高校入試の内申書「出欠日数欄なし」に 19都府県、不登校生に配慮
本間ほのみ 編集委員・宮坂麻子
都道府県立高校の入試で使う調査書(内申書)の出欠席日数欄が、2027年度入試までに4割にあたる19都府県でなくなる。朝日新聞の全国アンケートで分かった。
出席日数に関しては、中学の状況のみで不利な扱いをしないよう国が通知している。しかし、記入欄があることで「合否の判断材料になるのでは」という不安の声があり、配慮した形だ。
調査書は、各教科の評定や活動の記録などを中学がまとめた資料。学力検査とともに合否判定に使われることが多い。
アンケートは6~7月に実施。全都道府県教育委員会から回答を得た。
都道府県立高校の入試で使う調査書(内申書)について、主に中学の登校日数が少ない生徒に関する項目を各都道府県にアンケートしました。記事では、結果一覧やアンケートにあった回答内容などを紹介しています。
今の中3が受ける入試では
今の中学3年生が受ける20…