原神世界で不死身のボケ担当がハッピーエンドを目指すのは間違っているだろうか(旧:契約の国で働いてたら過労死したので自由の国に逃げようと思います)   作:ありがとうはなまる

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4 ヲタクに自重の言葉は難しい

 

 

 蛍side

 

 

 さんさんと照らす太陽、輝く海、聞こえる海を渡る音

 

 永一さんを誘ってから1週間、私達は稲妻に向かうため、南十字船隊の船─死兆星号に乗り海を渡っていた

 

 

 「う〜 船酔いしてきたぞ〜」

 

 

 そう言いながら私の横でフラフラと浮きながら頭を抱えたパイモンが苦しそうに唸っていた

 

 浮いているのに船酔いするんだ

 

 

 「大丈夫パイモン?はいこれ」

 

 「ん?旅人()何だよそれ」

 

 「永一さんがくれた酔い止めの飴。船に乗るなら必須アイテムだって言ってたくさんくれたんだ。噛まずに口の中で舐めるんだって」

 

 「お〜助かるぜ!」

 

 

 パイモンが酔い止めの飴を持って口の中に運ぶ

 

 

 「お〜甘くて美味しいぞ!」

 

 「何やら楽しそうでござるな」

 

 「あ、万葉」

 

 

 パイモンに飴をあげた直後、私たちの前に稲妻出身だという南十字船隊の船員─楓原万葉が薄く笑みを浮かべて歩いて来た

 

 

 「蛍殿、パイモン殿が口にした飴を拙者にも分けてはくれないか」

 

 「え?でもこれ薬だよ、辞めておいたほうが…」

 

 「"あの"永一殿が作った食べ物()、ぜひ実証してみたいのでござる。それに薬だといって健康体で食べてはいけないわけではござらんし」

 

 「そこまで言うならいいよ はい」

 

 

 私は万葉にパイモンに渡した飴とは違う色の飴を渡し、万葉はそれを直ぐに口に入れる

 

 

 「っ ゴホッゴホッ こ、これはなかなか酸味が効いているでござゴホッゴホッ」

 

 「おいおい大丈夫かよ万葉!!」

 

 「やっぱり、だから辞めておいたほうが良いって言ったのに」

 

 

 パイモンは咳き込む万葉を心配しているが、私はやっぱりこうなったかという感想しか出てこなかった、そんな表情が出ていたのか、パイモンは万葉の肩を触りながら私に目を向けてくる

 

 

 「永一さんのことだからただの飴じゃないことは薄々気がついていんだよね」

 

 「そんなこと思ってたんならそんなものをオイラに渡したのかよ!!」

 

 「だってパイモン苦しそうにしていたから、それに危なそうな色は避けたんだよ ほら」

 

 

 私は懐から飴が入った袋を取り出し、その中に手を入れ赤と黒が混ざった禍々しい色の飴玉を取り出した。飴からは若干オーラのようなものが出て見ているだけでも気分が悪くなるような見た目をしていた、なんなら絶賛飴を触っている指がピリピリして痛い

 私が出した飴を見たパイモンと万葉は何も言うことができず、ただただ口の中の飴を舐めている

 

 

 「そういえば永一殿が乗っていないでござるが、本当に出航して良かったのですか」

 

 

 飴の酸っぱさに慣れたのか万葉がこの飴を作った張本人である永一さんが乗っていないことについて尋ねる

 

 

 「ん〜多分大丈夫じゃないかな。永一さんを迎えに行ったら少し用事が出来たから先に出航してくれって言われたし」

 

 「でも永一殿はどうやってこの船に乗るでござるか」

 

 「さぁ?それは私もわからないんだ。永一さんはどんなに離れていてもワープしたみたいに現れて独特な登場の仕方をするんだ………パイモン何しようとしてるの」

 

 「ひひっ今のうちに永一の部屋に忍び込もうと思ってな。オイラいっつも永一の持って来てるものが気になってたんだぞ、それにさっき言ってたワープの秘密も分かるかもだし」

 

 「あっ そういえばもし部屋に入った人がいたらこの飴を食べさせるって言ってたな」

 

 

 永一さんの伝言(脅迫)を伝え禍々しい色の飴を持つ

 

 

 「やっぱり人の部屋に入るのは良くないよなぁ、あ あっちに気になるものがあるぞ〜」

 

 

 ドアノブに手をかけていたパイモンは硬直した後に、ドアノブから手を離して棒読みなセリフを吐いてふよふよと別の場所へと飛んでいった

 万葉もパイモンの飛んでいった方へと向かい、この場には私だけになった

 

