成田空港会社、「みんなで大家さん」で契約終了を発表 資金面が理由
成田空港(千葉県)近くの開発用地への投資商品「みんなで大家さん成田」で、政府が100%出資する成田国際空港会社(NAA)は27日、開発事業を行う不動産会社「共生バンク」(東京都千代田区)と結んでいる土地の賃貸借契約を更新せず、11月末で終えると発表した。共生バンクの資金面などが理由という。
NAAが貸している土地は、共生バンクが千葉県成田市から開発許可を得た約45・6平方メートルの約4割を占め、開発に一定の影響が出る可能性がある。
NAAの藤井直樹社長は27日に記者会見し、契約解除の理由について「(造成の)残工事の遂行能力があると確認できなかった。資金面が一つの要素で総合的に判断した」と述べた。26日に共生バンクに契約解除を伝え、同社からは「承知しました。共生バンクとしても対応を検討する」との返答があったという。再契約の可能性については「今後の状況をみて判断する」と述べた。
不動産特定共同事業法の投資商品「みんなで大家さん成田」は、共生バンクの子会社「みんなで大家さん販売」が売り、大阪市にあるグループ会社「都市綜研インベストファンド」(ファンド社)が運用する。
共生バンクによると、資金調達は2020年11月に始め、想定年利回り7%をうたって昨年9月時点で約1580億円を集めた。今年7月31日以降の分配金の支払いが止まっている。
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出資者のうち5人は9月、フ…