2025年11月26日(水)
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国立国会図書館 利用者の個人情報流出か 開発中の館内サービスへの不正アクセスで

[ 2025年11月25日 14:41 ]

国立国会図書館の公式サイトから

 国立国会図書館は25日、公式サイトを更新。開発中の館内サービスシステムに対する不正アクセスにより、一部の利用者情報及び利用情報が漏えいした可能性があることを発表した。

 同サイトで「2025年11月11日付けの「開発中のシステムに対する不正アクセスの発生について」でお知らせしましたとおり、開発中の館内サービスシステムに対する不正アクセスにより、一部の利用者情報及び利用情報が漏えいした可能性があります」と報告。

 続けて「このたび、漏えいの可能性がある個人情報の範囲について可能な限りの調査が完了しましたので、次のとおりお知らせします。なお、現在までのところ、個人情報がインターネット等へ公開される等の二次被害は確認されていません」と伝えた。

 漏えいの可能性がある個人情報は利用者IDのみの漏えいが943件あったとし「2025年3月15日から3月27日までの間に関西館に来館した一部の方の利用者ID」が対象。

 また、電子情報等のプリントアウトの申込情報については40373件(4360人)で「2025年9月24日から10月22日までの間に東京本館、関西館又は国際子ども図書館に来館し、デジタル化資料や電子ジャーナル等の電子情報及びマイクロ資料のプリントアウトの印刷指示を行った方の次の情報」が漏えいした可能性があり、利用者ID、氏名などが含まれるとした。

 「現時点で、漏えいの可能性がある個人情報が悪用される等の二次被害は確認されておりませんが、身に覚えのない不審な電話やメールには応じないよう、ご注意ください」と注意を呼びかけ「当館をご利用の皆様には多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

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