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安倍晋三元首相銃撃

2022年7月8日、安倍晋三元首相が銃撃され、死亡しました。25年10月28日に始まった公判で、山上徹也被告は何を語るのか…

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山上被告の母「献金返してもらうのは心苦しい」 安倍元首相銃撃公判

安倍晋三元首相銃撃事件で、山上徹也被告の裁判員裁判が開かれた奈良地裁=奈良市で2025年11月18日(代表撮影) 拡大
安倍晋三元首相銃撃事件で、山上徹也被告の裁判員裁判が開かれた奈良地裁=奈良市で2025年11月18日(代表撮影)

 安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告(45)の裁判員裁判で、証人出廷した被告の母親は、自らが入信する世界平和統一家庭連合(旧統一教会)から戻ってきた献金について、「献金を返してもらうのは心苦しい気持ちもあった」と述べた。

 母親は教団にのめり込み、総額約1億円を献金していた。5000万円が返金されていることが明らかになっている。

 返金について問われた母親は「仕方ないと思った」と振り返った。検察側は法廷で返金の合意書を示しながら、月で30万~40万円が返金されていたと指摘。約束通り支払われたか問われた母親は「はい」と答えた。

 毎月13万円を被告に振り込んでいた時期があったとし、「徹也からそう言ってきた」と述べた。

 母親はこの日の証人尋問で「献金を一生懸命して役に立とうとしていたが、大変な間違いだった」と述べた。そのうえで、母親は「旧統一教会への献金を黙ってしてきたし、子供たちをほったらかしでやってきた」と振り返った。【木谷郁佳、国本ようこ】

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