お気持ち
最近の界隈の流れが、なんだか悲しいものになっているなぁと思ったので綴ります。
事の始まりは、おもちのびる大明神が非対応着せ替えツール『もちふぃった~』を販売したことから始まりました。
一改変ユーザーである私は友人から「おもちのびるさんが革命的なツールを作っている!」と聞き、販売前からおもちのびるさんに「ベリルちゃん用に作ったのは重々承知しているが、他の子たちにも何とか対応してもらえないか。我々を救ってほしい。」と頼み続けていました。約一年程前な気がするのでこの辺の記憶はあやふやです。しかし、それほどまでに懇願したのは、これまでBOOTHで販売される衣装の対応が1握りのアバターしかなかったからです。アバターがゲームだとしたら衣装はダウンロードコンテンツだと思います。ユーザーは各々自らのアバターにあわせ各自の技量の範囲で改変してきました。
それは一重に、自分の大好きな子に自分の好みの素敵なお洋服を着せてあげたいという思いに他なりません。
様々なアバターが新規販売される度に、衣装界隈は「○○ちゃん対応衣装は販売されませんか!?」という問い合わせを多く受けていませんでしたか?
もちふぃった〜はそういった問い合わせを削減するお手伝いも出来るツールになると思います。
しかしながら、界隈に走った新たな価値観は「これからは単品販売しか売れなくなるからフルセットでの販売のみになるだろう」というものでした。
それに加え、もちふぃったーを使ったことによる品質誤認を懸念する声もあがり、販売直後から何故かもちふぃったーに対しマイナスイメージを与えるような表現で告知するショップの声を多く見かけるようになりました。
もちふぃった〜の誕生を今か今かと待ち望み目を輝かせていた私は、皆さんがあまりにも早く正否の判断をくだしたことに大きく落胆しました。
正直、もちふぃった~の存在を初めて知った時、改変沼にどっぷりつかった皆さんが初感で思ったであろう「でも、今まで自分で着せ替えてたし、自分には不要であろう。」という感想は私も最初に思い浮かべました。そして次に、今まで自分が行ってきた複雑な工程や、諦めたことなどを思い浮かべませんでしたか?
私はunityでのみ着せ替えを行っていたので、まず先に「素体に対しフィットするようなもの、例えば水着や下着もワンクリックで着せれるようになる?」という疑問が生まれ、その次に「ウエイトはどうなる?その子にあったものがのる?」でした。
外見上上手く着せられたとしても、ウエイトによって動かしたときに破綻がでることはこれまでよくありました。特に自分はunity撮影をよくするので、この際ぶいちゃで稼働しない範囲外までボーンを動かしたポーズをよく作っていました。ウエイトが完全にのれば、今までこれ以上動かすと破綻するなと諦めていた表現をできるようになります。
もちふぃった〜はこの問題を解消してくれる便利なツールでした。また自分はこれまでMAを使っていませんでした。ボーン名称が違うものを一つ一つ入れ直すということが面倒くさかったのです。どうせ入れ子構造で着せるのであれば不要なものでした。
もちふぃった〜の変換後のプレハブを、そのままアバターにいれてMAのセットアップを押すだけで着せられます。今まで触れられなかった文明に、初めて触れられました。あまりにも感動しマウスに触れる指先が震えたのを覚えています。まるで本当に、この子のために対応されたお洋服が初めからそこに存在していたようでした。今後、これがほとんど無限に可能になる。素敵な衣装だなと思っても、自分の技量では難しいだろうと諦めていたものが諦めなくて良くなる。
だんだんと改変するのが億劫になり新しい衣装を買うのにも手が離れていたこの時期に、新たな可能性が生まれました。仕事が終わって衣装を着せていたら日を跨ぎ撮影が明日になる、ということがご飯を食べている間に完成し、すぐに撮影できるようになる。遊ぶ時間を作り出せる。
衣装屋さんからみたら、我々非対応族は今まで数字上目に見えない存在だったと思います。何故なら別の子を衣装を買い、誰に言うでもなくひっそりと自分で着せ替えていたからです。数字上は、別の誰かの子の売上として見えてしまっていたでしょう。そして多分今後もそれは変わりません。なので明確に売上という数字上で非対応族を観測することはほとんど不可能だと思います。販売形式や値段に関してはもう特段何かを申し上げることはございません。技術に対し、正当な対価が発生しないなどということはあってはならない。それは創作における、絶対に守らなければならないものだと思っています。自分の価値は、自分で決めるべきです。だからこそ、ツールで左右されるものでもあって欲しくありません。お金という数字に目が眩み、自らの宝石の価値を見誤らないで欲しいなと願います。
次に発生した品質誤認について、私は非常に混乱しました。これまでの「自由に、楽しい」改変文化を覆すような意見が多く、ツールがあるなしに関わらずこれまでも発生していた事由がその窓口が広がったことにより大きな懸念として表明され始めました。
