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サマーズ元米財務長官、大学授業も中止 エプスタイン氏との関係調査

ローレンス・サマーズ元米財務長官=首都ワシントンで2014年10月、ロイター 拡大
ローレンス・サマーズ元米財務長官=首都ワシントンで2014年10月、ロイター

 米ハーバード大の学長などを務めたローレンス・サマーズ元米財務長官が、全ての公的活動から退くと表明した。

 少女らへの性的虐待罪などで起訴後、死亡した米実業家ジェフリー・エプスタイン氏とのやり取りが公表されたことを受けた対応だ。

 連邦下院監視・政府改革委員会の民主党議員は12日、エプスタイン氏が生前に知人らとやり取りした電子メールの内容などを公開した。

 その中には、サマーズ氏とエプスタイン氏が1期目のトランプ大統領についてやり取りしたものや、セクハラ疑惑への対応について意見交換していたとみられるものがあった。

 親密な関係をうかがわせる2人のメールやメッセージのやり取りは、エプスタイン氏が2019年7月、当局に身柄を拘束される直前まで続いた。

 ハーバード大の学生新聞「クリムゾン」によると、サマーズ氏は17日に同紙などに出した声明で「自分の行動を深く恥じ、その行動がもたらした苦痛を認識している。エプスタイン氏とのやり取りを続けた誤った判断について、全面的に責任を負う」と説明。「信頼関係を再構築し、親しい人々との関係を修復するため」に公的な活動からは退く意向を表明した。

 これを受け、他の大学やシンクタンクでの役職などからの退任や、米メディアのオピニオン執筆者としての契約終了などの手続きが始まった。対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を手がけるオープンAIは19日、サマーズ氏が取締役を辞任すると発表したという。

 サマーズ氏は同大の授業は続ける予定だったが、世間の批判は収まらず、大学側はサマーズ氏をはじめ大学関係者とエプスタイン氏との関係を調査することを決定した。

 サマーズ氏の広報担当者は19日夜、同紙などに出した声明で「今学期、共同で担当していた授業の残り3回は他の教員が引き継ぐ。来学期の授業予定はない」と述べた。

 サマーズ氏は経済学者で、クリントン政権(民主党)で財務副長官、財務長官を務めた。01年にハーバード大の学長に就任。講演で女性差別と受け取られる発言をしたことなどから06年に辞任に追い込まれた。

 その後、オバマ政権(同)時代には国家経済会議(NEC)委員長を務めた。13年には米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長の後任候補として注目されたが、民主党内に反対が強く、自ら辞退した経緯もある。【ワシントン西田進一郎】

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