FAで空圧機器を扱う際のPLC回路、きっちり論理だてて使い分けできてますか?
悪いことは言わないので
「動けばいい回路」じゃなく
「事故らない回路」を組んでください。
現場で20年、冷や汗と改善を繰り返して辿り着いた「イヌ流の設計基準」を一部ですが共有します。
① シングルソレノイド
復帰時の「暴走」を防ぐ一番怖いのが「停電明け」や「非常停止解除」の瞬間。
記憶回路が生きたままだと、電源ONと同時にシリンダが爆速で飛び出してきます。
この手の事故、本当に多いです。
この復帰時にケガするパターンが気が抜けていることもあり、一番多く見聞きします。
これを防ぐには、
・自動/手動のモードを厳格に分ける
・非常停止時は強制的に出力を落とす
この「安全側の論理」フェールセーフで組むのは、
技術者として最低限のマナーです。
復帰時に作業員を驚かせない、そんな気持ちでソフト組みましょう。
②ダブルソレノイド
コイルを労れ動作が終わってもコイルを励磁しっぱなしにするのは、寿命を縮めるだけ。
「動作端の安定タイマ」を入れて、動作完了後は速やかに出力を切るのが長く使うコツです。
特に「真空吸着」は要注意。
ずっとONし続けると、モノによってはコイルがチンチンに熱くなって焼けます。
正解は「内部リレーで状態保持」して、出力Y自体は「パルス化」して叩くこと。 コイルへの愛がない回路は、すぐ壊れます。
当然、相互インターロックをとって、2つの出力が同時ONしないよう配慮必須です。
※添付画像に例載せてます。
③3POS(3位置)
中途半端を許すな3POSを使う時は、非常停止時に
「その場で止める」のが基本。
あと、玄人ならケアしたいのが「出力OFF後の惰性」です。
出力が落ちても、慣性でセンサが入っちゃうことがある。
この不安定な状態で次のステップに進ませないよう、ここもしっかり「安定タイマ」を噛ませて、完全に制御下にある時だけ進むように組んでください。
ラダー回路は、ただの動作手順書じゃありません。
「機械と人間を守る最後の砦」です。
ここまで考えて組めるようになると、現場からの信頼度が変わります。
【お知らせ】
今回シェアしたのは、あくまで氷山の一角です。
現在募集停止中ですが、運営しているPLCオンライン講座では、こうした「現場で事故らないための設計思想」を、実戦形式で学びつつ、定期的な勉強会、講座生だけの質問会でさらに深堀りしています。
未経験から、なんとなく作るのではなく、
「想いをラダーに変える力」を手に入れたい方は、
12月開催予定の『PLCスキル0-1勉強会』
を待っていてください。
以前告知した
「机上で動作確認出来るイヌ式シミュレータ獲得権」や「講座への特別参加権」も、そこで解禁する予定です。
参加方法など詳細は公式LINEだけで流します。
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