蓮々(れんと

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約二年半前の12月……
これだけの子供がいる吾輩ですが、初めて子供が生まれる瞬間に立ち会いました。
予定日を何日も過ぎていたので陣痛促進剤を投与して貰いましたが、なかなか思うように効果は現れず長丁場の闘いとなったんです。

もともと、予定日が近づく日々も全くその兆候はなく御近所の方に習い二人で三百段の階段を昇り降りしてみたりもしました。
散歩もよくしましたしそれなりに努力もしたのですが、気配がないままの入院生活突入だったのです。

嫁さんが入院している間、我が家の忙しさも倍増していました。
子供たちの世話ももちろんそうですが、生まれて来る新しい家族の為にお祝いの準備もしなければなりません。

吾輩はリースを五十個ぐらい作りました、道端で弦の木を見つけて何重もの輪をつくり飾りつけて……
門から玄関までリースのゲートを作りたかったんです。
この演出はかなりイメージ通りに出来て、今でもあの日の感動と一緒に思い出しますね。

お祝いの料理も何時間か掛けて作り…
更に企画したのが、家族全員で変装して嫁さんと赤ちゃんを迎えようというものです。
全く馬鹿馬鹿しい発想ですが、それにちゃんと乗っかってくれるのが我が家です。

吾輩が描くモグラの絵には家族全員それぞれのキャラがあるのですが、そのマスクを手作りで用意してかぶろうというものです。
人数もいますので大変でしたが、なんとか間に合わせることが出来ました。
ちなみに嫁さんが入院中は毎日モグラの絵をちゃんと色付きで描いて、枕元に並べていきました。


当日、病院から家に向かう途中から家に電話をして
「そろそろ着くから、みんなモグラに変装しておきな」
と、指示をだしました。
しかし実は子供たちには内緒で、嫁さんにもモグラを用意して
「これで帰って子供たちを驚かせよう」
なんて説明していたんです。
つまり、事の全てを知っているのは吾輩だけだという状況です。

これも本当に作戦通りに、顔を合わせた瞬間に双方が大爆笑でしたね。
睡眠時間を削り準備をした甲斐がありました、生涯忘れられない家族の対面の場となりました。

我々がどれだけ蓮々との対面を楽しみにしていたかということ、我々がどれだけ蓮々を愛しているかということ……
蓮々にはこれだけの粋な兄貴達姉貴達がいるんだということを、いつまでも忘れないで欲しいですね。


れ~んれんれん、れんれんれん♪

まだ、覚えているかな…

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  • ”蓮々(れんと”

    我々がどんなにレントを愛しているかということ…忘れないでほしいそんなふうにはっきり文字にしてくれるお父さんを持つれんとちゃん、お父さんに愛されてるね

    はなゆめ

    2025-11-24 21:29:23