 パイモンにはああ言ったけど永一さんが持ってきたものは私も気になるな。南十字の人達が運んでいた永一さんの荷物、結構な大荷物だったし

 

 そんなことを思いながら私は、永一さんの荷物が入った部屋をちらりと見て万葉とパイモンのいる方へ歩いていった

 

 

 

 

 永一side

 

 

 ふんふんハローユーチュブ、どうも永一です。

 

 私は今自宅の地下室にてある下準備を進めている最中であります。

 その下準備というのはワープをするための下準備です。

 

 今回私永一は南十字船隊にテレポートしてみんなを驚かせようと思っております。どうぞごゆっくり見てください、種の仕掛けもあるので どうぞどうぞ

 

 

 テレレレッテッテッテー 亜人転送装置〜

 

 

 またの名をミンチ機です。

 

 この転送装置(ミンチ機)はフォンテーヌで仲良くなった機械士に8つ作ってもらったひとつで、各国に配置していつでもどこでもワープして観光できるようにしているのだ。もう一つは俺だけしか知らない緊急時の避難場所に隠してあります

 

 テレポートするのは簡単。まず初めに手頃な大きさにハンドをカットする

 

 次に行きたい場所にカットしたハンドを置きます

 

 最後に転送装置(ミンチ機)に入ったらワープ成功

 

 すでに俺のハンドは荷物と一緒に船に積ませてある

 

 これで璃月の大地を踏まずに出航できる

 

 ちなみにこの方法は璃月と稲妻の年長者組(仙人や神などの長寿種族)ぐらいしか知らないから当然蛍やパイモン達は知らない。知ったらビビるだろうし、実際教えた閑雲たちは目見開いて驚いてたしな

 で、それ見せた年長者組からすんごい剣幕で今後一切使うなとか言ってたから満面の笑みでうん!って言ったっけな

 

 分かったとも使わないとも言ってないし俺悪くないよな

 

 多分やってることバレたらめっちゃ怒られると思う、悪寒ビンビンよ

 

 けどね、バレなきゃ犯罪じゃないんですよ byにゃん子

 

 閑話休題(それはさておき)

 

 俺は着ていた服を全て脱ぎ転送装置(ミンチ機)の電源をつける

 

 

 「いつも通り後処理お願いね」

 

 

 俺は一緒に準備をしていたIBM君に後処理をお願いして転送装置(ミンチ機)の上に立つ

 

 

 「永一イッきま〜す」(ア◯ロ風)

 

 

 俺は頭から勢いよく転送装置(ミンチ機)に突っ込み命を散らした

 

 

 

 

 

ズズズズズズッ………………

 

 

 永一復活!!永一復活!!永一復活!!

 

 

 ハッ!!俺の中の某海王と某和田さんが出てきたが無事船の中にワープできたな

 

 俺はハンドを入れていた箱から抜け出し、別の箱に入ったある特殊な服を着ていく

 

 

 「いよいよこれが日の出を浴びる時が来たか、ワクワクしてきたぞ」

 

 

 俺は興奮した気持ちを抑え、いそいそと着替えを急いだ

 

 

 

 

 第三者視点

 

 

 永一が船にワープして数分が経過した頃、部屋の前には万葉とパイモン、旅人(蛍)、そしてこの船のリーダーである北斗と数名の団員たちが立っていた

 

 

 「本当に物音が聞こえたんだな」

 

 「ほ、本当だぞガタン バタン ガタガタカチャカチャって音が聞こえたぞ」

 

 「えらく鮮明だけどまた部屋に入ろうとしていたの?」

 

 「ち、ちちち違うぞ!オイラはただこの近くを通りかかった時に聞いただけで誰もいないならバレないだろうとか思って近づいたわけじゃないからな!!本当だぞ!」

 

 「………」

 

 「やめろその目を!!どうせなら何か言ってくれよ!!」

 

 「……なにか」

 

 「ムキー 旅人、オイラをバカにしてるだろー!!」

 

 

 蛍とパイモンの漫才を他所に北斗は指の骨を鳴らしながら扉まで歩み寄る

 

 

 「永一や他の団員ならそれでいいが、他のやつがアタシの船に土足で踏み入ったのなら許さねぇ、その度胸だけは認めてやる、けどちょいとお灸を据えてやらねぇとな」

 

 「おい!!いるのは分かっているんだ、大人しく出てこい、素直に出て来たら少し痛い目に遭うだけですませてやるぞ」

 

 

 北斗が扉を叩いて数秒、扉が開き中にいた人物が姿を現す

 

 

 「ホーホッホッホッホッホ南十字船隊の皆さんご機嫌よう。」

 

