憑依先の悪役将軍の立ち回りが地獄過ぎる件 作:Mind β
あと、兵器一覧ページを更新しました。オリジナル兵器の外観のモデルが気になる人はぜひ覗いてみてください。
トリニティ会談から3日後、トリニティ総合学園からカイザー・コーポレーション本社に向けて正式に協力要請の受諾を行う旨の通達が行われた。
そのことをカイザー本社から伝えられた俺は、限られた時間でできるだけ被害を少なくアリウスを制圧するための新たな
完成した提案書を『対学園防衛戦略構想/DCAO』と名付け、本社に承認要請を送信した。
この構想は対学園の戦争に特化した戦略構想であり、コウエンがトリニティ会談で暴走して最悪の事態になりかけたように、いつどこで何が起きるか分からないことを実感したことで計画を始めた。そして勿論、これから行われるアリウス自治区突入の際の指標にもする。
対学園防衛戦略構想/Doctrine for Counter-Academy Operations
ドクトリン概要
本構想は、将来的に発生し得るカイザー・コーポレーションとキヴォトス各学園との武力衝突に備えて対象となる学園の特異性(強靭な個体戦闘能力・統治構造の脆弱性・神秘依存的な兵站体系等)を解析し、これを逆手に取った対学園専用軍事戦略ドクトリンを体系化するものである。本構想では、戦術・心理戦・技術・兵站・火力・空中優勢など多角的アプローチを基軸に、7つの柱となるドクトリンを策定し、全ての学園との想定交戦に対応可能な戦略基盤を形成する。この構想は単なる戦術指針ではなく、正規戦/非正規戦の双方に対応する新しい戦争の形の提案であり、カイザー・コーポレーションが持つ企業的特性と軍事的技術力の融合によって成立する複合戦略体制の中核を成す。
空中機動作戦論/Aerial Maneuver Warfare Doctrine
Ⅰ.背景・成立経緯
キヴォトスにおける学園国家群は、その土地構造、都市計画、戦力配置において現代的な要塞都市モデルではなく、教育・生活・政治・軍事が混在した極めて非効率かつ脆弱な施設構造を有する。その一方、学生個人の身体能力・神秘適性は極めて高く、戦術単位では強く、戦略単位では脆いという特異な構造を持つ。こうした状況下において、地上からの伝統的な侵攻戦では不必要な消耗が発生することが予想され、むしろ制空優勢を確保した上での空中投下部隊による局所制圧・中枢斬首が最も合理的であるという判断から、本理論が策定された。
Ⅱ.構想内容
本理論は、カイザーPMCが保有するVTOL機・回転翼機等によって即応機動部隊(Rapid Maneuver Brigade)の戦力を空中輸送し、対象学園の中枢部・通信センター・指揮統制施設などを選定・急襲制圧することで、戦術レベルでの混乱ではなく戦略レベルでの機能喪失を誘発する。さらに、空中投下と併せて無人兵器による外周封鎖、砲兵による後方支援などを組み合わせることで、学園内の対応部隊を完全に分断・孤立させ、生徒会や教職指導層に即時の投降判断を迫る戦略的状況を作り出す。なお、本ドクトリンの有効性は、既に対分離主義勢力においての初期展開にて一部実証済みとされる。今後は攻撃航空連隊の保有機数増加と、即応機動旅団の空輸対応能力向上を前提に、あらゆる学園構造への即時適用が可能な汎用戦術フレームワークとして標準化が検討されている。
Ⅲ.実施手段
①制空圏確保の先行作戦
・VTOL機/無人戦術機によるレーダー圏排除
・通信遮断用電子妨害機の展開(TEJD配備)
・前方観測用UAVによる施設位置データ取得
②機動部隊の空中投下・制圧展開
・即応機動旅団先鋒部隊の空中降下
・主要校舎・行政棟・情報棟・軍事施設への同時突入
・生徒会組織首脳および指揮権限保持者の拘束
③外周封鎖と離脱阻止
・無人地上兵器(自律歩哨ローダー等)を使用した周囲の交通遮断
・逃走経路の物理遮断(車両用障害物設置・地雷帯)
・SNS、通信網遮断による情報封鎖
