三重大工学部が情報工学コースにも「女子枠」 2028年度入試から

小林裕子
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 三重大は2028年度入試から、工学部「情報工学コース」で女性を対象にした学校推薦枠を設ける。「女子枠」の設置は同大で2例目。県内企業間で女性技術者のニーズが高まっており、社会が求める女性人材の育成に応えるのが狙い。

 情報工学コースはIoT(モノのインターネット)技術などを学ぶコースで、募集定員95人のうち学校推薦型入試の5人に女子枠を導入する。共通テストは課さず、書類審査と面接で合否を決める。27年11月に試験を実施する。

 同大では工学部に今年4月から新設した「電子情報工学コース」に初の女子枠を設置。昨年の入試で定員5人を超える8人の応募があり、今春全員が入学した。26年度入試では定員を5人から8人に増やした。

 工学部全体(定員430人)では、女性の入学者は24年4月の59人から、25年4月は94人に増加している。県を含む東海エリアは自動車や半導体石油化学工業などが集積し、IT人材のニーズが高まっているという。

 発表した湯浅陽子副学長は、「女子枠の導入は、女性の進学意欲を引き出す効果があった。工学分野での進学を後押しする施策として継続的な効果が期待されている」と話した。

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この記事を書いた人
小林裕子
津総局
専門・関心分野
文化、暮らし、教育