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【シャニマス】『カウントダウンラブ』のサビに中毒性がある理由

こんにちは。コハクです。

皆さん、アイドルマスターシャイニーカラーズ楽しんでいますでしょうか。

このコンテンツの最近のトピックといえばやはり新ユニット「I'm a Cutie Finder」とその楽曲『カウントダウンラブ』『KAWAII♡めたもる交響曲』でしょう。
『KAWAII♡めたもる交響曲』のMVのネットミームボスラッシュ、筆者は園田・メジェド・智代子先輩が好きです。

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これすき

『カウントダウンラブ』はオリコンデイリーデジタルシングル(単曲)ランキング1位を獲得するなど、シャニマス界隈外にも認知され始めており、アイマス公式チャンネルで上がっているMVのコメント欄を見るとシャニマスを知らなかった方によるコメントも見受けられます。

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おは甘奈

この曲がここまで流行した原因ですが、MVの出来及びキャラクターの魅力、CMをうつなどの運営による施策などが挙げられるのは大前提です。
ですが、この曲自体が耳に残りやすい、中毒性のある曲であることも一つの理由だと思います。シャニマスの曲を分析するのがもはや趣味となりつつある筆者が、なぜこの曲に中毒性があるのかを特にサビに絞って分析してみたいと思います。
※なお中毒性については個人差があります


まず、以下がサビのボーカルメロディー(上段)とコード(下段)を採譜したものです。(コードの細かい部分は間違いがあるかもですがご了承を)
コードの下に記載しているのはディグリーネームと言い、主音から何番目の音及びコードかをローマ数字で表す記譜法です。この譜面ではイ長調(主音=ラ)なのでⅠはA、ⅠaugはAaug、Ⅵm/ⅠはFm/Aというコードです。

この曲のサビは分かりやすく前半と後半に分かれているのも特徴ですね。

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①同じような音形の繰り返し

耳に残りやすい曲の特徴として、同じような音形のフレーズを繰り返すという点が挙げられます。この曲の最初3小節はほぼ同じ音形でできており、否が応でも耳に残るといえます。
先ほどサビは前半と後半に分けられると述べましたが、後半(17小節目~)のメロディーも前半と音形が似ていることが分かりますでしょうか。

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サビ前半(1小節目)
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サビ後半(17小節目)

前半と後半で分かれているといっても、このように前半と後半で音形に統一感があるため、耳に残る&サビ全体としてとっ散らかっていない曲になっています。

また、サビ後半に出てくる以下のフレーズも、サビでは1回しか使われませんがその後の間奏で再度使われますね。

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②「aug」を使用した印象的なコード進行

カレーに隠し味やスパイスなどで個性を出すように、曲にも少しのスパイスを加えてあげることでより中毒性が増す曲になります。
最初の3小節のコード進行に注目してみましょう。

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Ⅰ→Ⅰaug→Ⅵm/Ⅰと書いてありますね。
イ長調でいえばA→Aaug→Fm/A、分かりやすくハ長調でいえばC→Caug→Am/Cです。(この後の説明はすべてハ長調ベースで書いていきます)
それぞれのコードの構成音を書くと、
C(ドミソ)→Caug(ドミソ#)→Am/C(ドミラ)です。「/C」とはそのコードの最低音はC=ドであることを意味しています。
この2小節目のaug(オーギュメント)コードがこの曲のスパイスになっています。
augの肝である増5度の音(ハ長調でいうソ#)は、主音に対して相性が悪く、調和のない、緊張感のある響きになります。皆さんもこの曲を聴いたときにここで少しの違和感を覚えたかもしれません。しかしこれによって悪い意味でのポピュラー感を消しており、中毒性が増しているのだと思います。