 「「「「「!!!!?」」」」」

 

 

 旅人やパイモン、万葉や北斗、その場にいた全員が目を見開き、口を開け部屋から出てきた人物を凝視する

 部屋から出てきたのは何故かフリ◯ザの格好をして謎の乗り物に乗っている永一だった

 

 

 「え、永一なのか?」

 

 「いいえ」

 

 

 恐る恐る尋ねる北斗に永一はNOと答えた

 

 

 「私の名はフリ◯ザ、宇宙の帝王です。」

 

 

 船員2人(ドド◯ア似の船員とザーボ◯似の船員)がフリ◯ザ(永一)の後ろに立ち、服を脱ぎだしフリーザと同じ戦闘服を着て膝をつく

 

 

 「こちらのお二人は最近こちらの船隊でスカウトした部下です、挨拶なさい」

 

 「ザ◯ボンです」

 

 「ド◯リアだ」

 

 

 知人と船員の突然の奇行にフリーズする一行を無視してフリーザ(永一)は話し続ける

 

 

 「稲妻への航海はかなりの長丁場になるでしょう、ですから私から皆さんにプレゼントを持ってきましたよ。」

 

 

 持ってらっしゃいと◯ドリア似の船員とザー◯ン似の船員に命令を下し、部屋から大量の木箱を持ってこさせた

 

 

 「?これは」

 

 「これは稲妻で大流行している漫画というものです。とても面白いので航海の最中ぜひ読んでみてください。」

 

 

 大量に運び込まれた箱に入っていたものは、永一が稲妻滞在中に八重堂の作家たちと協力して作成した日本の伝統漫画の数々だった

 

 

 「は~いサービスタイムしゅ~りょ~」

 

 「そ、そんなフリーザ様早すぎます、せめてあの名言をお聞かせください」

 

 「俺、いや私もフリーザ様の名言が聞きたいです、なにとぞ延長を」

 

 「後でな」

 

 

 船員2人が素に戻った永一に縋り付くが当の永一は二人を無視して北斗と蛍の方へ向かってきた

 

 

 「いや~いい天気だ、こんな日に出港できるとは幸先が良いってもんだ、な、蛍」

 

 「そ、そうですね」

 

 「いや、何世間話に入ってるんだよ! まずその格好と乗ってる乗り物について話せよ、それのせいで話が全然入ってこないぞ」

 

 「ん?あぁそいつは済まない。この格好はさっき持ってきた漫画っていう本にでてくる悪役のコスプレだよ、フリーザっていう漫画の中で最も恐ろしく最もカリスマに溢れる最強の帝王だ」

 

 「コスプレ?」

 

 「特定のキャラ、人物の格好を真似る行為だ、今の俺は蛍たちで言うファデュイ執行官の格好をしているようなもんだ」

 

 「それと、俺が今乗ってるこれはスメールの知識とフォンテーヌの技術、そしてジャパンのオタク熱意によって作られた世界でたった一つしかない最高傑作品、通称【小型ポット】です。作成にかかったモラはゼロが12個は軽く超えている超レア物です」

 

 「高っ!!?」

 

 「その片目に付いてるのは?」

 

 「これはポット同様に作ったスカウターと言って相手の力が分かる…」

 

 「え、めちゃくちゃ便利じゃないか」

 

 「…訳では無いが相手の元素エネルギーや残穢が分かる人工の元素視覚みたいなものだ」

 

 「それもどうせ高いんだろ」

 

 「そらぁ非売品だし、高額だからいつもは家に大切に保管しているからな」

 

 

 「というかお前らは読まなくて良いのか」

 

 「「え?」」

 

 

 蛍とパイモンが永一の指差す方へ顔を向くと、そこには◯ーボンドドリ◯似の船員に勧められ、木箱に入れられた本を読んでいる船員たちの姿があった。その中には北斗と万葉の姿もあり、2人共楽しそうにそして真剣に本を読んでいた

 

 蛍とパイモンはその様子に永一の持ってきた漫画に興味を持ち、2人は漫画を読んでいる船員たちに近づき漫画を手に取り読み始めた

 

 その様子に持ってきた永一はニッコリ笑みを浮かべ、自室へ服を着替えに戻り、仲良くみんなで漫画を読み漁ったとさ

 

 

 なお船員全員が漫画に夢中になり、当初の到着予定時間よりも遅くなったのは言うまでもない

 

 漫画の魔力は恐ろしい

 

 

 

  ─────────────────────────

 

 

 【永一メモ】

 

 永一は3人の友人と一緒に摩訶不思議な物を多数作成し所持している

 

 

