ハーバード大元学長、教職退くと大学新聞が報道 エプスタイン元被告との関係が調査対象に

ハーバード大での教官職を退く見通しと報じられたラリー・サマーズ元学長/Kevin Dietsch/Getty Images

ハーバード大での教官職を退く見通しと報じられたラリー・サマーズ元学長/Kevin Dietsch/Getty Images

(CNN) 米ハーバード大学の元学長、ラリー・サマーズ氏は、教員として今学期の勤務を続けることが不可能になる見通しだ。同大の広報担当者が大学紙「クリムゾン」に明らかにした。性犯罪で起訴され勾留中に死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告とサマーズ氏の関係を大学が調査しているためだという。

CNNは大学とサマーズ氏にコメントを求めている。サマーズ氏はクリントン政権の元財務長官で、オバマ政権の国家経済会議委員長を務めた経歴を持つ。

クリムゾンは大学広報担当者の発言として18日、ハーバード大がサマーズ氏とエプスタイン元被告との関係について調査を開始すると報じていた。先週公開された大量の電子メールから、両者の長年にわたる個人的なやり取りが明らかになったためだ。

同紙によるとこの調査では、大学に関係のある他の人々の役割についても検証する。これらの人々は連邦議会下院の監視委員会が公開した数万ページに及ぶ文書への関与が認められている。具体的には同大名誉教授(米文学)のサマーズ氏の妻や、大学関係者(現職および元職)10人近くが含まれるという。

「大学は、新たに公開されたジェフリー・エプスタイン元被告の文書に含まれるハーバード大学の個人に関する情報を精査し、どのような措置が必要かを評価している」と、同大広報担当者ジョナサン・L・スウェイン氏はクリムゾンに語った。

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