アフリカからの留学生狙うプーチン政権 奨学金枠倍増、親ロ育成に力
アフリカ初の主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が22日、南アフリカで始まる。ロシアはウクライナ全面侵攻後、アフリカ諸国への接近を強め、軍事・経済関係に加え、人材交流も活発になっている。G20などの国際舞台で親ロ勢力を増やす狙いだが、ロシアのプロパガンダが広まる懸念も強まる。
モスクワ南西部に、アフリカや中南米、アジアなど世界各国からの留学生が集まる一角がある。途上国の若者教育を目的に、ソ連時代の1960年に設立されたロシア民族友好大学だ。
11月上旬、大学近くを訪れると、ウクライナ侵攻前と変わらず、大勢の留学生がキャンパスや寮を行き来していた。
アフリカ中部のチャドから2022年10月にロシアに来たモハメド・アリさん(24)は国際関係を専攻し、将来の夢は外交官だ。「様々な国との交渉をまとめ、祖国に貢献したい」と話す。