見ていただけたら嬉しく思います。
甘雨。璃月七星の秘書を務める女性
要するに、この国のお偉いさんみたい物
頭も良いし、何かと仕事も早い。
おまけに出る所は出てるし。それは服装の影響も相まってるとは思う。
自分もね。あんな女性と知り合いだったら凄いなと思った時期はあったよ。
「カケルよ、我の甘雨と結婚してくれないか?」
「何言ってるんですか…閑雲さん…結婚する気ないですよ。僕…」
「意外じゃな、カケルなら甘雨と結婚出来ると聞いたら喜ぶと思ったのだが」
「いやいや、甘雨みたいなスタイル美女、僕には似合わないですって」
目の前にいるのは、閑雲さん。
甘雨のお師匠さんで僕のお母さんみたいな人。
後、仙人でめちゃくちゃ美人です。
「何を言うか。カケルだって、イケてる男じゃ」
「褒められるのは嬉しいですけど…
「カケルにぃは、カッコいいよ。甘雨ねぇねと似合ってるとヨォーヨは思うよ」
彼女の名はヨォーヨ
閑雲さんとは違う仙人さんのお弟子さん。
「ほれ、ヨォーヨもこう言っておる。結婚とまでは行かなくても恋人ぐらいは考えてくれないか?」
「えぇ…」
「何が嫌なのじゃ、お主が好きなおっぱいがでかい女じゃ」
「ちょちょ、ヨォーヨがいる前で言わないでください」
いくらお母さんみたいな存在だからってそんなズバズバと言わないで欲しい。
「私は大丈夫だよ」
と笑顔で言ってるけど、何か心臓に槍を刺された感じで痛い。
「おっぱいがでかい女の子が好きなのは事実ですけど…それだけで決める様な腐れた奴ではないです」
「甘雨の事は嫌いか?」
「それは違います。大体嫌いなら、関わりを無くしてますって」
「それじゃ、恋人に…」
「それとこれとは話は別ですって…」
「あっ!甘雨ねぇねだ!」
閑雲さんと話をしていると、当人である甘雨がやってきた。
普段なら問題ないこど、直前までしていた話のせいで話しずらい…
「何の話をしてたのでしょうか?」
「カケルに甘雨と結ばれて欲しいという話をしていたのじゃ」
「甘雨ねぇねとカケルにぃは似合ってるって話をしてたの」
「あーそういう事だ」
もうめんどくさくなってきたなこの話。
賛成派が2人居るし…どうしよう…逃げたくなってきたな
「カケル」
「えっ…、何?」
「私と結婚しませんか?」
*****
「というやりとりがあったんだよ」
「ふ〜ん、それでなんで私に言ってきたのよ」
「いや、刻晴には言っても良いかなって思って…」
「まぁ、あんたと甘雨がくっ付きそうなのは分かってたからね。良いんじゃない。私には関係の無い話だし」
とだけ言って、目の前に積み上がっている書類をテキパキにこなしている彼女は刻晴。甘雨と同じ璃月七星の1人。
そして、幼馴染とまでは行かないけど、幼い頃からの知り合い
「それに、おっぱいがでかいって話はあんまり言わない方がいいわ。あなたの好きな女性の中に小さい子いる訳だし」
「まぁね…彼女からは告白された事もあったし…」
「でしょうね。おっぱいが好きなあんたは断っただろうとは思ったけどね」
さっきから話している子は
璃月の葬儀屋「往生堂」の堂主で、彼女もまた幼い頃からの知り合いで、告白してくれた女の子。
まぁ…甘雨や刻晴と違って、ある部分が…ねぇ…
もちろん、それが理由で断った訳ではないけど。
「それだけで断ってないわ!」
「まぁ、本当に好きなら私の事を襲ってるだろうし、信じてあげるわ」
「刻晴は幼馴染みたいな感じだし、なんか家族としか思えないわ。でも、信じてくれてありがとうね」
「お礼される事もないわよ。それで、甘雨の話はどうするのよ」
「それなんだよね…甘雨は良い女の子なんだよ。けどさ。付き合うのはなんか違うんだよね」
「あんたならそう言うと思っていたわ。でも、これだけは言っておくわ。
とだけ言って、再び書類整理を始める。
「刻晴…今、なんて?」
「私は忙しいの!話しかけてくるなら…分かってるわよね?」
「ごめん!話を聞いてくれてありがと!」
と彼女にお礼の言葉を言う。
「お礼なんて要らないの。ほら、さっさと行きなさい」
と言われてしまえば、僕はこれ以上何も出来ることはない。
痛い目に遭いたくはないのでね。
****
刻晴と別れて、この後どうしようかと悩んでいると
「カケル、お暇ですか?」
「甘雨か…あいにくのお暇だよ」
今、会いたくはない人が来てしまい、皮肉ぽい言い方をしてしまった。
これは良くないと自覚はあるのだが、癖で抜けない。
「カケルにしては荒れてますね。私が癒してあげましょうか?」
「そういうのはご遠慮しておきます」
「む〜カケルだけしかこういう事は言わないんですよ?」
「はいはい、甘雨はそういう事を言わない人って思ってたのに…なんか残念…」
「カケル?それ以上言うと、弓で撃ち抜きますよ?」
「すみませんでした」
いくら強気で行ける相手とはいえ、弓で撃ち抜きますとか言われたら流石に無理。しかも甘雨だと尚更
「でも、お暇なら私に付き合ってくれませんか?」
「付き合うというのは考えていないのでごめん」
「そっちの付き合いではなく、私の用事に付き合って欲しいんです」
あーそっちの付き合いか。
恋人になれ、結婚しろと言われ続けている相手だから勘違いしてしまった。
「そういう事ならお付き合いさせて頂きますよ」
「本当ですか!?とても嬉しいです。早速付き合ってもらいますよ」
タグは今後増やしていく予定です。
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