また、C(ドミ)→Caug(ドミソ#)→Am/C(ドミ)は1音だけが半音ずつ動き、他の音は構成音が変わっていません。(これをクリシェ進行といいます)この音が上がるタイプのクリシェは、曲に期待感を持たせる効果もあるため、サビの最初にこの進行が来ることによってサビにポジティブ感が生まれます。
ちなみにこのコード進行はGReeeeNの『キセキ』の最初に使われています。シャニマスの曲だと『愛なView』のサビがこれに近い動きをしています。(厳密には少し違うかも)

③サビ内での急→緩

サビ前半はメロディーが忙しいリズムをしているのに対し、後半は比較的落ち着いた単調なリズムで構成されており、1小節当たりの音数も少なめです。

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サビ中盤を抜粋 二重縦線以降を後半としています(17小節目~)


そもそもこの曲全体が忙しめの印象がある曲であるなかで、落ち着いたリズムのフレーズが出てくると人間は心地よさを覚えます。サウナでいう「整う」に近いんでしょうか。筆者は水風呂が苦手なので知らんけど
このようにサビの中で急→緩の差をつけることで、曲中で動きが生まれ、楽しさが増していると考えられます。

1~3小節目と4小節目も、急に落ち着いたリズムになりますがここも同様で、忙しいフレーズから一時的に解放されてリラックス?できる箇所になりますね。

④その他気になる点

以上の3点の他に、見出しにするほどではないけど個人的に気になる点を雑多に書き記したいと思います。もはやほぼ感想。

・1小節目と9小節目、頭のリズムが違うんですがこれも良いアクセントになっていて、9小節目の方は溜めみたいで少し気持ちいい。
・3~4小節目の「エールを」のメロディへの歌詞の振り方、「エー」長すぎん?明らかに途中で休符が入るのに「ル」に進まないのがおもろい。
・19小節目と23小節目、メロディーとコードが明らかにぶつかります。
(コード:レファ#ラ、メロディー:ラド#ミ)

理論上かなり気持ち悪いぶつかり方をしている割にはあまり違和感がなく聴けるようになっているのが不思議。
・サビの前の可愛いセリフパートの後に入る迫真のピアノの音が少し面白い
羽那「もぉ…こっち向いて?」ピアノ「ジャーン」 

⑤(おまけ)間奏へのつなぎが完璧すぎる件について

この部分については曲の中毒性とは関係ないかもしれませんが書きたいので書きます。

間奏パートが『アルストロメリア』『Timeless Shooting Star』『無自覚アプリオリ』『ビーチブレイバー』『Bouncy Girl』のメドレーのようになっている件はすでに知られているかと思いますが、初手の『アルストロメリア』へのつなぎが完璧で、なぜかというと、
・『カウントダウンラブ』と『アルストロメリア』はどちらも同じイ長調
・BPMもほぼ一緒(『カウントダウンラブ』:BPM144、『アルストロメリア』:BPM140)
・『アルストロメリア』当該箇所のコード進行はⅣ→Ⅴ→Ⅲm→Ⅵmで、『カウントダウンラブ』サビで間奏直前に似た進行が出てくるため違和感がない(17~18、21~22小節目:Ⅳ→Ⅴ→Ⅲ/Ⅴ#→Ⅵm)

既にシャニマスPだった人からすればここまで含めて頭の中でループしている人も多いのではないでしょうか?(余談ですが、音楽が頭の中で繰り返し再生される現象のことをイヤーワーム現象というらしいです。筆者の最近のイヤーワームトレンドは『BRIGHTEST WHITE』です)

あとがき

CMなどで初めて聴いた!という人にも『カウントダウンラブ』が刺さった理由には、上記のような音楽的理由もあるのではないかというnoteでした。
もしもこの曲からシャニソンを始めた!という人はぜひシャニソンだけでなく本家シャニマスも気軽に遊んでみてください。ブラウザでもスマホでもできるので。→https://shinycolors.idolmaster-official.jp/


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にちかセンター、破壊力やばくてオタクの顔になる


以上、コハクでした。


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