ブラジル当局、実刑判決のボルソナーロ前大統領を収容「逃亡企てた」

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ワシントン=畑宗太郎
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 ブラジル連邦警察は22日、クーデターを企てた罪などで拘禁刑27年3カ月の判決を受け、自宅軟禁状態にあったボルソナーロ前大統領(70)を警察施設に連行した。AP通信などが報じた。最高裁が「逃亡を企てた」と判断し、収容を命じたという。

 最高裁は9月、現大統領のルラ氏に敗北した2022年の大統領選の結果を覆そうとしたとするクーデター未遂の罪などで実刑判決を言い渡していた。

 AP通信によると、最高裁は、この日の真夜中ごろにボルソナーロ氏の足首の監視装置を解除しようとする動きが確認されたと指摘し、亡命のために近隣の大使館に駆け込む恐れもあると判断した。数日後に刑期開始が見込まれていたという。

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この記事を書いた人
畑宗太郎
アメリカ総局
専門・関心分野
アメリカ外交、米中関係・アジア太平洋情勢