先生を心配するあまりヤンデレ化したセリナの話
清楚な女の子がヤンデレ化するのいいですよね...
今回はサラッと書くつもりでしたが思ったより長くなってしまいました
お暇な時の時間つぶしにでもどうぞ
8/21追記 2024/08/20の[小説] 男性に人気ランキング31位ありがとうございます!
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ある日の深夜、昼間の内に業務の報告書や領収書の整理が片付けられなかった為、深夜まで書類仕事に勤しんでいると
「先生?」
背後から声がした
他の人間ならここで叫び声を上げたり腰を抜かしたりするだろう
私も初めの頃は驚いていたが、今ではもう慣れてしまった
ゆっくりと椅子を回し後ろにいる少女に返事をする
”セリナ、どうしたの?”
目線の先には頬を膨らまし、いかにもお怒りといった表情をしたセリナが立っていた
「どうしたの?じゃありません!いつまでお仕事をするつもりですか!?」
”いやぁ、ここ数日外に出ることが多くて...”
”書類が溜まっちゃっててさ...あはは...”
「笑って誤魔化そうとしてもダメです!」
「今日だけなら見逃しましたが、その目の下のクマ!」
「2〜3日は寝れてませんよね?そろそろ本当に倒れてしまいますよ!!」
流石は救護騎士団所属...いや、徹夜で仕事をするなんて
これまで何度もあったからセリナにはバレちゃうか...
「それに書類が溜まっているなら呼んでいただいたらすぐに駆けつけてお手伝いしますのに!」
”それは...セリナも救護騎士団の仕事が忙しいだろうと思って...”
「そこが先生のいけないところですよ!」
「私含め生徒の皆さんは先生のお力になりたいと思っているのに...」
”セリナ...”
セリナはそう言って俯いてしまった
心配する気持ちが伝わってきて申し訳なさがこみ上げてくる
でも書類が溜まってしまっているのも事実...なので
”この書類だけ!この書類を片付けたら今日はもう終わりにするからさ!セリナ!お願い!”
かなりセリナ側に比重を置いた折衷案を提示する
今後の為に、困っている生徒の為に1枚だけも減らしておきたい
下げた頭の前に両手を合わせセリナに懇願する
少しの沈黙の後
「....仕方がないんですから...じゃあその書類だけですよ!」
「それが終わったら今日はお風呂に入ってベッドで横になって休んでくださいね!」
難しいかと思ったが気持ちが伝わったのかセリナは渋々了承してくれた
”ありがとう!すぐにやっちゃうね!”
素早くセリナに感謝を伝えて書類に取り掛かる
そしてふと思った
なんだか以前に比べてセリナが心配してシャーレを訪れる回数が増えた気がする
いつからだろうか?確かエデン条約での一件が収まったあたりから?
まぁ普段からオーバーワーク気味なのだから当然といえば当然なのかもしれない
今回のように怒られてしまう事もあるが、私がなんとか倒れずにいられるのは彼女の存在が大きいのだろう
ありがたいなと思いつつ私は書類に意識を向けた
「先生は私が見ててあげないと....」
鳥肌たった…最高っす