指向性 +α
ペンギンです。
ドラッグストアで、いつも買ってる安ティッシュよりも1枚あたり単価が0.8倍の激安ティッシュを見つけて、「おっ!」と思って買ったら、キッチンタオルくらい猛烈なゴワゴワティッシュで、鼻をかむのもしんどいので、少しでもふわっとさせるために結局2枚ずつ使う羽目になり、大損こいてます。
さて、私は結局のところ1枚あたりいくら損したでしょうか?
オモコロで特集記事が出ました!
どうしても知りたくなって、ドラえもんの指について調べました。
オモコロブロスでも記事が出ました!
コンビニパンをたくさん買って、別のモノでお腹いっぱいになってしまった時に見えるパンの景色について書いています。
ぜひ読んでもらえたら…!
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ドラえもんの指は、調査する前と後でだいぶ認識が変わる体験になりました。
ドラえもんの「中の世界」としても指の出る出ないにはロボットの設計的な理屈がある程度ありそうでしたし、「外から見た世界」としてのいわゆる"描き分け"で見てもかなりの納得感が(僕は)ありました。
漫画って思っていたよりすごい世界なんだなあ、っていう。
ドラえもんの指、まだ色々ありそうだけど削った論点がたくさんある https://t.co/owp2Kd87KV pic.twitter.com/DrIuSGPagJ
— ペンギン (@penginnpenginn) November 20, 2025
本当は、考えてみたいことがもっと色々あるのですが、「さすがに」なのでやめました。
・ドラえもんの指が「指向性」をコントロールする機能を持っている説とか、
・ゼンマイが片手=指出、両手=指不出であるように持ち方によって指出・指不出が変化する傾向とか、
・時計が指出がちな理由とか、
・世にも珍しい「箸なのに指出」の場面に関する考察とか、
・缶詰型の道具をドラえもんが自分で開けようとしない(のび太に開けさせがち)疑惑とか、
・ドラえもん自身が「指」という単語をどのように捉えているか(=ドラえもん自身にインストールされた"指認識")
とかです。
こんなの全部ダラダラやってたら、さすがにただの論文になってしまいそうだ。
ちなみに「指向性」とは、音や光などをどの方向にどれくらい強く発/受信できるかという性質(度合い)のことらしいです。
(「志向性」とは意味が異なります)
付け焼刃なのでまだよくわかっていませんが、マイクが有名ですね。
ある方向に限定して音を拾いやすくする「単指向性」のマイクならインタビュー相手以外の雑音を捨てやすくなるし、2方向から音を拾う「双指向性」なら向かい合って対談する時のボイスレコーダーとかに使われやすい。環境音も含めて全体の音を拾うなら全指向性(無指向性)、みたいに。
マイクは音ですが、それ以外にも光や電波などいろんなものに指向性が適用できると考えていくと、ひみつ道具にもある程度「指向性」の考え方を入れ込めるのではと考えました。
おそらくひみつ道具の種類ごとに最適な"指向性"的性質が設定されていて、それを手元で調整するためにドラえもんの指が機能しているのではないか?という。
ひみつ道具も機械で、それを使用するドラえもんも機械なので、「機械を使用する機械」としてのドラえもんならではの設計思想が指に込められていそうだなあ、という話。
「指向性」という語自体に「指」が入っているし、これってもしかして偶然じゃないのでは?という仮説に背筋がゾクゾクし始めていたのですが、まだ生煮えなので与太話程度ということで。
マンガ自体の話になりますが、『ドラえもん』は1コマ1コマが強いということも改めて感じました。
ただ「指」を強調するためだけに切り抜いたコマでも、妙なオフビート感がある。
微笑ましさと不気味さがキレイに同居している感じ。
通して読むとそこまで奇妙でもないんだけど、コマ単位で見るとパワーがある。
上図の右コマでいうと、「身がわりになれば」と言っている脇で「成り代わられる人間」の足が見切れているのがすごい。
足なんて描かなくても別に良いのに、描かれていることでこのコマだけで独立してうごめき出すというか、広がりが生まれる。なぜ彼は倒れて(斃れて)いるのか?どうやって身がわりになるのか?ストーリーを読んでいなくても想像が広がり始める絶妙な見切れ方をしていると思う。
ドラえもんもどこを向いているのかよくわからなくて怖いし(ドラえもんはこういう謎視線しがち)、「なれば。」という淡泊な語尾も怖い。
全体的に異常に不気味な雰囲気が流れている中に、のび太のオーバーともいえるマヌケ驚き顔を置くことでうまく中和しているように感じる。
さすがに記事本編と関係なさすぎる話なので書けませんでしたが、こういうのを何となく気にしながら記事を読み返していただくと、僕が感じた面白さを共有できるかもしれません。
よく世間で言われる『ドラえもん』の面白さの一部はこのあたりにあるんだろうな、というのを僕が今回初めて知ったということでもあります。
あと「物体変換銃」ね。これ欲しすぎ。
一生遊べる。僕に任せてほしい。
とりあえず、ver.1.1のアプデで「並べ替え」を入れてみませんか?
あと、吸い取った「ラジ」の保管・再利用もできるようにしたい。
対象となる物体のサイズに応じて、必要になる文字量が変わる、とかも良いなあ。たとえば「電池」に「ゅう」を注入して「電柱」にするためには、電池サイズの「ゅう」を10個集めておく必要がある、みたいな。
完成品だけじゃ我慢できなさそうなので、開発チームに入れてください。
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お題箱にいただいたお題について考えます。
すごいのが来た。
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お願いします!!!!!!
こんにちは。いつもnote、記事等々楽しませてもらっています(本当に!)。
「幼い頃の子どもの言い間違いを親がハマって、子が成長してなおも使い続ける」というあるあるがありますよね。僕には下に兄弟が複数人居て、子どもの言い間違いを耳にする機会がそこそこありました(残念ながらそのほとんどを忘れてしまいましたが…)。単なる誤字脱字衍字的な間違いもあれば、特定の意味を持つオリジナルフレーズ、文法は間違ってないんだけど「そう解釈するか」みたいなものまで様々でした。そして、どれも音が気持ちよかったり意味が分からなそうで分かったり、"なんか言いたくなる"ものばかりでした。
ところで、子どもは凄まじい言語学習力を持っているという話がありますよね。生後6ヶ月〜8ヶ月頃までは全ての言語の音を聞きとれるし、12歳頃の臨界期までは高い学習力を持つそうです。
これらを鑑みて、「子どもの言い間違いとは、間違いなどではなくむしろ"正解"なのではないか」という疑問を、ずっと抱いています。子どもだけが言語のコアを持っているから、言語に素直な表現ができる、子どもだけが生というか焼きたての言葉を使えるのではと思っています。
ちょっともうめちゃくちゃになってしまったかもですが、この考えについてでも、関係ないけどそれでいうと〜みたいな話でも、なにかありましたら聞いてみたいです。
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