爲末大 Dai Tamesue

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爲末大 Dai Tamesue
@daijapan
あそびを探求しています。有料ですが、文章はこちらに書いています。 note.com/daitamesue/mem Former Olympian linktr.ee/tamesue
Tokyonote.com/daitamesue/n/n…Born May 3, 1978

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嫌だからやめる。合わないからやめる。やるからには本気でやる。この三つの状態のどれかだけで行けばだいたいうまくいく。嫌なのにやめない。合わないのにやめない。やっているのに本気を出さないことで人生は蝕まれる。
全柔連が小学生の全国大会を廃止するという決定をしました。私は素晴らしい決断だと思います。なぜ若年層での全国大会を行わない方がいいのか三つの理由で説明します。 ①そのスポーツが弱くなるから ②全ての子供がスポーツを楽しめないから ③競技を超えた学びが得られないから
スポーツを離れて社会に出て良かったのは、スポーツを嫌っている人や、憎んでいる人、やっていたけど傷ついている人がこんなにいたのかと気付かされた事です。おそらくスポーツの世界だけにいたら、スポーツが好きな人と、スポーツによって成功体験を持つ人との接触が極端に多かったと思います。
人の主体性を奪うには「提案をさせて採用しない。意見を言わせて受け取らない」を繰り返すと効果的です。命令で押さえつけるよりもこの方が無力感を覚えさせます。
今回の大谷さんの話とは関係なく(いやないこともないですが)ですが、ふと思ったので。 一般的に、アスリートが有名になり始める年齢は18-24歳あたりで、そこで以下のようなことが起こります。 ・先輩や昔の同級生が保険を売りにきたり、お金を貸して欲しいとお願いされる。
私は広島出身ですので、はだしのゲンは何度も読みました。はだしのゲンを読んで私が学んだことは「空気」が最も恐ろしいということです。一部の悪人ではなく、民衆が一つの空気に染まった時、最も恐ろしいことが起きるという教訓をぜひ残しておいてほしいと思います。
遅刻癖があるチームメイトがいたのですが、先生が大事な試合を本当に置いて行ってしまったことがありました。それで完全に遅刻しなくなりました。「ああ、本当に許されないんだ」と理解したことは人間必死になります。
バラエティ番組が残した日本にとって最も大きな弊害は、一生懸命取り組む人を笑うという仕組みを子供の集団に植え付けたことではないだろうか
私の父親は食道がんで亡くなったのですがステージ4と告知された時母親はかなり動揺しました。あのタイミングっていろんな人が声をかけてくれるみたいで、その中には宗教的なやつもあれば、トンデモ医療みたいなのものから誘われたりするのですが、母は「そんなわけがない」と標準治療を選びました。
私たちの国は「なにかあったらどうすんだ症候群」にかかっています。この症候群は社会に安定と秩序をもたらしますが、その副作用として社会の停滞と個人の可能性を抑制します。この症候群には「未来は予測できるものであり、物事はコントロールできるものである」という前提があります。
なし崩し的に友人のグループでダイエットの指導をしているのですが楽しくなってきたので、ここでシェアします。痩せるための理屈は簡単で「食べない」「動く」の二点だけです。問題はこれをやり続ける心の体力をどう維持するかです。心を抑圧しすぎるダイエットはいずれ破綻します。
これ面白いです。要するに、厚底シューズに規制がかかった今、箱根駅伝がメーカーにとっては開発無制限特区になっている。
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EKIDEN NEWS
@EKIDEN_News
箱根駅伝5区専用メタスピード(プロト)。箱根駅伝は世界陸連のシューズ規定が当てはまらないため、各メーカーにとって、チャレンジングなプロトタイプを投入できる場でもある。|EKIDEN NEWS @EKIDEN_News #note #箱根駅伝 note.com/ekiden_news/n/
どうしてみんな大変なんだからあなたも我慢するべきという発想になるんだろう。みんな大変なんだからみんなでもっとよくしようという発想にはならないのだろうか。
あれほど不倫を叩いたメディアが未成年児童の性被害に沈黙していることがこれから注目される点だと思います。 〈動画公開〉「大きな落ち度があった」ジュリー社長の“ジャニー氏性加害”謝罪で判明したジャニーズ事務所の“異常経営” #文春オンライン
精神的に安定している人の特徴をよく見ていると、ちゃんと断れる人が多い。うまく断れない人は会う人の数が増えると少しずつ不満がたまる。みんなにお願いされたり、誘われたりしてそれに対応しているうちにイライラしてくる。嫌なら断ればいいだけなのだけれど、それができない。
日大アメフト部の件、「部活は倫理教育の役割を担うべきか」という点で大変興味深いです。 私たちがお料理教室に通い料理を習っている際、その生徒が違法薬物の保持で捕まった場合、お料理教室の開催者は謝罪をする必要もありません。なぜならお料理教室は倫理教育をする場ではないからです。
体操選手が飲酒喫煙が発覚し、五輪を辞退することになっています。自らの辞任なのか、要請され辞任の形を取ったのかどちらかわかりませんが、選手の心境を考えるととても辛いと思います。どうか、協会としても出場できる道を探って欲しいです。