④即時降伏交渉または継戦判断の強制
・限定的な高高度火力による示威攻撃との連動
・生徒会に対し、選択肢として「限定降伏」あるいは「全面制圧」通告
・混乱の中での分裂誘導(併せて後述の浸透・制圧論と連動)
浸透・制圧論/Subversion and Internal Collapse Doctrine
Ⅰ.背景・成立経緯
キヴォトスの一部の学園統治体制は、個別自治・権限集中・派閥構造を前提とする極めて政治的不安定な統治モデルを採用しており、そういった生徒会の政治的正統性や治安維持組織の実効性が不十分な学園では、内部からの混乱・分裂を誘発することで、正面戦闘に先立ち大きな戦術的・戦略的優位を獲得できる。本理論は、敵対学園の内政・治安体制を長期的かつ計画的に浸透・操作し、武力衝突以前の段階で勝敗を決することを目的とした複合的政治戦ドクトリンである。
Ⅱ.構想内容
カイザーが有する企業資本・民間ネットワーク・PMCの特殊部隊機能を最大限活用し、標的学園内部の反体制勢力(不満分子・反生徒会派閥・地下組織)への支援・扇動・保護を実施。内部抗争、疑心暗鬼、暴動、情報操作などの複数手段を通じて、対象学園の政治的安定を段階的に破壊することを目指す。最終的には、生徒会や指導層による正常な意思決定能力を喪失させ、外部からの武力介入を治安回復や依頼による出動として正当化可能な環境を整える。
Ⅲ.実施手段
①民間企業・学生団体への資金浸透
・カイザー傘下の子会社を通じて、学園内の経済活動に合法的支援を装って介入
・学園内ビジネスと接続し、対象生徒・職員への報酬付与
②地下組織・犯罪組織への非合法支援
・反生徒会系勢力や半グレ的組織に武器・通信機器・資金を密輸
・戦術装備支援と引き換えに、施設襲撃・デモ・爆破などの政治的事件を発生させる
③偽情報と扇動の情報戦(心理戦)展開
・SNS、学園内部掲示板、仮想空間ネットワークを通じて生徒会の腐敗や治安維持組織の機能不全などの偽情報を拡散
・分裂の芽を大きくするような風聞や内部告発を促進
・一部反体制メディアを通じた「外部正義勢力としてのカイザー」像の演出
④必要な時に現れる平和的仲裁者としての布石
・学園が混乱に陥ったタイミングで、カイザーPMCを治安回復部隊として派遣
・事前に武装勢力と調整を取った上で、あえて制圧する事で合法的な支配確立を演出
・反体制派の一部を傀儡政権に転用し、生徒会の機能を乗っ取る
限定的高火力“示威攻撃”理論/D.T.S: Deterrence Through Superiority
Ⅰ.背景・成立経緯
キヴォトスの学園群は、個人戦闘力が極端に高い一方で、大規模火力や戦域単位での長距離攻撃への防御体制があまり存在しない。また、交戦に至る前段階での抑止や武威の誇示といった戦略的コミュニケーションが軍事文化として未発達である点も注目に値する。これを逆手に取り、『本格交戦に至る前に、その圧倒的火力を見せつけることで敵の戦意・判断力を奪う』ことを目的とした、いわば演出型火力ドクトリンとして本理論が策定された。
Ⅱ.構想内容
本ドクトリンでは、意図的に過剰な火力を可視化・行使することで、敵対学園に勝ち目のなさを自覚させ、戦闘を未然に終結させることを狙う。攻撃対象は人的被害を極力避けたインフラ・無人施設・非軍事区域などに限定されるが、視覚的・聴覚的・心理的インパクトを最大化することで、その威力の誇示をもって最大の軍事的効果を引き出す。この理論は、武力の行使を手段ではなく対話の一形態(言語)として捉える戦略的抑止の思想に基づいている。本ドクトリンは単体での運用ではなく、他の複合ドクトリン(特に高高度航空攻撃論・弾頭精密攻撃論・浸透制圧論)と連携することで最大の効果を発揮する。また、法的・外交的観点から先制攻撃とみなされるリスクがあるため、事前に対象学園が脅威行動を取ったという情報工作が不可欠とされる。最も理想的な結果は、一発の発砲すらせずに勝利することであり、本ドクトリンは“攻撃しないために攻撃する”という逆説的な目的を持つ戦略的威圧行動である。
