「JA」と「全農」って名前は似ているけど何が違うの?ニュースでよく見る“農協”の役割の違い・お金の流れを解説
お金の流れを見ると、JAと全農の違いがもっとよくわかる
JAと全農は、どちらも農業に関わる組織ですが、私たちの暮らしのお金とも、それぞれ違ったかたちで関わっています。 JAは、地域に根ざした存在で、貯金やローン、保険(JA共済)などを通じて、家計の身近なところで役立っています。農家の支援や販売活動を通じて、地域の農産物が流通する仕組みにも関わっており、暮らしと経済の橋渡しのような役割も担っています。 一方、全農は全国規模で動いていて、農産物をスーパーに届けたり、肥料やエサを海外からまとめて仕入れたりしています。こうした活動は、農業の生産や流通を支える大きな役割を担っており、結果的に私たちの暮らしにも関わってきます。 JAは生活の近くで家計を支え、全農はその背景で価格や供給を整える役割を担っています。それぞれの違いを知っておくと、ニュースで見かける農業や物価の話題も、より身近に感じられるのではないでしょうか。
JAと全農の違いは「地域密着」と「全国支援」
JAと全農は、どちらも「農家を支える」という点では共通しています。ただし、JAは農家と直接向き合う現場型の組織、全農は農業全体を動かす仕組みをつくる組織といえます。 価格高騰など食に関する課題が続く中、私たちの暮らしにも関わるこれらの組織がどう動いているのかを知ることは、ニュースの理解や家計の先読みにもつながるでしょう。 出典 農林水産省 農業協同組合及び同連合会一斉調査 令和5事業年度農業協同組合及び同連合会一斉調査結果 JA全農 キーワードで知るJA全農 JAグループ JA数の推移 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部
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