原神世界で不死身のボケ担当がハッピーエンドを目指すのは間違っているだろうか(旧:契約の国で働いてたら過労死したので自由の国に逃げようと思います) 作:ありがとうはなまる
タイトルで見てわかる通り今回もボケボケです。戦闘シーンは次の回でガッツリ描きますのでどうぞ楽しんでってください。
蛍side
抵抗軍に入って数日、私たちは哲平と一緒に抵抗軍の裏方作業を手伝った。武器の手入れや柵の点検、永一さんの厨房の手伝い、兵士たちの訓練相手をしたりと大忙しだった
特に、厨房での手伝いは苛烈な戦場に赴いていると言っていいほど忙しく、手伝いが終わる頃にはあしたのジ◯ーのように真っ白に燃え尽きていた
永一さんは私の何倍もの料理を作っていたにも関わらず、平気な顔で皿洗いをしているのを見て本職の人は凄いんだなと改めて分かった。工程が多い料理を注文した兵士(客)に昇龍拳をたたき込んでいたけど…
そんな数日を送ってきた私たちは、裏方作業終わりに哲平に連れられゴローの元へ向かっていた。理由は哲平が前線に出たいらしく、ゴローにお願いして前線に復帰させてくれるよう交渉するらしい。それなら私とパイモンは要らないのでは?と思ったけど数人の幕府軍兵士を相手取って倒し、永一さんにその力を認められている私の推薦?があれば前線に復帰できる確率が上がるらしい
短い付き合いながらもこの数日で哲平とはかなり仲良くなったし、私は哲平に死んでほしくない
けど、数日一緒にいたことで哲平の前線へ出て手柄を立てたいというの強い思いも尊重してあげたい。だから私は哲平を推薦してあげようと思っている
幸いこの数日、私との訓練に加え永一さん考案の特訓をしたおかげか哲平はかなり強くなった。前線に出ても死ぬことはないだろう
「おかしいな…ゴロー様はいないのか?」
ゴローがいないことに気づき、私たちは近くにいた珊瑚宮の軍官─龍馬にゴローの居場所を聞いた。すると、ゴローは前線に現れた幕府軍の増援を迎え撃つため兵を率いて前線に出向いているらしい。どおりで昨日から拠点の人間が少ないはずだ
「僕たちも前線に行こう。幕府軍にたたら砂を通過させてなるものか!」
哲平の言葉に私とパイモンは頷き私たちはすぐに前線に向かった
「そういえば永一様も一緒に前線について行ったかな」
私は哲平たちを置いて全速力で前線に向かった
「おぃいいい!!!オイラを置いてくなぁぁぁ!!!」
第三視点side
「お前だけか…私はてっきりお前らの「軍師様」に会えると思ったが。彼女には我々幕府軍もかなり手を焼かされた。抵抗軍がここまで持ちこたえたのも、彼女のおかげだろう」
「実際、ここまで来るまでに用意されていた悪趣味な罠の数々で我々の進行はかなり遅くなってしまった」
「?」(罠?そんなもの用意した覚えはないが?)
