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フランスの給料明細って意味わからない…という人へ。大丈夫、みんなわかってないです。
はじめに～フランスの給料明細を知ろう
Tamaki
Tamaki
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Tamaki
@Bouillego
フランスの地方都市で給料明細を作る仕事をしている人。
フランス人でも理解できないフランスの給料明細について解説するサイトをつくりましたfrance-salaires.com。今日も皆さんお疲れ様です。
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カツカツとヒールを響かせて職場を闊歩している上司が、秘書課の女性に「職場にはヒールのない靴のほうがふさわしいんじゃないかしら」とイヤミを言われたらしく、部署の皆で来週ヒールを履いて出勤することを決めた。
今朝夫が、30を過ぎた常識ある大人が絶対にやってはいけないことをして、怒りが収まりません。
何をしたと思いますか?
シュー生地焼いてるオーブンのドアを開けたんです…。
ああぁぁぁわぁぁぁぁあ！！
昨日夫が「娘ちゃんとブッシュドノエルを作る」と突然いいだして買い出しに出かけた。
いや、お菓子とか作ったことないじゃん。無難にピカールのアイスケーキ買おうよと提案するも「できる」と。娘ちゃんも「我々ならできる！」
未経験者と4歳児のこの万能感よ…。
夫、容姿や服装に注文をつけられるのが大嫌い。
髪の毛ちょっと切ったら？とか新しいジーンズ買えば？とか禁句。気持ちは分かるから、普段どんなに夫がみすぼらしい格好してても口を挟まない。
でも、今朝、結婚式に行く衣装にジーンズとヨレヨレのTシャツ選んだときは言ったよね。
「頭わいてんの？」
（まだ盗まれたとは決まってないですが）以前、フランス人が結構気軽にレストランやバーのものを「失敬」するのに驚いた事がある。
しかも、若者ではなくて、年もそこそこの、いい服着ていい家に住んでるような金持ち。
羊羹の話題がたくさん流れてきたんだけど、元ポストが削除されているので置いてけぼり。皆さんの話を総合すると、日本の同僚から頂いた虎屋の羊羹をベルギー駐在の奥様がけちょんけちょんに貶したので、在外邦人がみんな羊羹食べたい病にかかってしまった、ってことだろうか。
私も羊羹食べたいぞ。
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し、仕事から帰ったら出来てた！
す、凄い、ブッシュドノエルだ！
お母さんは君たちなら出来るって信じてたよ…（嘘）
ブッシュドノエルに自分の名前をサインするという斬新なスタイルなので全体像がお見せできなくて残念。
ふぅぅぅ、子供の教育の壁にぶち当たってしまった。
私は日本で教育を受けて、大人になってフランスに来た外国人で、娘ちゃんはそんな片親から教育されているフランス生まれで育ちの幼稚園児。
教育といっても、私にとってはすごく常識的なことで、例えば物は大事に、食べ物で遊ばない、ごみは捨てる、
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しかし、紋次郎、マイペースに月日を重ねて、この間18歳の誕生日を迎えた。
定年退職して70歳を過ぎた父は相変わらず「おい、紋次郎、死んでるんじゃないのか!」と言って母に嫌な顔をされているが、腕枕をしてあげたり、一生懸命話しかけたりして、可愛がっている。
紋次郎、お誕生日おめでとう。
夫に「もう愛してない」(そのあとやっぱり愛してるに修正)と言われた時、ショックだったけど、まぁ、そうだよね～と思った。
だって、君が愛したのは、10年前のフランス来たばかりで、言葉しどろもどろで、何でも夫にお願いしてやってもらって、ありがとうといつも感謝する私だったんだよね、って。
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私の可愛いシューケットちゃんが、夏痩せしてこんがり日焼けしちゃってるじゃないか…(ﾉД`)ｼｸｼｸ
「俺は気にしないよ、どんな形のシューケットでも美味しいよ（モグモグ）」
ってお前のために作ってないんじゃぁぁボケぇぇぇ！子供の誕生日会用じゃぁぁぁぁ！
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こんがり焼けたのは、「お願い、立ち上がって…！」と最後の最後まで粘ったからで、やっぱりこれも夫のせい。
「なんかオーブンが変なんだよね〜焦げ臭い匂いがする」と言って夫が「どれどれ？」とオーブンを開けたのが原因。
めっちゃ変な声でた。
実家にスコティッシュフォールドの猫がいる。私が20代の時に「2万円」で買ったことになっている。
長年、猫を飼うことに憧れていたけど、農家出身の父は、「あらゆる動物は外にいるべきでマンションに閉じ込めるのはかわいそう」という考え方で、まぁそれはそれで正しいけど、ずっと悶々としていた。
