佐賀県は26日、県総合庁舎敷地内(佐賀市八丁畷町)で2029年度の開学を目指す県立大に関し、施設整備費が概算で130億~140億円になると発表した。既存庁舎を改修して教員室などを設けるほか、4階建ての校舎を新設。敷地中央に355席の大講義室を備える1階建ての棟を設置することも明らかにした。計3棟が並ぶキャンパスのイメージ図も初めて示した。
10月末に取りまとめた基本設計の概要を公表した。県によると、現時点で試算した施設整備費は約104億円。近年の物価高や人件費の上昇率を考慮して「130億~140億円程度」とした。実施設計が終わる来年9月以降に明確になる見通し。設計や備品、県総合庁舎の移転などの費用は含まれていない。総事業費は「200億円以内」としている。
県立大の敷地面積は1・35ヘクタール。南側に新設する「A館」は鉄骨造4階建て、延べ床面積6556平方メートル。講義室、図書館、地域連携センター、「コモンズ」と呼ばれる学生らの交流空間を配置する。