Ⅲ.実施手段
①攻撃準備の演出
・高火力兵器の学園周辺配備(MLRS、VTOL、地対地ミサイル車両等)
・作戦区域におけるUAV・衛星通信による可視的監視活動の強化
・「我々は見ている」というプレッシャーを与える広報工作
②限定的な破壊攻撃の実施
・学園外縁部にある重要施設や発電所、倉庫などを選定し、夜間または集会中に高精度攻撃(兵器例:ATACMS相当ミサイル、203mm自走榴弾砲、無人自爆ドローン群等)
・神秘干渉弾頭を使用し、戦闘能力の無力化が可能であることを実演
③映像・通信戦を通じた情報伝達
・攻撃の様子を学園内ネットワークへ即時配信
・精密さ、無慈悲さ、逃れられなさを強調する演出映像
・生徒会や有力人物への、次は中枢が標的となる旨の通達
セル構造制圧理論/Cellular Occupation Doctrine
Ⅰ.背景・成立経緯
キヴォトスにおける一部の学園構造は、単一のキャンパスではなく、広範にわたる都市機能・教育機能・行政機能が区画(ブロック)ごとに独立して配置された、準モジュール式の構造となっている場合がある。加えて、そういった学園は生徒間の自治性や各部局の独立運用権限が強く、中央命令の統一が遅れる傾向があることから、全体制圧よりも分割占拠に優位性があるという分析に基づき本理論が確立された。このドクトリンは、学園という対象を国家や都市ではなく、機能の集合体として解釈し、機能単位で分断・制圧・掌握することで、最小戦力で最大の戦果を挙げることを目的とする。
Ⅱ.構想内容
学園全体を統一的に包囲・攻撃するのではなく、各セル(cell:小区画)を独立した制圧対象として個別攻略する。各セルはその用途・重要性に応じて優先度を設定し、段階的に占拠していくことで、学園の機能を部分的に壊死させ、最終的には全体の統治不能状態を誘発する。本構想では、重要拠点への空中機動戦術、外周部からの浸透工作、通信遮断を伴う心理戦を並行的に用い、対象学園を全体ではなく機能単位で征服することを核心としている。また、本ドクトリンは、先に採用された空中機動作戦論や浸透・制圧論、高高度航空攻撃論と極めて親和性が高く、カイザーPMCが持つ即応機動旅団の中隊規模分割運用能力と、攻撃航空連隊のセル単位展開能力を最大限に活かすことが可能であり、本理論は分断と制圧の論理的集大成とも言える。
Ⅲ.実施手段
①制圧対象のセル分割と優先度付け
・学園地図と建造物機能を基に以下のような分類を行う:
└【第一級セル】統治機構中枢施設、インフラ中枢施設、通信施設
└【第二級セル】生徒棟、生活区画、武器庫、補給庫
└【第三級セル】講義棟、娯楽施設、購買エリア
・優先順位に応じて制圧部隊の投入順を設定
②小規模精鋭部隊による同時多発的制圧
・一個中隊以下の部隊が各セルに分派
・VTOL機や自走車両による高速展開を行い、10〜15分単位で拠点制圧を完了
・神秘干渉兵器やスタンガス等、非殺傷制圧装備を優先使用
③通信遮断と情報分断の徹底
・制圧と同時にその区画内のWi-Fi/端末通信を完全遮断(TEJD投入)
・全学園規模での警報・共有ができないようにし、局地的混乱を全体不感知のまま広げる
④拘束者の選別と情報戦活用
・生徒会関係者や指揮権保持者を即時拘束・隔離
・その情報や所在をあえて外部に拡散することで、学園側に誰が無事なのかが分からないという恐怖と不安定感を植え付ける
⑤逐次的制圧の進行と終局的囲い込み
・制圧済セルを拠点化し、そこから周囲未制圧セルに圧力をかける
・最終的に未制圧セルを包囲し、交渉または物理的封鎖によって自壊させる
経済封殺・供給網遮断理論/Economic & Logistic Denial
Ⅰ.背景・成立経緯
