舛添要一氏が私見、テレビ出演の“中国専門家”の解説に違和感「中国の今を知らない」
前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が21日、YouTubeチャンネルを更新。中国の現状について語るとともに、日本の報道番組などに出演する“中国専門家”を疑問視した。 【写真】“両手ポケット”の中国外務省局長 舛添氏は、高市早苗首相の台湾有事をめぐる発言に端を発した日中外交問題について取り上げる中で、現在の習近平体制に対する見解について「私は多くの日本にいる中国専門家は間違っていると思っています。テレビなんかで解説してる彼らの言うこと聞いてますと『おい、ちょっと違うな、おかしいな』と思うんです」と言及。自身は、ひんぱんに中国を訪れて、習近平政権の幹部らとも面会したり、来日した中国代表団とも会談するなどしていることから「今、中国で起こってることがよく分かるわけです」とした上で、「ところがですね、テレビなんかで解説してるいわゆる中国専門家は4~5年ぐらい中国に全く行ってないんです」と指摘した。 そうした専門家らが中国を訪問していない理由については「スパイ容疑で捕まるから怖い」と推察。「これは怖いと思います」とおもんぱかりつつ、「しかし4年も行ってない、つまり4~5年以上前の自分が知ってる中国を今テレビなんかで解説されても『ちょっと待ってくれよ』と。私が毎日見るのと違う」と違和感を示し、「それを平気で使うマスコミもマスコミだと思いますけれども、本当に間違っているんです」と嘆いた。 続けて、電子自動車やドローン、AIなどのデジタル分野の進歩が著しい中国の現状を紹介。「もう人々の生活は全部、スマホだけで足りる。支払いも全部デジタル化が進んでいて、監視カメラがあらゆるところにあるから、私が北京で買い物すれば、何をどこで何時何分何秒に買ったかまで全部、当局は把握している。昔みたいにスパイを尾行して取り締まるみたいな、そんなバカなことはやらない。全部監視カメラでできるんで」と説明し、「ところが(日本のテレビで中国について解説する専門家は)全くそういう今の事情を知らないで、自分が行っていた5~6年前の話をしてるんです。で、それをみんな信じちゃっている」とピシャリ。「中国の今を知らない、今の中国に行っていない専門家の話を聞いちゃだめだと思う」と語った。 また、そうした中国専門家らが習近平体制について「今にも崩壊しそう。いつ失脚するかわからない」などといった見解を示していることに「私は全く逆だと思います。盤石です。しっかりしてる。揺れがないですよ」と異を唱え、「中国に行って実態を見てるビジネスマン、北京や上海で仕事してる人たちはみんな大体、私と同じ考え。日本のテレビなんかで解説してる、中国に行かない中国専門家の方が大きく間違ってると思ってます」と私見を述べた。