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ヒールのおかげで、「あ、上司が来る！」と察知できるので、ぜひこのまま履き続けて欲しいし、足音なく忍び寄るDRHにはいつもビックリさせられるので、ぜひ管理職の皆さんは平社員の心の準備のためにもヒールで闊歩して頂きたい。
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「じゃ何着ればいいんだよ」
来週のテメェの従姉妹の結婚式に着ていくために買った衣装があるだろうがよぉ、さっさとそれ引っ張りだせよ Puxxx ！
それで、今地獄のような空気で結婚式向かってる。
これぞフランス
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「まさかその格好で行くとか言わないよね？」
「行くよ、なんで？」
「私の同僚バカにしてんの？今までアンタの家族の結婚式にずーっと参加してきた私が、一回でもジーンズとTシャツで行ったことある？初めて私側の結婚式に行くってなってそんな格好するわけ？それで私がどんな気持ちか考えないの？」
昔、出産直後の写真を夫が撮って従兄妹も含めた親族全員と友達全員に送ってたことが発覚して喧嘩したことがある。
写真は、疲れ果てたドすっぴんの私がはだけた手術着で娘を抱いて力なく笑い、チラッと見える太ももからは一筋の血が…というかなり生々しい写真で、なんでこれ送った？と。→
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ゴミ袋に捨てる娘ちゃんを見て、「私は教育を間違えているのだろうか…」と悲しい気持ちになってしまった。
でも、無理。
ゴミはそこら辺に捨てれば誰かが拾うから大丈夫なんて、私はそんな教育をうけていないし、娘にもそんなこと絶対に言えないし、言わない。
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それに気づいてから、できるだけ、ありがとうと言うことにしてる。
今日、スーパーでチョコアイスを買ってくるように頼んだら、キャラメルアイス(チョコのトッピング)買ってきて、どう解釈したらそうなるん？と思ったけど、ありがとう、って言ったよ。私、10年前からキャラメル味嫌いなんだけどね。
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順番を守りましょう、仲良く譲りましょう、と言ってたら永遠に自分の番は回ってこないし、永遠に自分は後回しなのである。
学校の先生もそこら辺はスルーなのである。日本みたいに「○○ちゃんがしたから次は○○ちゃんね」という回しはほぼない。
フランス人の知り合いが妊娠したので、内輪でお祝いパーティー。「どんな子が生まれてくるかな〜」というありていの話を皆でして、誰かが彼氏のほうに「男の子がいい、女の子？」と話をふったら、「赤毛でなきゃどっちでもいいよ」。
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「みんな赤ちゃんしか見てないから大丈夫」いや、そうじゃないだろう。
「出産直後の写真を送らなくても！」
「産まれたての写真がいいかなって」
焼きたてのパンが美味しいみたいなこと言ってんじゃないよ…。
子供が産まれるとプライベートな写真をどんどん共有されるので、前もって線引は大事。
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１日、子供とその親たちといてよくわかったんだけど、フランスの親子は絶対に譲らないのである。私、私、私で一番声が大きい奴、一番面倒くさい奴、一番ズルい奴(もう乗っちゃったもん～)が勝つ、幼稚園からすでにその基礎ができている。
フランス人もお互いに譲り合いの精神を持っているけど、彼らが譲るのはそれが自分にとって「どうでもいいこと」だからで、日本人のように譲ることで物事を円滑に回そう、という観点からではない。
フランス人は大事なことでは絶対に譲らない。
そして子供のことは大抵「大事なこと」なので、譲らない。
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フランスのお金持ちは自分は特別な階級という意識が強いのか、そういうのが「許される」と思っている節があり、たかだか数十ユーロでグタグタいうな、お遊びだよ、的な。価値観が違い過ぎて絶対に親しくなれない。
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で、娘号泣…。
いや、っていうかどうでもいいじゃん、ポニーの色なんて、譲ってあげなよ…とその時はうんざりしたんだけど、しかし後から、Nちゃんとその母親から白いポニーをぶんどってくるのが正しかったな、と思い直したのである。フランス人の親なら、譲らずに絶対にそうしたであろう、と。