キヴォトス各学園は独立国家同様の権限を持つ一方、兵站・物流・エネルギー供給・装備整備等のインフラ面において、極めて高度な民間企業依存構造にある。特に企業依存の高い学園(ヴァルキューレ警察学校など)では、軍需物資の大半が学外企業との提携に基づいて供給されており、これは平時では経済成長の基盤であるが、有事においては致命的な脆弱性へと転化する。本理論は、カイザー・コーポレーションの影響下にある物流・エネルギー・通信・流通インフラを制御することで、敵学園を戦わずして餓死させる戦略的封殺ドクトリンである。
Ⅱ.構想内容
軍事侵攻の前段階、あるいはそれを不要にする手段として、経済制裁・兵站遮断・部品供給停止・燃料流通抑制などの非軍事的圧迫行為を複合的に仕掛ける。重要なのは、これらが一見合法的契約行為や市場論理によって説明可能であることであり、学園側に戦争と認識される前に、その戦闘継続能力を無力化することを目指す。この理論は、火器による攻撃ではなく、契約と請求と交渉によって敵を窒息させる静かな戦争である。本理論は、短期決戦ではなく中〜長期的な戦略封鎖型ドクトリンであり、軍事介入と併用することでその効果は飛躍的に増す。特に、浸透・制圧論やセル構造制圧理論と並行して実施されることで、制圧完了前に学園が自壊する構造を生み出す。また、アビドス自治区のような財政破綻寸前の学園や、物流拠点に乏しい孤立型学園に対しては、1ヶ月持たずして壊滅に至るという予測も存在する。なお、この手法は将来的に交渉カード・経済的兵器としての継続利用が可能であり、制圧後の統治安定化においても威力を発揮する。
Ⅲ.実施手段
①供給停止/価格操作
・学園向けの燃料・弾薬・装備・食糧に関する契約を一斉に停止または未履行
・価格の異常上昇や物流制限を情勢不安定や技術的問題として発表し、表向きの責任回避
・兵站用備品の供給契約を全てカイザー傘下に集約したうえで遮断する
②修理・補修体制の停止
・兵器、通信機器などの維持管理に必要な部品・技術者の派遣を拒否
・サポート契約の一方的解除により、兵器は稼働せず、通信機器は沈黙する
③学園外インフラの遮断
・民間輸送業者への通達により、学園への物資搬入を全面停止
・水道、電力、インターネット接続の停止または帯域制限を実施(法的名目はメンテナンス)
・港湾、空輸拠点の封鎖によって外界との物流を遮断
④債務・契約違反による法的圧迫
・学園側に対し、過去の契約の違反を理由に高額な損害賠償を請求
・提携企業との契約破棄を誘導し、経済的信用そのものを崩壊させる
⑤物資の優先振替と競合誘導
・同時に他学園に対して物資提供や価格優遇を行い、取引の価値は従順さで決まるという露骨なメッセージ性のある圧力を構築
高高度航空攻撃論/H.A.A.D:High-Altitude Aerial Dominance
Ⅰ.背景・成立経緯
キヴォトスには、固定翼機の戦術運用を全面的に禁止する航空戦条約が存在しており、学園間では空戦能力の発展が著しく遅れている。これにより、現代軍における基本戦術である空中優勢・制空権の概念がほぼ存在しない。我々はこの構造的欠陥に着目し、固定翼ではなくVTOL機(垂直離着陸機)として戦闘機能を隠蔽することで、条約違反のリスクを回避しつつ、実質的な制空戦力を構築するという合法的戦術詐術を構想した。この戦力を用いた高高度からの一方的火力投射は、学園側の防衛能力では基本的に対応不能であり、圧倒的優位を持った戦術環境を構築可能とする。
Ⅱ.構想内容
本理論では、ステルスVTOL戦術機を中心に、カイザー独自開発の多用途垂直離着陸支援機として配備し、敵学園の防空圏外からの高高度・高速度・高精度の攻撃を可能とする。また、指揮・電子妨害・偵察を同時運用可能な航空編隊を構成し、地上部隊の展開前に空から戦場を無力化・整地化することを目的とする。この理論により、空中からの先制・無警告攻撃を可能とし、対象学園の神秘防御・局地戦力を使用不能とする。このドクトリンの運用には、カイザーによる航空戦力ではなく多目的輸送支援機という国際的名目の徹底維持が不可欠であり、運用時の宣伝・広報戦略は慎重を要する。加えて、学園側に空中戦力の必要性を認識させてしまうと、対抗技術の研究が進む恐れがあるため、異常だが例外的という印象操作を並行実施することが推奨される。また、本理論は第七項の弾道精密攻撃論と連携することで、地上制圧の前段階における完全な戦域整地化を可能とする戦略的起点である。
