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【拡散ブクマ希望】スパチャやメンギフを投げた後にキャンセルされると「手数料込みで後日収益から没収され借金状態」になるのではと話題ですが、結論そんなことはありません。 ただし、お金の流れ上勘違いが行われやすい領域ですので解説していきます。
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1/10に1万円のスパチャを行い、1/10にキャンセル(不正請求申請)、認められ3/10に返金となったケースを考えてみます。 前提としてキャンセルは原則「不正請求申請」でしか行うことができません。 投げてすぐホイホイキャンセルできず、あくまでも「第3者にカードを不正利用されていた」などの行為があった場合に、YouTubeを通じてカード会社に返金請求を行うことができる、というものです。 私は昔カード会社で不正請求管理の部署にいたので、こういったお話は「超絶あるある」で日々格闘してました。
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時系列としてはまず1万円のスパチャ金額から手数料が引かれ7千円が配信者に収益反映します。YouTube Studioを見ながら喜びに浸っている時間です。 しかし、ここでリスナーが裏で不正請求の申請を後日行い申請が認められると、数か月後(例:3月)に7千円が配信者収益からマイナスされ、3千円はYouTube社の手数料からマイナス会計処理されます。 「このスパチャは現在不正請求申請されています」というアラートは配信者側に見えないので、配信者側としては気付けません。 (ここは仕組み上気付けるようにしてもいいかもなぁ・・とは思います。) 結果として、3月の収益が7千円に満たない場合は相殺額がマイナスとなり、借金状態になっているように見えるのです。
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そして、クレカには「チャージバック」という概念があり、不正請求してから返金までに数か月のタイムラグ(カード会社によって異なります)があります。 クレカ会社も何でも不正されていると赤字になるので、Googleや楽天、Amazonやヤマダ電機オンラインなどのよく使われるネット決済で不正が起きた場合は 「Googleさんが被害者に返金してね」という取り決めをしています。 これはショップ側がカードの加盟店登録をする際の契約で「不正が起きたらどっちが払う?」と決める必要があります。 小規模事業者の場合は不正に耐えきれないのでカード会社側が負担する場合もありますが、 大手EC系の多くはカード番号+セキュリティコードだけで決済できてしまうところも多く(最近では3Dセキュアも普及してきましたが)、カード会社としてはそんな不正が起きやすい場所のリスクを持てないので基本的にEC側が支払うことになっています。 カード会社から不正請求申請を受理、加盟店調査の上最終的にECからカード会社を通じて返金ということで、返金に関しても時間がかかるということなんですね。 だから、配信者としては数ヶ月前のスパチャ金額がいきなり今月の収益計上からマイナスになって「え・・・嘘でしょ・・・?」となってしまうことはあり得ます。
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スパチャやメンギフのキャンセルは迷惑行為のみにとどまらず、何らかの罪に問われる可能性もあります。 何より、楽しいはずの配信者活動をそのような形で妨害されてしまうのは非常に遺憾です。 「配信怖い・・・スパチャテロされたらどうしよう・・・」と今思っている配信者も多いはずです。 リスナーの皆さんもぜひ、拡散してあげて欲しいです! 最後までお読みいただきありがとうございました!