「だが、それも終わりだ。これだけの戦力差、策略はもはや意味を成さない。すでに抵抗軍の底は知れた、将軍様に逆らうものにはそれ相応の罰を受けてもらおう」
「俺は珊瑚宮様を信じている。俺たち抵抗軍の兵士たちを信じている。「目狩り令」は正しい道なんかじゃない、俺たちは抵抗をやめない!!」
「…いいだろう。それと、お前たちも最新の懸賞令を見ただろ。あの金髪の旅人、今お前たちのところにいるはずだ。そいつを渡してくれるなら、息をつかせるくらいの時間はやろう。この時期に戦うのは、双方にとっていい選択ではないからな」
「まさか、そのために増援を…」
「彼女は将軍様にとって重要な存在なんだ。抵抗軍にとっては不要であると私は思うがな」
「…それは違う、彼女は抵抗軍にとって重要な存在だ。彼女はもう抵抗軍に入り、俺の部下になっている。なにより彼女はあの人の大事な人だ!!お前らに差し出すことはできない」
「「抵抗軍は仲間を売ってはならない」、それが珊瑚宮様が遥か前に決めた規則だ」
「そうか、なら今ここでお前たちを殲滅するだけだ」
「待てぇ~い!!」
両者一発触発の雰囲気の中、突然一つの声が抵抗軍側から聞こえ、両軍の視線は自然と声のした方へと向けられた
声の主の近くにいた抵抗軍兵士は声の主を見ると、皆驚いた顔を見せた後、横に動き道を譲った
兵士たちの中を抜けてきた人物にゴローも沙羅も幕府軍兵士も驚きの声を発した
『ガンタ◯クだ!!』
「ガンタ◯クだ!!ガンタ◯クがいるぞ!!」
「ガンプラ食わせてぇ~」
なんか怖いこと言ってるぅー!! 幕府軍兵士たちに戦慄が走った
「…」スッ バチバチ
「ぎゃあああああ!!」
九条沙羅は弓を構え、雷元素を付与した矢をガンタ◯クの胴体目掛け放ち、ガンタ◯クは火花を放ちながら後方へ吹き飛ばされた
「沙羅様!?何故いきなりガンタ…彼の者を!?確かにおかしな奴ではありましたが…」
「…」
「えいぃ…ガンタ◯クぅぅ!!」
「危なかった。ヘルメットを付けていなければ即死だった」
「ヘルメット関係ないところに突き刺さってるけど!?」
「細かいことを気にし過ぎると将来ハゲるよ」
「ありゃ~せっかく作ったモビルスーツなりきり君、ガンタ◯クバージョンが半壊しちゃたよ。やっぱ元素を纏った攻撃には耐えられないか」ヌギヌギ
「!?あなたは…!!」
モブ兵士の1人がガンタ◯クを纏っていた人物を見て驚きの声を発する
「どうしてくれんだ?これ作んのに目茶苦茶金かかったんだぞ。弁償しろ」指ビシッ
『永一様!!』
「……やはり」
予期せぬ人物(永一)の登場により驚愕する幕府軍兵士たち。そんな中1人、沙羅だけは驚くことなく冷静に永一を見据えていた
「え、永一様、何故ここに」
「お帰りになられたのですか」
「いつお戻りに」
「だが何故抵抗軍と一緒にいる」
「まさか、永一様も反目狩りを掲げてらっしゃるのでは」
「そんな…!?」
「静まれ!!」
永一の存在を視認し、驚き動揺していた兵士たちを一言で黙らせる沙羅
「よく俺だってわかったな沙羅」
「そんなふざけた格好をするのは貴方しかいないでしょう」
「不死川様。貴方がいつ戻ったのか、何故抵抗軍と一緒に行動をしているのかはこの際問いません。しかし、これだけは聞きましょう」
「貴方は将軍様の敵ですか」
抵抗軍と一緒に行動している時点で分かりきった質問だ。だが、沙羅はそれでも質問した。己が納得し目の前の恩人と敵対する決意と、将軍の意志を必ず全うするの覚悟を固めるため
沙羅の目からは敵意と悲しみを感じさせられた。永一はその目に気づき目を閉じる
「………そうだな。俺は今の稲妻の情勢を良い方向に変えるために抵抗軍に居座ってる。だから、お前の問いの答えはYES…かな」