昔から改変を行っていた身としては「衣装屋さんの迷惑にならないように、○○ちゃん対応のお洋服も作ってくれませんかと問い合わせなかったけれど、それにより我々は存在しないこと人間になってしまっていたのか?」との思いでした。
これからはみんなと同じ砂場で遊べるようになるね!と喜んでいた我々に冷や水をかけるように「嫌なら自分で作ればいい」と公言している人も見かけました。それはおっしゃる通りですが、わざわざ公言する必要はありましたか?界隈の認識として「嫌なら作ろうね」があったから「自分で改変します!」の流れでこの改変文化に至ったのではないでしょうか。
何故、わざわざ人から見て嫌な人だなぁと思われるようなことを広く知らしめるのでしょうか。
私は、もちふぃった〜以降も多くの便利なツールができると思います。一部の人に大きな負担を強いられないように、みんなが便利になるように作られたものをすぐに否定するような雰囲気があるのは好ましくないと考えます。ネット社会の良くないところです。古き良きオタクは、良きものを良いと賞賛し「より良い世界にしていこうね」と手と手を取り合う同士ではなかったでしょうか。
その上で今は、新しい界隈の常識を浸透させるため、みなが思うそれぞれの価値観を発信し、認識を広める段階だと思います。その時に少し冷静になり、表現を和らげていただけませんか。
今まで目に見えなかった人たちの存在があることも、今まであったであろう一部の文字が読めない人に対しての問い合わせも、どんなに商品ページやXで伝えても意味がなかったことも、投稿ボタンを押す前に思い出してください。多くの善良な人々に向けて突然刃を向けるような表現を見かける度に、今後これが界隈の常識になっていいのか?と不安になります。
もう商魂逞しくお金しか見てない層はそれでいいです。そのまま生きてください。こちらも気をつけて自衛しますがすみませんが分かりやすい商品ページを作ってください。基本的にルールが複雑であればあるほどルールを守らせるのは困難であるとご理解ください。そして一言だけ応えさせていただきたい、人は技術だけでなく、その想いに価値を見出す生き物です。
私がもちふぃった〜に強く惹かれた理由は、おもちのびるさんの「せっかくあんなに頑張って作ったアバターが、対応衣装が少ないという理由だけで選ばれなくなるのは悲しいよね」(意訳)という言葉にありました。その言葉を聞いたとき、同じアバターを好きになって出来た友達が、新しいアバターを買ったらその子の改変ばかり行い写真をあげているのを見て、心が冷える思いをしていたことを思い浮かべました。
それは言葉では表せない悲しみでした。友達をアバターで選ぶのかと言われるかもしれませんが、同じものを好きで友達になった友人を、どうして切り離して考えられるのでしょうか。よっぽど内面を知り価値観が合わなければ友好関係を続けていくことは困難です。あまりにも幼い価値観だなと思ったので公表することは控えていますが、友人が増える度にこの子とはいつまで友人でいられるのだろうという感情が芽生えては、ホコリを払うようにその感情から目をそらし続けてきました。人それぞれ好きなものがあるように、選択の自由があります。でも、その選択がもし、遊ぶ幅が少なかったから、だけだったとしたら、私はもう少し彼女や彼らと友人でいられたと思ってしまうのです。そして私が繋ぎ止められなかった縁が、もしかしたらこれから繋ぎ止められるようになるかもしれないという可能性に、強く惹かれました。
これからもずっと変わらずに同じものを同じよう好きだと心から思え笑える素敵な世界が誕生するかもしれない、敷居が下がることで少しでも長く一緒にいられるかもしれない。難しいことを理解しなくとも、好きだという思いが一緒であれば同じ砂場で遊ぶことができる、そんな素晴らしい世界の誕生を夢見ました。
もちふぃった〜は、私のその想いを叶えてくれる可能性があります。私目線でこれなんですから、他の目線から見たらもっと有益なことが山ほど出てくるでしょう。そして過去の、自分が初めて改変したときの頃を思い出してください。何もわからなかったあの頃に、もちふぃった〜があったとしたら、きっと自分を救ってくれたと思います。そういう子たちにとっても、有益なツールと成り得ます。
なんだか悲しい思い出をふりかえったらしんみりしちゃったので終わります。とにかく、同担が増えるかも!うれぴ!と思っていたら、なんでみんなこんな悲観的なの!嬉しいことなんだよ〜!!てことを伝えたかっただけです。2行でまとまった、怖い。もうやめます。
この界隈が、これからもみんなが笑って過ごせるような優しい世界でありますように、心から願っています。


自分と程度の差はあれ、考えてること同じで「だよね」って思いました。 自分も所謂マイナーアバターを愛校している者ですので、友達が違うアバターを買って〜のくだりとかは そう思ってしまう自分自身にも嫌気が差すくらいには気持ちがわかってしまいました ともあれ、全体的には歓迎されてるよ…