圧力強める中国 パンダ貸与停止の可能性、人気アニメ放送中止…日本行き航空券“強制キャンセル”も?
G20サミットに臨む高市首相。圧力を強める中国側と接触できるかが焦点です。中国では、航空券が「強制キャンセル」されたという声もあり、影響が拡大しています。
■日本から…パンダがいなくなる可能性が
上野動物園の人気者「シャオシャオ」と「レイレイ」。
来年2月には中国へ返還される予定で、日本側は新たなパンダの貸与を要請していますが、そのまま日本からパンダがいなくなってしまう可能性が浮上しました。
中国共産党系のメディア「北京日報」が専門家の見解として、日中間の緊張状態が続いた場合、「中国側は日本への新たなジャイアントパンダの貸与を停止する可能性がある」と報じたのです。
21日も会見で、憤りをあらわにした中国側。
中国外務省 報道官
「(日本側が)建設的で安定した日中関係を構築したいのであれば、直ちに誤った発言を撤回すべきだ」
高市首相が、台湾を支援するアメリカ軍が中国から攻撃される例を挙げた上で、日本が集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」になりうる、と答弁したことをめぐり、日中関係が急速に冷え込む中…。
NNN上海 渡辺容代記者
「空の便でも日本行きの複数の便が減便となるなど影響が広がっています」
中国国有の航空大手・中国国際航空は、今月末から毎日運航している大阪・上海便を、週2日に減らすことを明らかにしました。
理由について担当者は「機材の都合」と説明していますが、中国外務省が日本への渡航自粛を呼びかけたことが影響したとみられます。
市民(中国・上海 21日)
「中国人なら日本に行くべきではない。高市首相があんな発言して傷ついた」
市民(中国・上海 21日)
「(日本に)行きたかったけど…。また状況を見て」
中国国営メディアは、中国から日本に向かう航空券が54万件以上キャンセルされているとして、人々が渡航を自粛する動きが広がっているように報じていますが、SNS上では…。
SNSの投稿
「日本行きのチケットが勝手にキャンセルされた」
「早めに北海道行きの計画をたてたのに、チケットがキャンセルされた」
「年越しに中国に帰るために取った往復チケットがキャンセルされた」
日本・中国間の航空券が、強制的にキャンセルされたという声が相次いでいるのです。
当局の意向を受け、航空会社が欠航を決めた便もあるとみられます。