「…そうですか。ならば永遠の名において…貴様を叩き潰す!!」
永一の答えを聞いた沙羅は、
「争い事は苦手だが仕方ねぇ。お前ら全員ぶっ飛ばしてやるよ!!」
沙羅と永一が睨み合い、両者の陣営は武器を握り臨戦態勢を取る
「ちょっと待ったー!!」
そんな中、両陣営の耳に制止の声が聞こえ、声がした方を見ると大量の砂煙を出しながら走ってくる1人の少女がいた
「おっ!蛍、間に合ったんだな!!」
「えい〜いち〜さ〜ん!!!!」
「グハッ!!」
走ってきた少女─蛍はそのままの勢いで永一にドロップキックを食らわせた
「なんで最前線にいるんですか!?あれほど危ないことはしちゃいけないって言ったのに。どこも怪我をしてないですか!?痛いところは!?幕府軍に何かされていませんか!?」
「いてて…何もされてないよ。強いて言うならお腹がめっちゃ痛い」
「そんな!?大丈夫ですか!?一体誰がそんなことを…!!」
「君そんなキャラだっけ?」
「ムキー!!お前はいつもいつもオイラたちを置いて何処かに行くなー!!報告ぐらいしろーこのー!!」
「いひゃいはいもんほほをひっぴゃるな、じみにいひゃい」
「ゴロー様!」
「旅人…それに哲平も、どうしてきたんだ?」
「旅人や永一様に鍛えられて俺は強くなりました!それなのに拠点で黙ってみているだけには行きません」
「私ももう抵抗軍の一員、だから手伝う。一緒に守りましょう」
「分かった、共に戦おう…」
「また会ったな旅人…今回は見逃してやらんぞ」
「お前が抵抗軍に入ったのは、彼らの後ろに隠れるためだと思ったが。ここに現れたということは、私の想像以上に勇敢であるということか。…なら、永一」
「なんだ?」
「こちらから提案がある…今回の「
「「陣前比武」…なんだそれ?」
「戦いが始まる前に両軍から精鋭を選び、一名ずつ対決を行っていくことだ。優勢な方にとってはあまり意味のないことだが、劣勢な立場であれば士気を立て直す絶好の機会」
「だが、彼女の目的は明らかなものだ。これを期に永一さんを捕まえたいのだろう」
「永一さん…無理はするな、このまま全員で戦いを始めても構わない」
「永一さん、そんな提案受ける必要ないよ」
「OKその提案受けよう」
「永一さん!?」
「ただし比武に出るのは俺じゃないそこにいる旅人だ」
「え?」「なに?」
「「陣前比武」の提案自体は受けるが出場する選手が俺にする必要はない。「陣前比武」はあくまで両軍の精鋭を戦わせるもんだ、俺は精鋭なんて高いレアリティーのもんじゃないんでな」
「そんなことは許されない。この提案を受けるということはお前が出陣する、それが最低条件だ」
「旅人はどうする?提案が通る通らない関係なく受けるか?それとも受けないか?」
「どうするんだ?旅人、お前が決めてくれ」
「大丈夫。私は負けない」
「そうかそうか。やる気満々で助かったよ」
「言ったはずだ。「陣前比武」を行う資格があるのはお前だけだ。それ以外の者は認められない」
「そうか、ところで話は変わるが、これは俺が稲妻を抜ける前、偶然見つけた九条沙羅ポエム帳だ」
『!?』「?!!!?!?!!?」
「え〜題名【将軍様】」
将軍様のことを想うと胸がざわつくのは何故だろう
シミ一つない美しい顔を向けられるたびに私の心がざわつく
冷徹で鋭い眼光で私の心を貫く
稲妻に仇なす敵を屠るその姿に私の心は歓喜する
将軍様の全てが愛おしく美しい 将軍様の一太刀ごとに私の心を切り裂いていく
ああ将軍様の手にわたs「旅人を「陣前比武」に出陣するのを許可する!!!!」
「…そっか良かった。じゃあ頑張れ蛍」ニコッ
「…あ、うん」
よ、容赦ねぇ〜!!
