綺麗な空
「もう…いいや」
パキッ
…何かヒビが入るような音がした。
はぁ…… 寝たのになんか疲れた。
育てていた花がしおれて花びらが落ち始めている。
授業中も考え事ばかり。
今年になってから成績が右肩下がり。
あの連邦生徒会長が失踪してから治安も悪い。
仲の良かった幼馴染たちはティーパーティーの代表になってしまった。
それに比べて私は…ただの帰宅部。
良いことなんて無い。
友人も正義実現委員会とか、自警団だとかに一緒に入らない?
とか誘ってくれてるけど、足を引っ張る気しかしないね。
今日も学校だし、準備しなくちゃ。
いつの日か、4人で撮った写真を手に取り、ため息をつく
……何も変わらない日々に嫌気が差す。
私は…何も変えられない自分が嫌いだ。
ある日、家に帰ろうと門の近くを歩いていると知らない人…
おそらく、ティーパーティーであろう人に声をかけられた。
どうやらナギサから私宛の手紙を渡しに来たらしい。
なぜ、直接渡さないのだろう。
私が何かしたのだろうか…?
その疑問を飲み込み、家に帰ってからその手紙を見ることにした。
…すこし、嫌な予感がするな…。
帰ってる途中でスク水を着た露出狂と出くわした。
私を見て驚いていたけど何か私の顔についてたのかな。
そういえば
見たことあるような顔だったような…
パキッ……
…また音が聞こえた。
そうだ、手紙を見るんだった。
リュックサックに入れた手紙を取り出し広げる。
「補習授業部だって…?」
テストは毎回受け、提出物も全部出していたのに?
どうやら最近成績が良くなかったせいで
補習授業部という部活のに入らなくてはならないらしい。
(いつまでこんなこと続けるの?)
頭の中に自分の声が響く。
(もう無理しなくて良いんじゃない…?)
自分の中のナニカが切れた気がした。
「もう…いいや」
やめてしまおう、
全部捨てて遠くへ行こう
色んな学校を見て回るのも良いかもしれない。
明日…退学届を出しに行こうそうすれば自由だ。
そうと決まれば今夜のうちに書いておこう…
………
よし書けた、明日これをナギサに叩きつけて「なんか疲れたから辞める!」
って言ってやるんだ。
「あれ…?おかしいですね、どこにもいません…」
”こんなに探してもいないだなんて、どうしたのだろうか。”
「あの子…エミさんは必ず毎日学校に来ていたのに休むなんて…。」
”休みならしょうがないよヒフミ、みんなも待たせているしそろそろ戻ろう。”
「あら…、おかえりなさい…♡」
「先輩…どうしちゃったんだろう…」
「あら…、心配しなくてもコハルちゃんには私がいますよ…♡」
「っ───!//」
不自然だ、話を聞くと毎日真面目に学校に来ていた子が
連絡もなく急に来なくなってしまったのだから。
[先生大変です!先程頼まれていた生徒さんのことなんですが!]
”どうしたんだいアロナ?”
[その生徒さんがどうやら、今朝に退学届けを提出したそうです!]
[そしてそのまま、授業を欠席したみたいなんです!]
”っ──!”
”そんな……”
大変な事になっている彼女だが…
その彼女は今何をしているかと言うと…
「ほんとにこの地図あってるのかな?」
「道間違って無いと良いんだけど…」
「あるのかな…?美味しいラーメン屋さん…」
…ラーメンを食べるためにアビドスを歩いているのだった。
こういう雰囲気の小説増えないかな。
上手く書けないから失踪するかも
どれが良い?選ばれなかったやつはIFで書こうと思ってます。とりま正史を決めたい。
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幸せに!なるんだよ!(ハッピーエンド真)
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曇らせ?晴らさなきゃ…(ハッピーエンド)
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曇らせ?もっとやれ…(バットエンド)
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お前の所為だ。(どうしようもない終わり)