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競輪トピックス詳細
 
2025/11/15
レース情報
Road to GP 競輪祭直前展望 グランプリ出場を賭けた最後の戦いが始まる!
 2月に全日本選抜で幕を開けたGI戦線も、クライマックスを迎える。「第67回朝日新聞社杯・競輪祭(GI)」が、今年も北九州メディアドーム・小倉競輪場を舞台に11月19日からの6日間シリーズのナイターで開催される。今シリーズは、シード番組のないオール一次予選での2走の合計ポイントで、勝ち上がりが争われる。S級S班をはじめとした選考上位選手にも大きなアドバンテージはなく、それだけに実力者といえども二次予選にも進出ができない可能性もある厳しいシステムだ。逆に下剋上も可能だけに、波乱の余地もあり、オープニングから熾烈な戦いが繰り広げられることは間違いない。年末に平塚で行われる「KEIRINグランプリ2025(GP)」の出場権をかけた争いも、この競輪祭の最終日でピリオドが打たれる。獲得賞金争いでの出場権を巡るバトルもヒートアップ。11月24日の決勝でシリーズが終わると、新S級S班、すなわちグランプリのメンバー9人すべても確定。優勝賞金1億4600万円(副賞含む)をかけた一発勝負、12月30日のグランプリに向けて一気に輪界の熱が帯びてくる。

 脇本雄太(写真)が、輪界の歴史に新たな1ページを刻んだのが2月の全日本選抜だった。後方からまくった同県の寺崎浩平に乗った脇本が、直線で豪快に突き抜けて今年最初のGIを制覇。18年オールスターでの初タイトルから史上5人目となるグランドスラムを達成して、グランプリを含む全7冠制覇のグランプリスラムを輪界史上初めて成し遂げた。「KEIRINグランプリ2025(GP)」の出場権を誰よりも早く手に入れた脇本は、その後、6月の高松宮記念でも優勝。同じく寺崎目標から、今度は番手まくりでV。今年2冠となったものの、10月の寬仁親王牌でアクシデントが脇本を襲った。3日目のウォーミングアップ中の怪我の影響により、今シリーズの競輪祭の欠場を余儀なくされた。
 3月のGIIウィナーズカップを古性優作が制して、昨年から続いていた近畿勢の流れに、5月の日本選手権でストップをかけたのが関東勢だった。眞杉匠のまくりを吉田拓矢(写真)が交わして、21年の競輪祭以来、2度目のタイトルを奪取した。7月のGII、サマーナイトフェスティバルでは、今度は眞杉が優勝した。
 そして8月からはニューヒーローが次々に生まれた。2月の全日本選抜、6月の高松宮記念杯での脇本の優勝に大きく貢献していた寺崎浩平(写真)が、オールスターで脇本の番手回りから初戴冠。6回目のGIファイナルで初めてのグレードレース優勝が、GI制覇になった。9月のGII、共同通信社杯を44歳の南修二はビッグ初V。10月の寬仁親王牌では、久しぶりに九州からのタイトルホルダーが誕生。決勝は単騎になった嘉永泰斗(写真)がまくりで優勝を飾った。


脇本雄太選手

吉田拓矢選手

寺崎浩平選手

嘉永泰斗選手


 すでにGIを獲りグランプリ出場を確定させているのが、脇本、吉田、寺崎、嘉永の4人。さらに11月11日現在の獲得賞金ランクで、タイトルホルダーを差し置いてトップの古性は約1億8240万円を稼ぎだし連覇のかかるグランプリに獲得賞金での出場に当確ランプが点灯している。さらに獲得賞金ランク5位の眞杉も約1億3425万円で6位の郡司浩平に大きく差をつけている。仮に競輪祭をグランプリ出場権を持たない選手が優勝しても、郡司以外の選手に獲得賞金で抜かれる心配はないだけに、眞杉のグランプリ出場も濃厚だ。以上のことから、今年のタイトルホルダー4人と獲得賞金での古性、眞杉の2人を加えた6枠のグランプリ出場が決まっているとみていいだろう。残る3枠をかけた争いが競輪祭のラストバトルで繰り広げられる。

 郡司は獲得賞金が約1億854万円で6位。6度の記念制覇に加えて、高松宮記念杯、ウィナーズカップ、サマーナイトフェスティバルと3度のビッグ優出で賞金を積み重ねてきた。ボーダー上の9位にいる深谷知広の獲得賞金は約8200万円で2600万円以上の差があるが、深谷が一次予選、ダイヤモンドレース、準決を4連勝で勝ち上がり、決勝で準Vになると逆転できる計算から、地元の平塚グランプリ出場が安泰というわけではない。そして郡司に次ぐ獲得賞金ランク7位の南もすでに1億を超えている。44歳に初めてのグランプリ出場、さらには脇本、寺崎、古性に次ぐ近畿4人目の選手として、今シリーズも注目が集まる。そして獲得賞金ランク9位の深谷は、今年4度のビッグ優出と常にハイレベルの戦いを演じてきた。自身より上位にいる選手が競輪祭で優勝し、下位の選手に抜かれなければグランプリ出場に滑り込むことができる。当然のことながら優勝してのグランプリ出場が目標ではあるものの、精神的なアドバンテージはあるだろう。順番に同10位の松本貴治、11位の新山響平、12位の犬伏湧也、13位の松井宏佑、14位の浅井康太、15位の清水裕友、16位の岩本俊介、17位の松谷秀幸、18位の山口拳矢、19位の阿部力也までは、一次予選、ダイヤモンドレース、準決を4連勝しての決勝が準Vなら2837万円を加算できるだけに、計算上では優勝がなくてもグランプリ出場が可能な位置にいる。松本から浅井の5人は同じ4連勝で決勝3着でも逆転出場の可能性がある。一方、同20位の和田真久留からは、タイトル奪取がグランプリ出場の条件になってくる。
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