OCEANS

SHARE

advertisement
  1. トップ
  2. ファッション
  3. 渋谷すばる「古着専用の部屋もあった。上下デニムも好き」ファッション、カメラ…“好き”をとことん語る

2025.11.23

ファッション

渋谷すばる「古着専用の部屋もあった。上下デニムも好き」ファッション、カメラ…“好き”をとことん語る


advertisement

「古着のデニムって“出合い”なんですよね」。

夜の渋谷を歩く、全身デニムスタイルの渋谷すばるさんは、今日も自然体。色落ちもシワも、全部がいい。彼にとっての音楽もきっと同じ。ニューアルバム『Su』、そしてフィルムカメラ。どれも自分の感覚だけを信じて選んだものだ。

【写真18点】「渋谷すばる『古着専用の部屋もあった。上下デニムも好き』ファッション、カメラ…“好き”をとことん語る」の詳細を写真でチェック
advertisement

デニムは、出合いで決まる




――すばるさんのデニム姿、素敵ですね。普段からデニムを手に取ることが多いんですか?

渋谷すばる(以下、すばる) 古着はずっと好きですね。昔は古着専用の部屋を作るくらい集めてました。さすがに最近は落ち着きましたけど(笑)。

それでも、ホンマに気に入ったやつはずっと手元に置いてます。私服でも今日みたいな上下デニムスタイルで出掛けるときもありますね。



――古着には、新品とはまた違う魅力がありますよね。

すばる 古着は出合いなんですよ。同じサイズでも、着たときの感覚が全然違う。ピンときたら、それはもう離れない。

――今日着ているジャケットも素敵ですが、リーバイスの大戦モデルなどもお持ちなんですか?

すばる やっぱりファーストとセカンドは持ってますね。僕らが若かった頃は、まだ手に届きやすかった価格やったし、信じられへんくらいモノも多かったですね。



――デニム=育てていく相棒のような感覚ですか?

すばる そう。身体がどう反応するか。気持ちいいなと思える服は、人生と一緒に擦れていくもんなんです。



2/4

すばるさんがハマるフィルムカメラの魅力


advertisement

――フィルムカメラを複数台お持ちで、現像からプリントまで自分で手掛けていると伺いました。始めたきっかけは?

すばる コロナ禍での撮影で「普段の写真を撮ってきてください」って言われたんです。元々は旅行に行っても一枚も写真を撮らないタイプ。だから「何を記録に残すねん」って(笑)。普段はスマホのカメラですらほぼ使わなかったんで。

でも必然的に撮る理由ができて、街を見渡すようになったら……落ちてるサンダルとか、ヤレた看板とか、今まで気にならなかったものが急に面白く見えてきて。「写真っておもろい」となったんです。
advertisement




すばる どうせならアナログでやりたいなと思って、最初に買ったのが機械式のフルマニュアル。何もわからずに撮って、現像したら1枚しか写ってなかった(笑)。それでも現像を待つ間のドキドキ感がたまらんくて。気づけば自分で現像して、スキャンして、全部やるようになって。ネガが山ほどあります。

暗室も手軽に作れるんですよ。袋みたいなボックスの中に手を突っ込んで、手探りでやるやつ。もちろん失敗もあるし、ダメになったフィルムもある。でもそれすら楽しかった。

時間がある時期だからこそ、ゆっくり試せて、失敗も全部楽しめた。誰かに見せるためじゃなくて、自分が面白いなって思うものを追いかける。それが、今も一番大切な時間になりました。
3/4

“全部、自分の手で”が心地良い


advertisement

――ソロとして活動を始めて7年ほどが経ちました。どんな時間でしたか。

すばる 独立って、結局一人じゃ成り立たないんですよね。最初の数年は本当に全部、自分で判断してました。そこから信頼できる仲間に出会って、関係を育てながら手探りで進んできました。

良かったのは、すべて自分の手で把握できていること。数字も企画の入口も、自分で見て決める。怖いけど、気持ちいい。それが僕には合ってたんだと思います。
advertisement



――日々の創作活動は、どんなことから影響を受けているんですか?