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しかし、私は相手を突き落として自分の要求を通すなんて真似はとても恥ずかしくてできないし、それを娘に教えるなんて絶対に無理。
ピクニックでも、ポテトチップの空袋、飲み終わったジュース、ヨーグルトの容器、紙コップが芝生に散乱していてもお構いなし。それを一生懸命に拾って
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その後、人のケツを叩いてやらせるより、自分のケツを動かしたほうが早いと気づいてからは、免許とって、車買って、仕事見つけて、税金払って、Formation受けて、転職して、大工仕事以外ほぼ全部ひとりででできるようになってしまい、感謝する機会がぐっと減った。
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借りたものは元の場所に、譲り合って遊ぶ、等々至って平凡。
しかし、私の常識(つまり日本的な教育方針)と現場(フランスでの日常)が衝突して娘の不満が大爆発してしまった。
昨日は幼稚園の遠足で、厩舎(centre équestre)まで電車に乗ってお出かけ。私と他の母親たちも付き添いでいってきたんだけど。
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チョコ1つ１ユーロ程度。買って食べればいい話なのに、金持ちにしてみれば「たかだか数ユーロのものを試食させないなんて信じられない」なんだろうな。
いや、エルメスで買い物してるわけじゃないんだから、街のパティスリーだから。
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夫は昔と変わらず常に優しかったのに、私は「どうしてフランス人なのにこんな事出来ないの！？」と怒ることが増えて、全てのことは「フランス人で自分の国にいるんだから出来て当たり前」になってしまった。
でも、日本人でも携帯の機種変が面倒なのと同じで、全てなんでもできるわけないよね。
暖かくなってきたので、ちょっと怖い話をしますね。
20年前のことです。
単身赴任中の父親から家に小包が届きました。
中身は田舎の道の駅で買った品物の数々。
それが、あんな恐ろしい光景に出会う糸口だとは、そのときは考えもしなかったのです。
夫はムキムキな見た目に反して繊細で、とても優しく、日本人のように礼儀正しくて、控えめ。そして最高の父親。
だから「愛してない」と言われたときは、「こ、こいつ言うじゃねえか…子供がいるのに個人の愛だなんだとか語るとこはやっぱりフランス人なんだな…」と妙に感心した。
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知り合い（ともいえないような程度）の家にお邪魔した時、ちっこい置き物があって、あ、可愛い〜と言ったら、「Ah, celui que j'ai piqué au resto ?」とな。いや、piquerじゃないだろ、盗みだろと。その人、歯医者さん。
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パティスリーで働いてた時に、1番面倒くさいのも金持ちそうなお客さんだった。
チョコレートを試食させろマカロンをよこせというので「無理です」と言ったら、たかだかチョコ一つだろう、信じられない、店長を出せ、とずーっとグダグダ。
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ポニーにのって親が手綱をひいてお散歩、というアクティビティで、娘のクラスのNちゃんが「ままぁ、私、絶対に白いのがいい！」と。
このNちゃん、超面倒な子で、自分の思い通りにならないと、すごい金切り声で泣き叫ぶ。
その叫び方が半端じゃなくて、ヨダレを垂らしながら泣き叫ぶのである。
日本は大好きだけど、街の中、テレビ、駅、全てのものが「アレを食べよう、ここに行こう、アレを見よう、イベントに参加しよう、スタンプラリー、花見、海水浴、紅葉、イルミネーション、新製品、新発売、リニューアルオープン、期間限定、行列店、大人気、人気沸騰」で消費を促されるのつらい。
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そもそも、赤毛が何か差別的に扱われる意味とその文脈が全く理解できず、それでいてこうした内輪の集まりでちょくちょく赤毛に対する差別的な発言を耳にするのである。
赤毛の何が嫌なのだろう?わからない…。
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「白いのは１頭しかいないから、Nちゃんに譲ってあげな」
「でも私も白いのがよかった！」
というやり取りを５往復ぐらいした後に、私がブチぎれて、