 永一 今日のアイテム

 

 

食べ物:【永一特製酔い止め飴】

数:∞

永一が作った酔い止めの飴。袋に色とりどりの飴が大量に入っており、酔い止め効果はもちろんいろんな味が楽しめる、負傷者が絶えない一品

【効果】:使用したキャラにランダムな効果を与える

【バフ効果】

・使用したキャラのHP上限の1%〜100%回復する【80%〜40%】

・使用したキャラのHP上限の1%〜100%回復させ、キャラのHP上限を1%〜100%上げる【40%〜10%】

・使用したキャラのスタミナ上限の1%〜100%回復する【80%〜40%】

・使用したキャラのスタミナ上限の1%〜100%回復させ、キャラのスタミナ上限を1%〜100%上げる【40%〜10%】

・使用したキャラの攻撃力/会心率/物理ダメージ上限を1%〜100%アップさせる【80%〜40%】

・使用したキャラの防御力/シールド上限を1%〜100%アップさせる【80%〜40%】

・使用したキャラの水/炎/雷/氷/岩/風/草の耐性上限を1%〜100%アップさせる【80%〜40%】

・使用したキャラの水/炎/雷/氷/岩/風/草ダメージ上限を1%〜100%アップさせる【80%〜40%】

・使用したキャラをHP上限の1%〜100%で復活させる【80%〜40%】

・使用したキャラに1〜100000の経験値を上げる【50%〜10%】

・使用したキャラの全ステータス上限を1%〜100%アップさせる【0.1〜0.01%】

 

【デバフ効果】

・使用したキャラのHP上限の1%〜100%を減少させる【20%〜10%】

・使用したキャラのスタミナ上限の1%〜100%を減少させる【20%〜10%】

・使用したキャラの攻撃力/会心率/物理ダメージ上限を1%〜100%減少させる【20%〜10%】

・使用したキャラの防御力/シールド上限を1%〜100%減少させる【20%〜10%】

・使用したキャラの水/炎/雷/氷/岩/風/草の耐性上限を1%〜100%減少させる【20%〜10%】

・使用したキャラの水/炎/雷/氷/岩/風/草ダメージ上限を1%〜100%減少させる【20%〜10%】

・使用したキャラを戦闘不能にする【0.1%】

・使用したキャラの全ステータス上限を1%〜100%減少させる【0.1〜0.01%】

・何も起こらない【75%】

 

 

便利アイテム:【小型ポット】

スメールの知識とフォンテーヌの技術、そしてジャパンのオタク熱意によって作られた世界でたった一つしかない最高傑作品。制作にかかったモラは千億程度。永一曰く、本物の小型ポットを作れたならこの程度の金、必要経費だ

【効果】

・地面から少し浮いた小型ポットに乗り自由に移動することができる

・小型ポットに搭載されている元素エンジンを使用してダッシュに滑空が可能

・小型ポットが破損した場合、破損した%によってモラを消費して修理する

・小型ポットに乗っているキャラは攻撃することができないが乗っている間は小型ポットがダメージを肩代わりしてくれる(ドラゴンスパインのような環境ダメージは受ける)

・小型ポットは敵からの攻撃などで破損するが炎やスライムの冷気といったスリップダメージは受けない

・小型ポットから降りても【収納】コマンドを押さない限りその場に残り続ける(一定距離離れれば自動で収納される)

 

 

便利アイテム:【スカウター】

スメールの知識とフォンテーヌの技術、そしてジャパンのオタク熱意によって作られた傑作品。制作にかかったモラは千万程度。永一曰く、オタクなら誰しもが絶対に付けたがる代物、作ったことに悔いは無い

【効果】

・装備した後元素ボタンで発動、装備したキャラ周辺をスキャンして周辺のアイテム、人物などのデータを分析して居場所を教えてくれる(擬態した敵も発見可能)

・元素視覚としても使用可能

 

 

貴重アイテム:【漫画箱】

永一が持ってきた稲妻で大人気の漫画なる本が大量に入っている木箱。鎖国解除後、漫画は稲妻だけでなくテイワット中で大人気となり漫画を買う人が後を絶たない。

 

 

 




アイテムの詳細が長くなってしまってすいません。今後も永一が何かアイテムを出していくたびに詳細文を出していく予定です。

ただ、もしかしたら今後は詳細は書かず、アイテムの説明だけを書くかもしれません。詳細文が長いため

タイトル元ネタ:ヲタクに恋は難しい

稲妻編終わったら何編しよう

  • そのままスメール編
  • 回れ右して璃月編
  • そんなことより番外編(茶番)
  • まさかの過去編
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