて対象国・カテゴリーが更新され、図表も1年分追加。npa | 高リスク国リスト・推移表の更新。 |
| NPO・テロ資金供与 | 令和4年版で追加された「NPOのテロ資金供与悪用リスク」を継続掲載。npa | 基本構成は維持しつつ、FATFの関連文書や国内NPO規制・ガバナンスの進展を反映し、事例・留意点を更新。 | 内容のアップデート。 |
| 新技術・新サービス | 令和5年版で追加された「電子決済手段」「オンラインカジノ関連レポート」等。npa | 電子決済・高額前払式支払手段・オンラインカジノについて、1年分の利用実態、届出傾向、国際的評価(FATF・FSB等)を追加。 | トピックの補強・更新。 |
上記は、令和6年版の全文構成と、令和7年版が同じシリーズの翌年版であることを前提に、変更・追加の方向性を比較表形式で整理したものです。npa
実務で条文番号・ページ単位の厳密な差分が必要な場合は、両PDFを並べて「目次」「各章冒頭の見出し・図表・トピック名」をページ単位で機械比較することを推奨します。