中国「国連安保理の許可なしに日本攻撃可能」 Xで旧敵国条項に言及
【北京=田島如生】在日本中国大使館は21日、中国が国連の許可なしに日本を軍事攻撃できる国際法上の権利に言及した。国連憲章の「旧敵国条項」に触れ、日本など敗戦国に対しては「安全保障理事会の許可を要することなく、直接軍事行動をとる権利を有する」と主張した。
高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁を発端とする日中対立を踏まえたとみられる。X(旧ツイッター)で「ドイツ・イタリア・日本などのファシズム/軍国...
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(更新)- 益尾知佐子九州大学大学院比較社会文化研究院 教授分析・考察
今の日本がファシズムとか軍国主義をやっていないことは明らかです。中国の日本への武力侵攻は、いかなる形でも国際法違反です。 問題ははぜ、もはや「恥ずかしい」レベルの暴論、そして自国の品位を落とすような風刺画を、中国が大宣伝しているのかです。大騒ぎしているのは、今のところ北京にある中央政府、軍、メディアのようです。政府に行くなと言われ、日本旅行の大量キャンセルは出ましたが、別に地方で反日デモが起きるわけでもない。大衆も地方政府も自国政府が作る騒動に冷静に対応している。政権が外に敵を作って国内の不満のガス抜きを試み、人々の目をくらまそうとしていることを、大衆の側は感じとっているのではないでしょうか。
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(更新) - 植木安弘上智大学名誉教授ひとこと解説
中国の国連憲章に記載されている「敵国条項」への言及は、日本に対する一方的な軍事行動を正当化するものであり、一種の恫喝とも取られかねない。日本は中華人民共和国を中国の唯一の合法政府として承認しており、日本が一方的に中国に軍事行動を取ることはあり得ない。日本と中国は「戦略的互恵関係」の発展に合意したばかりであり、極端な感情的発言や威嚇行為は両国の国益にならない。冷静に日中関係の回復に対処して頂きたい。
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(更新) - 川島真東京大学大学院総合文化研究科 教授分析・考察
中国は国連重視外交を標榜しており、国連憲章こそが今後の国際関係の規範になるとして、国連憲章に基づく(中国版の国際秩序としての)「新型国際関係」を世界に広げようとしています。そもそも中国にとっては安保理で拒否権があり、総会でも開発途上国が多数を占める国連は有利な場として中国に重視される傾向があります。ただ、問題はその国連憲章の解釈が独自の「中国的解釈」だということです。この記事の「敵国条項」解釈もその事例でしょう。日本は英米仏など、G7の安保理常任理事国を中心に、反論を適切に行うことが求められます。中国が日本への言論戦、認知戦を強化している以上、先進国だけでなく世界全体向けの広報戦略が必要です。
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高市早苗首相の台湾有事に関する答弁を契機にした日中の対立が尾を引いています。習近平(シー・ジンピン)政権下の日中対立を追います。