第二次大戦について本をいくつか読むうちに自分が想像していたものと実際はずいぶん違っていたと思うようになりました。以前は、軍部に影響された政府が嫌がる国民や反対するメディアを押し切って戦争に引き摺り込んだというイメージをもっていました。
私なりの結論は子供が才能を持っていると思った時点で一番いい親の態度は、自分の人生に集中することだ。目標を持てと言っている親自身に目標がないこととを、子供はすぐ察知する。負けるなと言っている親が、ちゃんと勝負しているかを子供はちゃんと観察している
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日本のスポーツは全てが「選抜システム」であると言われます。それは全てが才能を発掘する目的に向かっていて、全ての子供がスポーツを楽しむという視点の欠如に向けられた批判です。一方で勝ちたい子供を制限するのかという反対の声もあります。しかし現場に行けばわかるのは最も勝ちたいのは大人です
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「何でも好きなものを選んでいいのよ」 「じゃあ僕これが食べたいな」 「それはちょっと体に良くないかもね。ねえこっちの野菜は美味しそうよ」 このような何気ないやり取りで、こどもは結局主体的に動いても相手の意向に従わざるを得ないのだということを学び、沈黙していきます。
オリンピックに出たりメダルを取っても幸せになるとは限りません。オリンピックに出る方法、勝つ方法はたくさん語られていますが、出てしまった後どのように生きていくかは実はあまり語られていません オリンピックを終えたアスリートの方へ|為末大 #note
よく出演依頼が会社に来るのですが、わかっているなこの人という時と、この人わかってないなと思う時があるので、その差は何かを書いてみようと思います。これがわかれば思わぬ大物も落とせるかも?しれないということで、特に誰かをキャスティングする必要がある方は、ヒントになればと思います。
1、負け試合が続くと自信を失い始める 2、自信がないので守りに入り、勝負所で思い切りがなくなり、さらに負けやすくなる 3、何をやっても裏目にでるので、土壇場で無謀な玉砕戦法を選びぼろ負けする 4、長期化し、私たちは勝てない側なんだというマインドセットが蔓延し皆敗者の顔になる
「大人はマスクなしで楽しくランチをしているのに、なんで子どもだけこんな思いしなきゃいけないんですか」 居酒屋との矛盾、説明できますか? 子供の9割「黙食やめて」 | 毎日新聞
日本は挑戦する勇気がないと言われますが、同じぐらいかそれ以上に止める勇気がないと思います。続いていることがやめられない。始めたことがやめられない。やめることを言い出せない。これらは変えることをめんどくさがることと、そして本質の議論を嫌がることが影響していると思います。
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スポーツは素晴らしいと感じることや、スポーツを楽しむことに引け目を感じる必要はないと思いますが、これまでのスポーツ体験でひどい思いをして距離を置いたそんなに小さくない集団が「スポーツ最高」と言っている私たちを冷ややかに見ていることはきちんと理解する必要があると思います。
会社の人との飲み会は残業だと感じる人は、ぜひ「ワインと外交」を読んでほしい。人間は動物であり、動物は食を共にすることに大きな意味があることがわかります。
一度でも「ルールを変えた経験」を持つと「ルールは変えていいものだ」ということが体感でわかります。一方、ルールを変えた経験がないと「ルールはそもそも変えられるものだ」ということすらわからず、ルールの範囲の中だけで生きていくことになります。
ではリモートが当たり前になった世界ではどんな人間が生き残れるか。 1、言語が正確で堪能であること 2、前置きが長くないこと 3、指示が明確であること 4、長文ではなく短文で反応が早いこと 5、想像力・共感力があること リモートの本質は言語だ。言語が正確に扱えなければリモートは辛い。
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欧州で中高の全国大会が禁じられた時のロジックは「子供たちはスポーツを楽しむべきであり、それは試合に出ることで補欠で試合に出られないことや過剰に勝利至上主義に走ることは避けなければならない」というものだったそうです。全国大会は勝ち抜き戦の構造を作り、敗退と補欠を生みます。
私は政府はしっかりとコロナは永遠に無くならないということを宣言するべきだと思います。いつか何かのきっかけで終わる類のものではなく永遠に存在し続けるものだということが理解できた方が現実を受け入れやすいと思います。
引退後のアスリートがどんな人生を送ったのか、追跡調査をし、競技ごとの学歴の差、年収の差、などを調べたものもほとんどない。アスリートの人生の前半三割程度しか興味を持たれていない。競技を夢中でやってしまったが故に、人生をおかしくしてしまっている例は少なくない。
辛い。申し訳ない。
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Nobu
@nobu_cebu
【悲報】"黙食見直し"のはずが、話さないことに「慣れちゃった」子どもたち。
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ゆとり教育の本質は自分で考えられる層は徹底的に伸び、自分で考えられない層は押し付けられないので全く伸びないという、エリート育成システムだと思う。 羽生結弦、高木美帆、大谷翔平の「ゆとり世代」が黄金世代になった理由 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)