フォンテーヌから逃亡したいのに元水神様から逃げられない 作:桜紅月音
気温も下がり始め、秋の空気が少しずつではありますが感じられているのではと思います
原神も5周年という事でおめでとうございます。
自分が2周年ですが…
さて話も長くなりましたがお待たせ致しました。
先日、フリーナとシャルロットの大暴れの日から数日が経った。
だからといって何も変わってはいない。
千織さんが彼氏ができたとかの噂があったけど、あの千織さんが失礼ではあるけど嘘だと思う流石にね。
「この噂はどう思う君は?」
「フリーナも気になってたのその噂」
様付け呼びを辞めるようになって数日、大分慣れてきた。
偶に呼んでしまって、フリーナにやられる日も少なからずある
「うん、千織に聞いてもいいかなって君とのデートのつもりに」
「デートのお誘いは嬉しいんだけど。他人のそういった話は慎重になった方がいいと思う」
というか、デートは二人きりの時間であったほしいと思うのは我儘かな
「それもそうか、それに千織が彼氏なんて出来る訳なんてないよね」
とはっきりと言いやがった。
流石の僕でも躊躇したことを平然と
「そこまで言うのは失礼だよ!」
とフリーナの頭をチョップする。
ちょっと痛い程度の強さで
「何するんだよ、痛かったじゃないか」
と涙目で僕のことを見てくる。可愛い。
こんな子がちょっと前まで、神様をやっていたとは思えないよな
「そこまで強くはやってないんだけど…」
「もっと手加減して」
「これでもした方なんだけど…」
これより手加減したら、ただ頭を撫でるしかないのだが。
「これはこれでいいな」
フリーナの頭を撫でる事になり、彼女は今にも溶けそうな事になっている。
こんな雰囲気の彼女は見たことはないだろう。
「フリーナ、そんな姿見られたら…流石にまずいと思うんだけど」
「大丈夫だよ、こんな姿を見せるのは君だけだから」
とフリーナは口に手を添えて言ってくる。
彼女は可愛いので、こんなのを目の前で見せられたら惚れるに決まっている。
まぁ…僕は色んな姿の彼女を見ているので、今更惚れるとかの感情はない。
恐らく、意図してやっていると思うけど
「それで誘っているつもりなの?」
「む?これで惚れてくれないの?」
「やっぱりそういう事かよ」
無自覚でやってた訳ではなく、意図してやっていたのか予想はしていたけど。
「僕だってこんな事をするの恥ずかしいし、君だけしかやらないんだからさっさと堕ちてくれよお」
「僕が一般人だったら堕ちてたと思いますよ。フリーナと仕事関係になってしまったからそれはないな」
「仕事関係とか関係ないよ!僕と恋人になる事がそんなに嫌なのかな?」
とフリーナが言ってきたのだが…頭の中に水龍の方が浮かんできた。
あのお方、フリーナの事を大事に思っているから…
「嫌ではないですけど…やっぱり…色々と気にするから…」
と苦笑でフリーナに返す。
立場はやっぱり大事なのだ。
「ヌヴィレットの事が気になるのかい?」
あたかも分かっていたかのように、彼女の言葉からあのお方の名前が出てきた瞬間、冷汗が出てきた。
「まぁ…そうだけど…」
「大丈夫さ、さっき君なら任せられると言っていたからな」
とてもじゃないがあの人がそんな事を言うとは思っていないのだが…フリーナが言っているなら本当なんだろう
「本当?」
「本当さ!だから、僕と楽しい事をしようじゃないか!」
とフリーナに乗られてフリーナの顔しか見えなかった。
更新ペース落ちます。以上
なんて簡潔に言えるようになれば簡単なんですけどね。