太鼓の達人のメンテナンスと環境作り ─ 現場で学んだリアルな話
ゲームセンターで働き始めてから、いちばん触ってきたのが太鼓の達人。
メンテナンスって聞くと難しいイメージがあるけど、実際は“毎日の積み重ね”と“現場ならではの工夫”がほとんどだ。
ここでは、僕が実際に現場でやってきたことや、トラブルにどう対応してきたかをまとめてみる。
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■ 反応不良は「どこが悪いかの切り分け」がすべて
太鼓のメンテで多いのは、
「左上の縁が反応しない」「どこ叩いても右縁が光る」
みたいな反応トラブル。
僕も最初は原因が全然わからなくて、センサーを片っ端から取り替えたりしてた。でも結局大事なのは、
“基盤側なのか、センサー側なのか、構造の歪みなのか”
これを冷静に区別すること。
例えば最近あったのは、
• センサー交換しても左上だけ直らない
• → よく見たら縁の基盤が浮いてて高さがズレていた
• → 基盤の高さを調整したら一発で直った
こういう“物理的な姿勢のズレ”が原因って結構多い。
センサーの寿命じゃなくて、経年でネジが緩んで角度が変わってるだけってパターン。
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■ 壊れてるセンサーも “生かす工夫” が大事
センサーが完全に死んでるなら交換するしかないけど、
“微妙に弱い”くらいなら調整で延命できる。
例えば…
• センサーを配置する向きを変える
• 強いセンサーをよく叩かれるポジションに移す
• 弱いセンサーは縁の負担が少ない位置へ
常連さんやガチ勢が多い店舗なら、これだけでクレームがガクッと減る。
僕の店も店長がなかなか発注してくれなくて、
「どうにか今あるパーツで戦う」
が基本だったけど、逆にそこでスキルがついた。
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■ 静電気・誤反応は“環境作り”でほぼ解決する
冬になると、太鼓が勝手に反応してる問題が増える。
これも実体験として分かったのは、
メンテではなく“環境側の対策”がめちゃくちゃ効くということ。
僕がやって効果あったのは、
• 静電気防止スプレーを筐体周りの床に軽くふく
• 外部配線にアース線追加(触れる範囲で)
• 店内の湿度を上げる
• 太鼓の内部のホコリをちゃんと取る
特に湿度は効果が大きい。
湿度が下がると、叩いてなくても縁がチカチカ反応して壊れたみたいに見える。
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■ 現場でいちばん大事なのは “遊びやすい雰囲気を作ること”
メンテの技術ももちろん大事だけど、僕が思う一番大切なことは
「この店の太鼓、気持ちよく遊べるな」
ってお客さんに思ってもらえる環境作り。
・台の後ろを広くする
・荷物置きを用意する
・光量や音量を調整して“しんどくない”筐体にする
・壊れてるライトがあればすぐ対応する(許される範囲で)
こういうのだけで、リピート率は全然変わる。
僕自身、サイドランプの赤色の線が断線してて光らないから、安全のために一時的に電源落としたことがあった。
そんな細かい判断も、現場にいる人間にしかできない。
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■ まとめ:完璧じゃなくていい、“今の環境でベストを出す”のがメンテ
部品がすぐ発注できる店舗なんて少ないし、
古い筐体も多いし、やりづらいことも多い。
でも僕がメンテを続けてきて思ったのは、
「完璧じゃなくていい、今の環境でどこまで気持ちよく遊べるか」
これに尽きる。
note に書いたこの話が、
これからメンテに挑戦する人や、現場で困ってる人の役に立てば嬉しい。
詳細な話はまた今度投稿する。


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