すばる 皆んなで動いているので、チームの未来の景色を思い描いて発想することが多いです。次のアルバムならこういう曲が欲しいなとか、フェスで盛り上がるの作りたいなとか。

――音楽をやっていて一番高揚するのはどんな瞬間でしょう?

すばる 曲ができた瞬間ですね。何曲作ってもあの感覚は変わらない。完成した瞬間の喜びは本当に大きいです。僕はデモの段階でかなり作り込むタイプなので、自分の手で組み上げた音楽が形になった時にすごくテンション上がる。それがリリースされて、誰かに届いて、ライブで反応が返ってくる。撒いた種から芽が出て、広がっていくたびに、何度でも感動が訪れるんですよね。
4/4

まず自分が楽しむ。それが一番伝わる


advertisement

――ニューアルバム『Su』に込めた思いを教えてください。

すばる 慌ただしい毎日の中で、ふとしんどくなるとき、誰にも言えないものを抱えて踏ん張っているとき、そんな今を生きる人のそばで鳴っていたい。そう思って作ったアルバムです。

日常にふっと吹く追い風や、少し前を向ける光みたいな存在になれたらうれしい。『Su』は、まだ途中。この先どんな響きになるかは、聴いてくれるあなた次第です。
advertisement

――タイトル曲「Su」は疾走感があって、関西弁の勢いも気持ちいいですね。

すばる これはもう“響き”だけです(笑)。ライブで掛け声が生まれる曲を作りたくて、アイデンティティでもある関西弁をガッと畳みかけたら、ふと「Su」ってワードが出てきたんですよ。

曲作りは歌詞が先に出ることもあれば、ギターを触ってたらできちゃうこともある。頭の中にある種が、ある日「今や!」って形になるだけ。あんまりメモも取らへんし(笑)。ライブのMCもそうなんです。会場の空気で決まる。詰めすぎると白けるから、ざっくりとしたイメージだけ決めておいて本番で合わせていく感じ。




――ライブといえば『渋谷すばる ASIA TOUR 2025-2026「Su」』も控えていますよね。どんな意気込みでいますか。


すばる 今持ってるすべてを出し切るだけです。それはずっと変わらないこと。

去年のツアーの経験から「こういう曲があったらもっと楽しい」みたいなアイデアも生まれたので、絶対に喜んでもらえる自信があります。ただ、来てくれるだけでいい。すごいの見せますよ!(笑)。



――2026年には芸能生活30周年を迎えます。今後、どんな姿を見せていきたいですか。

すばる う〜ん……なんでしょうね(笑)。音楽はもちろん大事。でも何をするにしても“楽しい”を一番大切にしたいかな。「なんか楽しそうにやってんな」って思ってもらえたら、それが最高です。

最近は人を楽しませたいって気持ちがどんどん強くなってきてるんです。ただ、そのために無理はしたくない。まずは僕自身が楽しむ。自分がしんどいのに、誰かを喜ばせるなんてできないですから。




好きな服を着て、好きな写真を撮って、好きな音を鳴らす渋谷すばるの今。楽しそうにしているその背中が、きっと誰かの明日を明るくする。
ニューアルバム『Su』発売中/TOY’S FACTORY=画像提供

ニューアルバム『Su』発売中/TOY’S FACTORY=画像提供

渋谷すばる(しぶたに・すばる)
1981年大阪府生まれ。2019年よりソロアーティストとして活動をスタート。2023年には映画『ひみつのなっちゃん。』の主題歌として、自身初の書き下ろし楽曲『ないしょダンス』を配信リリース。2024年にはアイナ・ジ・エンド、赤犬との対バンを経て、トイズファクトリーとの契約を発表。11月5日にはニューアルバム『Su』をリリースし、翌年にかけて【渋谷すばる ASIA TOUR 2025-2026「Su」】を開催。芸能生活30周年を迎える来年は、さらに精力的な活動を予定している。

堺 優史(MOUSTACHE)=写真 渕上カン=スタイリング 小林麗子=ヘアメイク 池田鉄平=取材・文

SHARE

advertisement
RECOMMENDED