30代で「人生間違えた!」と痛感したら
どーも、西村です。
今回のテーマは、『30代で”人生間違えた!”と痛感したら』です。
「なんでこんな人生になってしまったんだろう…」
周りは結婚して、子どももいて、家も買って。SNSには、幸せそうな家族写真や昇進報告が並ぶ。
それなのに自分は、仕事にも生活にも手応えがない。心から「これでよかった」と思えるものが何もない。
そんなとき、胸の奥からじわりと湧きあがってくるのが、
「人生、間違えたのかもしれない…」
という感情です。
今回は、そんな痛みを抱えながら30代を生きているあなたへ、人生を間違えたと感じた後にどう歩んでいけばいいのかを、一緒に見つけていきたいと思います。
最初に、はっきりとお伝えしたいことがあります。
「人生、間違えたかも」と思えるのは、今の人生に納得できず、何かを変えたいと思っている証拠です。
適当に生きていれば、そんなふうに悩むことすらありません。
惰性のまま、目の前のことだけをこなしていれば、自分の人生に向き合うこともないまま年を重ねてしまうでしょう。
だから「今のままじゃダメだ」と痛感できるということは、あなたの中に、“もっと納得できる人生を歩みたい”という願いがあるからなんです。
そしてもう一つ、知っていてほしいことがあります。
それは、「間違えた人生」は、“これから”取り戻せるということ。
むしろ、「間違えた」と気づいたその瞬間こそが、人生の転機の始まりになることも少なくありません。
では、なぜ30代でこうした感情が湧いてくるのでしょうか。
私の元に寄せられる相談やメールの中で特に多い、30代で「人生間違えた」と感じる典型的な3パターンをシェアします。
① 仕事選びを間違えたかもしれない
「大学時代は深く考えず就職したけど、まさかこんな毎日になるなんて…」
「気づけば、ただの事務処理の歯車みたいな仕事ばかり」
「これを定年まで続けるのかと思うと、ゾッとする」
こうした声は、非常に多く寄せられます。
“安定”を優先して選んだ仕事が、30代になって“退屈”に変わる。
そして、“自分らしさ”や“やりがい”を求め始めるタイミングがこの年代なのです。
② 結婚や恋愛の選択に迷いがある
「この人と本当に結婚してよかったんだろうか」
「好きだったはずなのに、今はもう感情がよくわからない」
「結婚していない自分は、周りから遅れているように感じる…」
30代は、“人生の分岐点”が一気に押し寄せる時期でもあります。
「家庭を持つか、独身を貫くか」
「今のパートナーで本当にいいのか」
そんな問いが、心の奥に居座るようになるのです。
③ 自分の“軸”がわからなくなってきた
「学生時代はあれほど夢があったのに、今は何もやる気が出ない」
「気づけば、他人の期待に応えることばかりで生きてきた気がする」
「自分は本当は、何を望んでいたんだろう?」
30代は、社会や家庭での「役割」が増える一方で、ふと立ち止まったときに、自分自身の“声”が聞こえなくなるタイミングでもあります。
では、「人生間違えた」と気づいた人はどうすればいいのか?
一番大切なのは、“間違いを正そうとしない”ことです。
「間違えた」と思うと、人は“過去の分を取り返そう”とします。
資格の勉強を始めたり、転職サイトを漁ったり、副業に手を出したり・・・。
もちろん、それが悪いわけではありません。
でも、その行動の根っこが「自己否定」からきていると、いつまでも「まだ足りない」と追い立てられる人生になってしまいます。
だからこそ、最初にやってほしいのは、「今の自分がどうしたいのか」に耳を澄ますこと。
そして、それを“他人に説明できなくてもいいから、まず自分で認める”ことなんです。
以前、私の元にある男性が相談に来ました。
35歳、既婚、2児の父。
大手メーカー勤務。郊外に一戸建て。住宅ローン35年。
一見すると、いわゆる「人生の正解ルート」を歩んでいるように見えます。
でも彼はこう言いました。
「こんなこと言ったら不謹慎だと思うんですけど…実は最近、人生ぜんぶやり直したいって思ってしまうんです」
話を聞いていくと、彼は「安定」を優先して進学・就職・結婚を決めてきたそうです。
しかし、本当は20代の頃から、「文章を書く仕事がしたい」「人の生き方を応援したい」という想いがあった。
だけどそれは、「夢」でしかないと自分に言い聞かせてきた。
しかし、35歳になって、子どもが生まれて、家まで買って、逃げ場がなくなってしまったとき、「もうこの人生で確定なのか…」と絶望したそうです。
私は彼にこう伝えました。
「やり直す必要はありません。今の地点から、“納得の人生”に軌道修正することはできるんです」
と。
そして彼は、すぐに会社を辞めたりはしませんでしたが、副業として「コラム投稿」をはじめました。
最初は匿名で、短いエッセイをSNSに上げてみたそうです。
すると少しずつ、感想や共感のコメントが届くようになり、「ありがとう」の声が彼の心を潤していきました。
そのとき彼が言った言葉が印象的でした。
「文章を書いて“ありがとう”と言われるたびに、“人生間違えてなかったのかもしれない”って思えるようになったんです」
最後に。
ここまで読んでくれたあなたに、もう一度伝えたいことがあります。
30代で「人生間違えた」と気づいたのなら、むしろ、そこからが“ほんとうの人生のはじまり”なのかもしれません。
それは、社会の正解をなぞるだけではない、あなた自身の感情と価値観を取り戻していく旅です。
その旅は、時に怖さや不安を伴います。
でも、どこかで必ず、「この選択をした自分でよかった」と思える日がやってきます。
間違えた人生は、やり直さなくてもいい。
“やり直そうとするほど苦しくなる”ときは、むしろ“その延長線にある自分らしい一歩”を探してみてください。
選び直すのではなく、選び直したくなるくらいの“今”をこれから作っていけばいいんです。
あなたの人生は、まだまだ書き換えられる。
何歳からでも。
今この瞬間からでも。
それでは、今回はこの辺で。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
P.S.
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