指定暴力団住吉会系の暴力団が中国系マフィア「14K」と互いの関係を深めるための儀式「杯事(さかずきごと)」を日本国内のホテルで行い、警視庁に摘発された。この事件で2つの組織を仲介したのが、中国残留孤児2世、3世らで構成される準暴力団「チャイニーズドラゴン」のメンバーだった。反社会的組織を巡る動きの中で、一体何が起きているのか—。 (昆野夏子)
チャイニーズドラゴン 1980年代後半、中国残留孤児を中心に結成されたグループ。警察から準暴力団の指定を受けている。メンバーは東京都内を中心に数百人で、都内では複数のグループに分かれて活動している。ミャンマーやカンボジアなど東南アジア各地でも活動しているとみられる。
◆「五分の兄弟杯」
警視庁暴力団対策課は今年6月、暴力団員や反社会的勢力であることを隠してホテルを利用したとして、詐欺容疑で住吉会系幹部やチャイニーズドラゴンのメンバーら5人を逮捕した。ホテルで催されたのが、住吉会系傘下組織と14Kとの杯事。杯事とは、主に暴力団員が「親子」や「兄弟」といった疑似的な血縁関係を結ぶための儀式だ。
参加した関係者が撮影していた動画や容疑者の供述などから明らかになった、当日の儀式の様子は次の通りだ。
2023年3月末、山梨県のリゾート地にあるホテル。約30人が居並ぶ宴会場に、床に白いテーブルクロスが敷かれ...
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