“韓国国旗に似ている”と炎上したサッカー協会プロモ画像 実は「スポンサーへの忖度」だった
意外な思惑
日本サッカー協会が発表した日本代表を宣伝するプロモーション画像が「太極旗(韓国国旗)に酷似している」として、ファンのひんしゅくを買った。 【写真を見る】「韓国国旗に似ている」と大炎上… 差し替えになったサッカー協会のプロモーション画像
白地の中央で赤い日の丸を背に青いユニフォームを着た男性アイドルユニットが躍動している。それだけなら問題なかっただろうが、四方に黒っぽい三本線が配されているのだ。 批判の声は“サッカー界のドン”というべき川淵三郎協会相談役の耳にも届き、川淵氏は協会に〈善処〉を要望。後日、別の画像に差し替えられた。 それにしても、なぜこんなデザインになったのか。 実はそこに意外な思惑が隠されていた。 「あの三本線は、アディダスに忖度(そんたく)したものでした」 と、協会関係者がささやく。 アディダスは協会の公式サプライヤーである。 それは日本でサッカーがまだマイナー競技だった頃、アディダスジャパンが設立される前のことだった。 「ドイツ本社から日本代表に、在庫していたであろう練習着やジャージが無償で送られてきたそうです。そんな恩があるので、ライバル社から破格のオファーが寄せられた際も、協会はそれを袖にしました。電通との包括契約と別枠で、同社と直接契約を結んでいるのもそのためです」
陰ながら応援
キリンをはじめ並みいるスポンサーとは別格扱いなのである。 そんなアディダスは、代表ユニフォームを販売することで利益を得ているわけだが、 「最近、売り上げが低迷しているようで。特に、デザイナー山本耀司とのコラボレーションブランド〈Y-3〉のロゴが目立つ前回のユニフォームが不評でした」 11月6日、協会は〈Y-3〉を従来の山形ロゴに戻した新ユニフォームを発表した。来年夏に迫ったW杯北中米大会でも着用するユニフォームゆえ、アディダスもいつにも増して宣伝に熱を入れているという。 「それを陰ながら応援するべく、プロモーション画像で三本線を強調したデザインを採用したのです」 よく見ると、三本線の端は斜めに切り込まれている。なるほど、同社の山形ロゴを彷彿とさせる。 「斜めカットの三本線は、差し替え後の画像でも使われています」
「週刊新潮」2025年11月27日号 掲載
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