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EMOは「設備を保護」する目的で、EMSは「人を保護」する目的で、それぞれ役割が異なります。 ■ EMO(Emergency Off) SEMI S2 / S950 に加え IEC 60204-1(機械の電気安全)でも定義されている「緊急電源遮断」です。 火災・ケミカル・漏電・電源異常などの設備リスクに対し、主電源を含む電源そのものを遮断し、装置を“停電状態”へ移行させます。 半導体装置では SEMI により必須です。 ■ EMS(Emergency Stop) ISO 13850(非常停止)および ISO 13849(安全制御)に基づく 人命保護のための非常停止です。 停止させるのは危険運動(トルク・空圧・油圧など)であり、主電源を落とすことは目的ではありません。 主電源を落とすと、一般的に使われる SS1-m(減速監視型の安全停止)が成立せず、かえって危険になる場合すらあります。 ちなみにEMSでは DC24V制御電源は通常残します。 これは、安全停止が成立した後、PLC 側で復旧処理や位置復帰の管理が必要になるためです。
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ドラフター|東大阪機械制御
@drafter_san
【EMSとEMO】 私は最近EMSとEMOという言葉がある事を知ったのですが皆さんは知っていましたか? ■EMO(Emergency Off) ・非常時に機械の電源や動力を“完全に遮断する”ための仕組み。 ・動力(モータ電源)を物理的に遮断 ・制御盤内の安全リレーやMCで電源を切る ■EMS(Emergency Machine Stop)
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