【速報】元那覇市議会議長、久高被告に懲役4年を求刑 市有地巡る贈収賄事件 沖縄・那覇地裁


【速報】元那覇市議会議長、久高被告に懲役4年を求刑 市有地巡る贈収賄事件 沖縄・那覇地裁 那覇地裁(資料写真)
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 那覇市有地の所有権を巡る贈収賄事件で、現金5千万円を賄賂として受け取ったとして収賄罪で起訴された元那覇市議会議長の久高友弘被告(77)の論告求刑公判が17日、那覇地裁(小畑和彦裁判長)で開かれた。検察側は、市議会議長の立場で賄賂を受けた犯行で、「(市民に)大きな不信感を抱かせた」として懲役4年、追徴金4千万円を求めた。弁護側は、「市政の停滞を深く反省している」などとして執行猶予判決を求め、結審した。

 検察側は、被告が、贈賄側に市有地を取り戻すための「議会対策」の費用で、「ほかの議員に金を渡す必要がある」などとして5千万円を要求したと指摘。受け取った現金を「私的な用途」に使い、議長としての「職務権限の行使」を図ったことで市民に「大きな不信感を抱かせた」とした。

 弁護側は、被告が事件の影響による「市政の停滞を深く反省している」とし、事件の報道などで「社会的制裁を受けている」として執行猶予判決を求めた。判決は来年1月23日。

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