能登半島地震と奥能登豪雨の被災地を発信する石川県の復興祈念シンポジウム「ノトノコエ」は22日、東京・丸の内の丸ビルホールで初めて開かれた。実業家のひろゆきさんと馳浩知事の対談や関係者による討論会を通じて、約300人が能登の未来や展望を考えた。JR東京駅を挟んだ八重洲のイベントホールでは、復興フェア「のともっとマルシェTOKYO」が開かれ、県産品を販売する29のブースが人気を集めた。
対談では、ひろゆきさんが5月に始めた能登の特産品を毎月送るサービスの話題をきっかけに、復興事業者の課題など、幅広いテーマで会話が繰り広げられた。ひろゆきさんが「能登で事前防災の研修をしたらどうか」と提案し、馳知事が「ディザスターシティー」(災害訓練施設)を能登につくる構想を披露した。
●「熟女パブでも」
復興の加速化に向け、工事業者が能登に集まることが必要だとして、ひろゆきさんは「東日本大震災では、パチンコや風俗店がもうかったという話がある」と話題を振った。これに対し、馳知事が「私も能登で熟女パブでもやろうかと」と冗談交じりに応じて笑いが起きる場面もあった。
第2部ではひろゆきさんをはじめ、坂口茂輪島市長や地域創生の専門家ら6人が登壇し、パネル討議した。シンポでは冒頭、出席者全員で黙とうし、馳知事、赤間二郎防災担当相があいさつ。馳知事に続き、飯田高2年の大畠梨紗子さんと能登高2年の境谷健太郎さんが講演した。
●永井豪さんも登壇
復興フェアでは、馳知事と輪島市出身の漫画家永井豪さんの対談が行われ、馳知事が「漫画やアニメのコンテンツと、防災を一体化した施設をつくりたい」と語った。永井さんは「東京も震災後は大きな復興をした。能登でも全く新しい復興が起こると楽しみにしている」と述べた。対談後は県産米「ひゃくまん穀」のおにぎりを配った。
東京駅周辺の飲食店では能登や石川の食材を使った特別メニューが12月5日まで提供される。