Ⅲ.実施手段
①VTOL戦術機の戦域展開
・ジェット推進のVTOL機を非攻撃型支援機として登録
・外装に武装搭載を隠蔽できる可変ベイを装備し、必要時に機動展開
・ステルス塗装と電子妨害装備により、探知を回避
②高高度からの火力投射
・神秘干渉型精密誘導弾(MGE)による地上制圧
・限定的にEMP弾頭を使用し、対象区画の電子装備を無力化
・バンカーバスターによる地下施設攻撃も想定
③航空電子戦・偵察との連携
・戦術電子妨害ドローン(TEJD)と連動し、敵の地対空通信網を沈黙
・高高度からのISR(Intelligence, Surveillance, Reconnaissance)によって、リアルタイム戦場支配
・指揮通信機能を搭載した空中C3ノードとしても活用可能
弾道精密攻撃論/Precision Missile Strike Doctrine
Ⅰ.背景・成立経緯
キヴォトスの一部を除く多くの学園群は、戦闘能力の多くを生徒会・一部エリート生徒による指揮中枢に依存しており、それらを喪失した瞬間、組織的行動が完全に停止する構造的弱点を持っている。加えて、地上戦に移行する前段階で決定的優位性を確保する必要性が高まりつつある情勢下、長距離攻撃能力による敵戦力の先制無力化は戦争を終結させる一撃として戦略的価値が高い。本ドクトリンは、精密誘導兵器によって学園の戦闘中枢・防衛中核を狙撃することで、軍事力を破壊ではなく喪失させる最新の開戦ドクトリンである。
Ⅱ.構想内容
本理論では、227mmロケットランチャーに共通プラットフォーム化されたATACMSやSRBM-9 短距離弾道ミサイル“イスカンダル”を使用し、敵学園の重要戦略目標に対してピンポイントで破壊攻撃を実施する。このドクトリンの最大の強みは、物理的損害ではなく機能損害を優先する思想にある。対象の建物・構造物は破壊されても、中枢人物が生存すれば抵抗は続く。そのため、必ず指揮系統と意思決定機関に照準を定め、単なる爆撃ではなく頭を潰す攻撃でなければならない。弾道精密攻撃論は、高高度航空攻撃論やセル構造制圧理論、限定的高火力示威攻撃などと組み合わせることで、火力による初期圧殺を実現する統合火力ドクトリンの中核を担う。
Ⅲ.実施手段
①標的情報の収集と指定
・偵察衛星、UAV、企業内スパイなどを通じて学園の戦略的施設を特定
└ 例:生徒会作戦室、駐屯地、指揮サーバー中枢、エネルギー発電施設
・可能であれば事前に緊急時対応施設の把握も行い、二次的バックアップ機能も同時破壊
②ミサイル発射と同時多目標飽和攻撃
・複数のATACMSやSRBMを一斉発射
・命中精度はCEP≦3m、精密誘導により建物単位の精密破壊が可能
・発射地点は安全圏内(戦域外)とし、敵に反撃機会を与えない
③攻撃後の展開戦力誘導
・即応機動旅団や空挺部隊を破壊済み拠点へ迅速投入し、反撃前に完全占拠を実現する統合火力ドクトリンの中核を担う。
以上が、対学園防衛戦略構想の全貌である。これに加えて新たな兵器(新たな短距離弾道ミサイルやパワーローダー、航空機など)を多数解決し、量産する見込みだ。実はこの増産計画にあたっては新たな土地を得て工場や研究施設を多く建てられたことが原因なのだが、それはまた後で記す。
この構想が承認されれば、アリウス自治区突入に対する基本的な布石は整う。後はトリニティとシャーレだが……そこは、後日行われる合同作戦会議にてお手並み拝見といこう。
航空戦条約の部分は完全に私のオリジナル設定です