選り抜き記事
『シビュラの託宣』(ラテン語: Oracula Sibyllina)は、シビュラが語った神託をまとめたと主張するギリシア語の詩集である。重複分を除けば12巻分と8つの断片が現存している。
シビュラとは恍惚状態で神託を伝えた古代の巫女で、彼女たちの神託をまとめた書物としては、伝説的起源を持つ『シビュラの書』が有名である。しかし、『シビュラの託宣』はそれとは全く別のもので、『シビュラの書』の名声にあやかる形で紀元前140年以降少なくとも数世紀にわたり、ユダヤ教徒たちやキリスト教徒たちによって段階的にまとめられてきた偽書である。そこに含まれる歴史的事件に関する予言の多くは、単なる事後予言に過ぎない……
- 船山 春子は、日本の編集者、小説家。旧姓は坂本、筆名は佐々木 翠。小説家の夫船山馨の妻かつ秘書として苦楽を共にし、『石狩平野』で成功するまでの馨の低迷期には、金策や出版社との交渉など、汚れ役を一手に引き受け、夫を支え続けた……
- ガイウス・フラウィウス・ウァレリウス・コンスタンティヌス(コンスタンティヌス1世)は、ローマ帝国の皇帝(在位:306年-337年)。複数の皇帝によって分割されていた帝国を再統一し、元老院からマクシムス(Maximus、偉大な/大帝)の称号を与えられた……
- 保阪 潤治は、明治時代から昭和時代にかけての地主、実業家、政治家。上越地方の筆頭大地主であった保阪家の第9代当主で、古写本・古文書などの古典籍を中心に多数の美術品を蒐集したことで知られる……