「じゃあ、ママ、どうすればよかったの！？Nちゃんを突き落として、これは娘ちゃんのポニーだって言えばよかった？そうすればアンタは満足したの？」
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すると、娘ちゃんが「私も白いのに乗りたい…」と。
これは大変だ。白いポニーは１頭しかいない。
Nちゃんは絶対に白いポニーを譲らないし、乗れないとなったら大声で泣き叫んでそれだけでアクティビティの時間が終わってしまう。
そこで私は、有無を言わせずこげ茶のポニーに乗せて出発した。
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すると「ままぁ、どうして私は白いポニーに乗れないの？どうしてNちゃんは乗れるの？」
「娘ちゃん、毎週土曜日にパパとポニー教室にいってるじゃない。娘ちゃんのお馬、一番大きくてきれいだよ、娘ちゃんにしか乗れないよ。白いのは小さいし、赤ちゃんがのるやつだよ」
「でも白いのに乗りたかった」
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そんなわけで、紋次郎は2万円ということになった。
父は「はぁ〜2万円かぁ〜猫のくせに高級だな〜」といって電話を切った。
紋次郎は、成長してもどこか弱々しい見た目で、父は、単身赴任中に帰ってくるといつも「おい、こいつ死にそうだぞ!おい、死ぬぞコイツ！」といって母に嫌な顔をされていた
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ちょっと皆がびっくりして、ひとりが「えー赤毛ってすっごい素敵じゃない？私、この間パリのメトロで〜」と話題を引き取ってくれたんだけど、彼氏の方は斜め下向いて興味なさげ。私は突然の赤毛の話題に呆然としてしまった。
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「(ハァ…)で、いくらしたんだ」
「にっ…」
「200円かっ！」
「(明治じゃないんだから…)いや、もう少しうえ。にっ…」
「2000円かっ！」
「いや、いやぁ〜もうちょっと…にっ…」
「なんだ、2万円もしたのか!高いな！」
い、言えない。
20万円もしたなんて、言えない…。
定年まで仕事をして、親を看取って、子どもの独立を見守って、25年の住宅ローンを支払って、最後はフランスの老人ホームにいくのかな、とぼんやり考えていた。
だから夫と別居の話をした時に、悲しかったけど、自分の眼の前に突然新しい可能性が開かれたのを感じた。正直に言うと、ワクワクしている。
Twitterで在来の方の離婚話を目にするたびにおぉ…大変だなぁ、と思ってたけど、この間夫に「君のことをもう愛してない」と言われて、明日は我が身ぃぃぃ!となった。
「夫と数年後に別居することになりそう」と同僚に話したら、カウンセラーに相談してみたら?と。
「でも相談したところで、一度割れたお皿は元通りにはならないから…」
「いやいや、あるじゃない、割れたお皿を修復する技術が日本に。なんだっけ、Kintsugi(金継ぎ)？」
うまいこと言うな、同僚…。
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そこで出会ったのが、スコティシュフォールドの猫、後に紋次郎と名付けられる猫(女の子)である。
価格は20万円だった。
私と母は一目で気に入ってしまい、母のほぼ負担＆私もお小遣い出して、その場ですぐ契約をして帰ってきた。二人でウキウキしたあとに、「やっぱりお父さんに報告しなきゃだよね…」
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大学生の時に、父が単身赴任になり、これ幸いにと母と相談して猫を飼うことにした。
しかし、猫については初心者の二人。近所に猫を飼う友達もおらず(というかそもそも友達が少ない二人)とりあえずペットショップに行って猫というものを見ることにした。
昨日、路上でクレジットカードを拾ったので、どーすりゃいいの？とカード後ろの案内センターに電話したら、「拾ったカードはどこでもいいので銀行の窓口か郵便受けに入れてください」ということだった。
銀行間で協定があるらしく？自分のところのカードでなくても銀行同士でやりとりするらしい。
でも、私は自分の10年を後悔していないよ。私は、ただ対等に暮らしたかったんだよ。感謝して、縋るように生きるのは嫌だったんだよ。例えその結果、夫に愛されなくなったとしても、この国で弱い自分でいたくなかったんだよ。
なんだかんだ言って、フランス好きだから。
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そこで、私が父に電話をかけることになった。
「お父さん、猫を飼うことにしたんだけどね…」
「えぇ、猫飼うのか!?」
「うん」
「(ハァ…)で、どこで拾ってきたんだ」
「あ、拾ってないよ、買ったの」
「買うってなんだ！猫は買わないだろう!」
「あ、うん。でも買ったの」