児童養護施設側の回答は…

質問状では、平山さんが民事訴訟を起こしたこと、そして施設内で性的虐待が行われたことへの受け止めを尋ねた。

社会的に弱い立場にある人々を守り支えることを使命とする当法人内で、このような卑劣な犯罪が起こったことは痛恨の極みであり、被害者である平山様に筆舌に尽くしがたい苦しみを与えたことに改めて心からお詫び申し上げます。
民事訴訟が提起されたことにつきましては、当法人としても大変重く受け止めており、被害を受けられた平山様の苦しみ・悲しみ、怒りがいかに大きいものであるか改めて痛感しているところです。

「再発防止のための再建計画」とは

職員による性的虐待については以下のような回答だった。

今回の事件につきましては、加害者本人の特性があるものの、組織自体の管理態勢にも問題があったものと受け止めています。そのような観点から、当該施設の全職員を対象としたアンケート調査等を行い、今回の事件の背景要因を把握するように努めました。
また、外部有識者も加えた委員会を設置して、事件の分析を行うとともに、再発防止のための再建計画を策定いたしました。
その後は、類似事件の再発はもちろん、子供の人権を侵害するような事案を絶対に起こさないよう、再建計画に掲載された8分野58項目の取組をシオン園及び法人全体で進めているところです。

なお、同種案件の裁判例から、加害者の元職員は当時公務員に該当し、本来、損害賠償義務を負うのは慈愛園ではなく熊本市ではないかと主張している。

質問に対する慈愛園側の回答書
質問に対する慈愛園側の回答書