AI加工の提供写真を取り消し 事実と相違と判断 朝日新聞社
朝日新聞社は26日、10月3日付夕刊記事「ウミガメの子 狙うタヌキ」に掲載したウミガメをくわえるタヌキの写真を取り消した。写真は生成AI(人工知能)を使って加工されたもので、事実と異なる部分があったと判断した。同日に配信したデジタル版、同15日付の鹿児島版にも掲載しており、同様に取り消した。
記事は、鹿児島・屋久島の砂浜で孵化(ふか)したばかりのウミガメがタヌキに食べられる被害が増えている実態を紹介。写真は、屋久島のウミガメ保護団体から提供を受けたもので、「タヌキがウミガメを口にくわえる姿」が鮮明に写っていた。画像の作成者によると、保護活動を紹介する資料を作る際、暗視ができるカメラで撮影された動画から画像を切り出し、生成AIのChatGPTを使って鮮明にしようとしたという。
記事の内容に誤りはなかったが、朝日新聞社はカメの向きや脚の配置が変わっていることなどから、画像に事実と異なる部分があると判断した。提供を受けた際の確認が不十分だった。
西山公隆・ゼネラルマネジャー兼東京本社編集局長の話 事実と異なる部分がある写真を掲載したことをおわびします。今後は、加工や生成の有無の確認を徹底するなど、再発防止に努めます。