「マウント取れる服、買わな…」G20控え「なめられぬ」服選びに半日割いた首相、ぼやく
高市早苗首相は22日に南アフリカで開幕した20カ国・地域首脳会議(G20サミット)を控え、20日午前は東京・赤坂の議員宿舎で過ごした。首相が平日に宿舎で半日過ごすのは珍しく21日、X(旧ツイッター)で「日程を空けてもらって出張用荷物のパッキングをした」と明かした。「悩みに悩んですごく時間がかかったのが、洋服選び…」だった。「安物に見えない服」「なめられない服」選びに難航したのだという。 【写真】ヨハネスブルク近郊のO・R・タンボ国際空港に到着した高市早苗首相 ■「安物の服はなめられる」 背景に14日の参院予算委員会での参政党の安藤裕幹事長による追及があったという。 「首相は、各国のトップと交渉しなければならない。日本最高の生地を使い、日本最高の職人が作った服で、しっかりと外交交渉してほしい」 安藤氏はこうも念押しした。 「安物の服で対応をしていたらなめられる。国益に反する」 これに対し、首相は「そんなに服を持っておらず、15年前の服も引っ張り出している」と冗談めかし、「日本最高のものがなんなのか、そういうセンスもあまりない。すみません」とかわした。 21日のXで首相は「日本最高の生地を使った服や日本最高の職人さんが作った服は持っていません」と重ねて強調した。 ただ、「国益に反する」とまで表現した安藤氏の言葉は心に引っかかっていたようで、Xにこう投稿した。 「安藤議員の御指摘は一理ある気がして、クリーニングから戻ってきた服の中から、『安物に見えない服』『なめられない服』を選ぶことに数時間を費やしました」 高市首相が就任した10月21日以降、平日の午前を議員宿舎で過ごした日は、早朝に外遊から帰国した27日を除いて首相動静では見当たらない。 「なめられない服」選びに数時間を費やした首相。「結局、手持ちが少なく、皆さまが見慣れたジャケットとワンピースの組み合わせで荷造りを終えました」とつぶやくと、こうぼやいた。 「外交交渉でマウント取れる服、無理をしてでも買わなくてはいかんかもなぁ」 今回のサミットは台湾有事を巡る高市首相の国会答弁に反発し、撤回まで要求する中国の李強首相と「外交交渉」できるかどうかが焦点となる。(奥原慎平)