黒歴史であるポエムを大勢の前で読み聞かせられた沙羅は地面に膝を付け丸まり、手で赤くなった顔を隠し悶絶し、それを見た旅人たちの心が一つになった
「……くっ///やってくれたな永一。このような醜態を晒したのは生まれて初めてだ!!」「え?子供の頃遊んでる途中に犬の糞踏んじゃって泣いて俺に助け求めてこなかったっけ?」「ええい黙れ!!!黙らんとその舌に風穴を開けるぞ!!」(顔真っ赤)
「……」スッ(で?そっちは出す武士は決まったのか?)プラカード
「…ブチッ*1……ふ〜*2……行け。旅人を切り伏せ将軍様に勝利を捧げろ!!必ず奴に目にモノを見せてやれ!!」
「は、はっ!!」
「気張れよ!!蛍」
「はいっ!!」
両軍の激励を受け、旅人と兵士は向かい合いそれぞれの武器を握りしめ臨戦態勢を取る
「え〜それでは「陣前比武」…始め!!」
「「はぁあああー!!」」
永一の掛け声と同時に両者は駆け出し、互いの武器をぶつり合い激しい火花を散らす
「くっ…!!」「はぁああ!!」
両者の鍔迫り合いは旅人が押しており、徐々に沙羅陣営の兵士を追い詰めていた*3
「頑張れ!!頑張れ!!頑張れ!!頑張れ!!頑張れ!!頑張れ!!頑張れ!!頑張れ!!頑張れ!!いける!!いける!!いける!!いける!!いける!!いける!!いける!!いける!!─
このままでは負けると踏んだ兵士は鍔迫り合いの最中、刀をずらし旅人の攻撃の威力を横にずらし、僅かにできた隙で後方へ飛び旅人から距離を取ることに成功した
─どうしてそこで諦めるんだそこで周りのことを思えよ!!応援してる人たちのこと思っ頑張ってみろよ!!今こそ!!never give up!!」
両陣営(うるさ)
「…」スタスタスタ
しかし、旅人は雷元素を纏い兵士との距離を一気に詰め両手で持った剣を振り抜く
沙羅も歩き出し拳を振り抜く
「…」スッ
ナイス╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
両陣営の心が揃った瞬間だった
「…次」
その後も蛍は順調に沙羅陣営の兵士たちを倒していった
沙羅もその都度ボケるアホ(永一)を張っ倒していった
「さすがにやるな…どうやらこのまま戦っても意味がないみたいだ。兵士たちよ、かかれ!」
「常道を
「どうやら戦いは避けられないようだ…迎え撃つぞ!」
「皆の者、俺に続け!」
両軍の大将の号令により、
「やっぱこのままお開きは無理か…なら」
永一は懐からオーバーコートと十字架付きネックレスを取り出し自身に装着。そのままゴロー陣営の前に立つ
「ゔっゔん……ふ〜…我らは己らに問う 汝ら何ぞや!!」*4
『抵抗軍の海祇島軍隊なり!! 』
「ならば抵抗軍よ 汝らに問う。汝らの右手に持つ物は何ぞや!!」
『 短刀と毒薬なり!!』
「ならば抵抗軍よ汝らに問う。汝らの左手に持つ物はなんぞや!!」
『 銀貨三十と荒縄なり!! 』
「ならば抵抗軍よ。汝ら何ぞや!! 我ら兵隊にして兵隊にあらず。兵士にして兵士にあらず。軍人にして軍人にあらず。逆徒にして逆徒にあらず!! 我ら死兵なり。死兵の群れなり。ただ伏して御主に許しを請い、ただ伏して御主の敵を打ち倒す者なり。闇夜で短刀を振るい、
『ならば我ら徒党を組んで地獄へと下り隊伍を組みて布陣を布き、七百四十万五千九百二十六の地獄の悪鬼と合戦所望するなり』
「ぶるぁあああああああああああああああぅ!!!!」
両軍がぶつかり合う
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【永一メモ】
幕府軍を襲った罠は永一が設置しました。
罠は落とし穴からトラバサミと古典的なものから、ゴム弾タレットに兵士のトップシークレット情報暴露、就寝時間に延々と「今夜が山田」と連呼するなど精神的にも肉体的にも兵士たちを苦しめた*5
あと、沙羅のポエムは幼い時に永一が吹き込みました*6
やっぱり軍隊での戦闘の始まりはこれしかないと思って入れました。(抵抗軍は全員ヘル◯ング朗読済みです)
沙羅の所のポエム、ポエムになってるか分からん。ポエム書くって難しいね。
タイトル元ネタ:呪術廻戦
稲妻編終わったら何編しよう
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そのままスメール編
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回れ右して璃月編
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そんなことより番外編(茶番)
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まさかの過去編