東京電力柏崎刈羽原発を巡り、立地する新潟県の花角英世知事が再稼働を容認し、県議会に信任を諮る考えを表明したことに対し、県民や東電福島第1原発事故の被災者ら約1200人(主催者発表)が25日、抗議の意志を示すため、新潟市の県庁を取り囲む「人間の鎖」をつくった。参加者は県庁に向かって「知事は公約を守れ」「県民に信を問え」「県議会だけで決めるな」「再稼働の是非は私たち県民が決めたい」とシュプレヒコールを上げた。
◆避難生活14年「もう闘えないほど疲れている」
参加した磯貝潤子さん(51)は原発事故後に、家族で福島県郡山市から新潟市に避難してきた。「知事は『脱原発を目指す』『県民に信を問う』と公約した。民意が反映されると思ったが、再稼働ありきで進んでいる」と指摘する。
避難生活はもうすぐ14年になる。「長い避難で福島の被災者はもう闘えないほど疲れている。知事が再稼働にかじを切ったことでまた不安な思いになっている」と涙ぐむ。その上で「県民に信を問うなら再稼働容認の意見が強い県議会に委ねるのではなく、県民投票をすべきだ」と話す。
◆14万筆の署名…直接請求も議会に否決され
県内では県民約14万3000筆の署名が集まり、再稼働の是非を問う県民投票条例の制定を求めて直接請求されたが、県議会が4月に否決した。署名集めの代表者の一人、新潟市の寺田恭子さん(24)は「県民の思いのこもった署名を知事や議会はほごにした。原発事故後、福島の暮らしは戻ったのか。核のごみの最終処...
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