2023年度前期 演習(国際機構法)
ゼミの概要
科目 |
国際機構法 |
| 担当教員 | 濵本正太郎 |
| 曜日 | 金 |
| 演習題目 | 模擬投資仲裁(FDI Moot) |
| 演習の概要・目的 | FDI Mootは、世界数十カ国から学生が参加し、ある架空の事例について、立論内容および弁論技術を競う模擬仲裁大会である。それへの準備および参加を通じて、関連法分野の理解を深めることはもとより、職業上の議論を英語で行う能力、および、チームで一つのプロジェクトを実現する力を身につける。 最先端の問題を扱う研究者、国際舞台で活躍する実務法曹、外務省や経産省などで国際関係を担当する官僚、国際機構で仕事をする国際公務員、海外展開を行う企業の法務担当などを目指す学生にとって、理想的な職業訓練の場である。 |
| 到達目標 |
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| 計画と内容 |
例年は8月中旬に韓国にて開催されるアジア・太平洋予選をめざして準備を進めるが、今年は、同予選は8月下旬にオンライン開催となる。そこで上位を獲得すれば、11月にインドで開催される世界大会に出場となる。 FDI Mootの問題(与えられる架空の事例)分析を進め、並行して英語での議論能力の養成に努める。ゼミは基本的に日本語で実施するが、必要に応じて英語での議論も取り入れる。 |
| 履修要件 | 国際法第一部を履修済みであることが望ましく、国際法第二部も履修済みであるかゼミと並行して履修することを強く勧めるが、いずれも要件とはしない。 FDI Mootは国際投資法の大会であるが、参加者は現時点において国際投資法について知識を一切持っていなくても何ら問題ない。 読む資料も、作成する書面も、弁論も、ほぼすべて英語である。京大の入試を突破してきた学生であれば、現時点で英語を全く話すことができずとも、死にものぐるいでやれば十分に間に合う。履修要件があるとすれば、その覚悟を持つこと、および、そのための時間を確保することである。 |
| 合否判定方法 | 平常点による。 |
| 授業外学習(予習・復習)等 | ゼミ開始(4月)まで ゼミ開始後 |
| その他 | 日本の中で日本語の壁に守られてぬくぬくと一生を送るのでなく、世界の場で同世代の学生たちと知的な真剣勝負をしてみたい、あるいは、将来どの道に進むにせよ世界水準で通用するプロになりたい、という者を歓迎する。 ゼミではそのための努力が求められる。まず、「個」の力を付けなければならない。世界水準で通用する法学の議論と、それを英語で説明する能力とを身につけるための徹底的な訓練を自己に課すことになる。その上で、チーム競技である模擬仲裁において成果を出すためのチームワークやプロジェクト・マネージメント能力を鍛えることも必要となる。 ゼミ生は、大会出場メンバーに選抜されない者も含め、必ず大会に参加することとする。同じ問題に全力で取り組んだ「戦友」同士はすぐに仲良くなれる。世界規模での友人のネットワークを作りたい学生は、このゼミから多くのものを得るだろう。 「京大生は優秀だ」という幻想を抱いている者が万が一いるならば、その幻想を今のうちに払拭しておく良い機会になる。逆に、その幻想の中で生き続けたい者には向かないゼミかもしれない。 |
既に十分な実力を持っているという自信のある人は自分なりの方法で準備しておけば結構ですが、自分には並の京大生の英語力しかないと自覚している人は、今から4月のゼミ開始まで、以下の訓練を重ねてきてください。適当に端折るのではなく、以下に記したところを全てその通りにやってください。
NHKの「ラジオビジネス英語」「ニュースで学ぶ現代英語」を用います。
慣れないうちは、これだけのために2時間はかかると思われます。それを、4月までに、番組15分(5分)+シャドーイング(録音した自分の声を聴いてやりなおす作業を含む。)15分(5分)=30分(10分)で片付けられるようにしてきて下さい。それまでにはテキスト・スクリプトを見ながらの朗読はしなくて良くなっているはずです。
外国語の訓練は、毎日繰り返さねばなりません。週末にまとめてではなく、毎日時間を作って下さい。
「ラジオビジネス英語」「ニュースで学ぶ現代英語」は難しすぎるという場合は、「ラジオ英会話」から始めても結構です。ただし、いずれは「ラジオビジネス英語」「ニュースで学ぶ現代英語」で上記の訓練をこなせるようになっていて下さい。
法学や法廷弁論に特有の英語表現は4月に入ってから学べば間に合いますので、4月時点では、ビジネス英語やニュースで使われる英語を普通に話せるようになっていれば十分です。それも大変だろうとは思いますが、がんばって下さい。
3月6日に問題の読み合わせ会を開催します。